こんにちは、今日は糖尿病についてです。 糖尿病とはインスリン分泌量の低下やインスリン感受性の低下などのインスリン作用不足によって起こされる、高血糖状態を特徴とする代謝症候群です。 以下 4つのうちのいずれかが当てはまると糖尿病型とされ、他の症状と合わせて医師が糖尿病と診断します。 ①早朝空腹時血糖値126mg/dL以上 ②75gブドウ糖を飲み時間後の血糖値200mg/dL以上 ③随時血糖200mg/dL以上 ④ヘモグロビンA1c(HbA1c)が6.5%以上 また、空腹時血糖値が100mg/dL以上や HbA1cが5.6%以上にの数値ですと「血糖値が高めですね」と言われたり、40歳以上ですと特定保健指導の対象になり得ます。 糖尿病によって高血糖状態が持続すると様々な合併症を引き起こすことが知られています。合併症には急性のものと慢性のものがあり、慢性合併症は一度発症してしまうと治癒は難しく、緩やかではありますが、生命予後の悪化やQOL(生活の質)が下がったりします。 糖尿病の合併症には感染症も含み、歯周病も感染症であるため、歯周病は糖尿病の合併症の1つとされています。 糖尿病の方、歯周病はありませんか? 歯周病の方、最近の健康診断で血糖値はいかがでしたか? 血糖値が高め・・・と言われていらっしゃる方、最近、歯科検診は受けられましたか? 糖尿病も(血糖値が高めの方も!)歯周病も放って置いても良いことは起きません。。。 糖尿病、血糖値高めの方で暫く歯科にかかっていらっしゃらない方! ぜひ一度 歯科検診を受けてみましょう! プルチーノ歯科・矯正歯科でお待ちいたしております!
こんにちは。 今回からは歯周病と糖尿病についてのお話を始めます。 糖尿病と歯周病は双方向の関連性が指摘されている慢性疾患で、長年の数々の研究において糖尿病による高血糖状態は、歯周組織に悪影響を与えることが指摘されています。 前回までのお話の通り、歯周病は口腔衛生状態の悪化によって発症しますが、進行については全身疾患、遺伝要因(宿主因子)、環境因子(喫煙・ストレス・食習慣など)が関与し複雑な病態・個人差が出ます。 糖尿病もまた宿主因子・環境因子が関連し、複雑な全身合併症を伴うことがあります。 次回は糖尿病とは のお話です。
歯周炎、肥満、糖尿病、関節リウマチなどを含む多くの炎症状態におけるメカニズムの理解は完全でないものの、自然・獲得の両免疫システムが同調して炎症反応や組織破壊に関与していることが分かっています。 健康な時は歯肉や自然免疫は自然なバリアーとして機能し細菌の侵入を予防する。しかし、歯周病では歯肉ポケットは細菌に対して脆弱であり、細菌の入り口としての役割をはたしてしまい、ブラッシングや咀嚼で血中に細菌が入り込み(菌血症)全身的に広がり顕著な全身性炎症を惹起します。 歯周病は、歯周ポケット内の感染がいくつかの経路を経て、全身疾患を引き起こします。 次回からは 歯周病と糖尿病 についてのお話です。
前回の最後に感受性が高いと歯周炎に発展してしまうとお話ししました。 感受性とは簡単に言うと歯周病へのなりやすさを表します。 こちらは、1986年に発表された研究です。 スリランカの紅茶農園の労働者480名を対象に15年間経過を追ったところ 同じ環境で生活しているにもかかわらず、歯周炎の重症度や範囲に大きな差が認められた。 歯周病の発言や説明をするのに細菌性プラークや生活習慣だけでは十分でなく 患者固有の感受性が大きく関わっていることが明確になった。(Dd社:歯周病と全身疾患から引用) というものです。 同様の報告がスウェーデンの大学病院やアメリカの歯周専門医でもなされ、 国、人種を超えて存在することが分かっています。 感受性が高いと、歯周病が重症化しやすくなります。 上の図でもわかるように8割の人は軽度・中等度まで進行する可能性が高いので まずは歯磨きをしっかりし、歯医者へ定期健診を受けに行き 歯茎を良い状態に維持しましょう! プルチーノ歯科・矯正歯科でお待ちしております★
こんにちは。 プルチーノ歯科・矯正歯科ではご希望の方にはアロマフェイスタオルを使用させていただいておりますが、やっとハーブティの準備が整いました。 今後は患者様がよりリラックスしていただけるよう、ご希望の方にはハーブティの提供をさせていただきます。 毎日ではありませんが、ハーブの種類を変える予定ですので、お楽しみいただければと思います。 尚、診療内容によっては提供出来ない場合もございますので、ご了承ください。