矯正歯科医が解説します!顎変形症の外科治療と歯科矯正治療について
24.10.23
カテゴリ:BLOGインビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正一般歯科矯正歯科
顎変形症とは 顎変形症(がくへんけいしょう)とは、上下の顎骨の形や大きさ、位置などのバランスの異常によって起きる、顔の変形や咬み合わせの問題(不正咬合)などの症状が起きている状態の総称です。 ①下顎前突症(かがくぜんとつしょう) 顔を横から見た時に、下顎が上顎よりも前に突き出している状態で、三日月の様にも見えます。 日本人の顎変形症の中では一番多く、「受け口」や「しゃくれ」と呼ばれることもあります。 歯の咬み合わせは通常は上の歯が下の歯に少しかぶさるようになっていますが、下顎前突症の場合には下の歯が上の歯にかぶさるようになることがよくあります。(反対咬合) ②上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう) 顔を前から見た時に、下顎の位置よりも上顎が前へ突き出して見える状態です。これも日本人に多くある症状で、「出っ歯」などと呼ばれる状態です。 上顎前突症の場合には、上の歯が下の歯にかぶさり過ぎてしまう状態(過蓋咬合)になる事があります。 また、口を開けて笑った時に上顎の歯茎(ピンク色の歯肉)が目立つ(ガミースマイル)ことがあります。逆に口を閉じていても自然に口が開いてしまう(開口)ことがあります。 ③小下顎症(しょうかがくしょう) 下顎の骨があまり発達せずに小さく、横から見ると下顎が引っ込んだように見えます。顎が小さいので歯が並ぶスペースがあまり無いことが多く、歯並びが悪くなる事がよくあります。 ④開口症 奥歯は問題なく咬めているのに、上下の歯と歯槽骨が前に飛び出している状態。口もとが突き出たようになり、口を閉じるのが難しくなります。無意識に口が開いてしまうのも特徴です。 顎変形症によって現れる症状 顎変形症では咬合不全が起きやすくなりますが、自覚症状が出にくい場合があります。それは、わたしたちの体にはうまく機能していない器官を他の器官で補おうとするからです。 この場合は顎の機能を口の中の機能が補おうとして、無理やり咬み合わせがあった状態にしようとします。しかし無理に咬み合わせていたとしても、それに伴う症状は出てきてしまいます。 ・上手く食べ物を咬んだり飲み込むことができない(摂食嚥下障害) 口から食べ物を取り入れると、歯で咬んだり舌ですりつぶし唾液と混ぜることで食塊を形成します。 顎変形症になると、咬み合わせが上手く合っていないので食べ物を咬んで小さくするのが難しくなり、舌も動かしにくくなるため食塊を形成するのが難しくなります。 食塊が上手く形成されていない状態で飲み込もうとすると、喉や食道に大きな負担をかけます。また、食物を分解して吸収するのも難しくなってしまい、胃などの内臓にも大きなストレスをかけます。 また、麺類などを噛み切るのが難しくなります。 ・言葉の発音がしにくい(構音障害) 口を上手く閉じるのが難しい場合、音によっては発音が難しい場合があります。 また、舌の動かし方にも影響が出てくるので発音しにくいことがあります。 ・気付くと口が開いているので、口の中が乾燥しやすい(ドライマウス) 咬み合わせが上手く合っていないと、自然と顎が開いてしまうことがあります。 そのせいで口の中が乾燥してしまい、細菌などが喉に入りやすい状態になってしまいます。また、むし歯や歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、むし歯や歯周病のリスクも高くなります。 ・顎関節に痛みが出る(顎関節症) 咬み合わせが上手く合っていない状態で物を噛んでいると、無意識に顎に負担をかけてしまいます。 その状態が続くと、口を開けたり噛みしめるときに顎に痛みが出てしまったり、上手く動かなくなってしまうことがあります。 ・無呼吸症候群やいびきの原因になる 睡眠中は筋肉が緩みやすくなるので、噛み合わせなどに問題があると口が開きやすくなります。 また喉に舌が落ちやすくなり(舌根沈下)、それらが原因で無呼吸症候群が起きてしまったりいびきの原因になることが考えられます。 これらの症状があると、睡眠の質が低下してしまい日中の活動にも支障がでることがあります。 ・衝撃を受けると顎が骨折しやすい 人は外からの衝撃を顔に受けそうになった時、無意識に歯を食いしばり顎を固定します。しかし、咬み合わせが上手くいっていない場合はうまく食いしばることができず、顎に衝撃が伝わってしまいます。このことから、顎変形症が無い場合に比べると顎の骨折の可能性が高くなるといえます。 顎変形症になる原因 顎変形症は上下の顎骨の大きさバランスが整わないことでおこりますが、多くの場合で原因は不明です。 影響を与える事としては、遺伝や口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)などによる先天性の要因と、舌の癖や指しゃぶり、事故によるケガなどの後天性の要因が考えられます。 先天性の要因の場合は小さなころから異常が明らかになる場合もありますが、顎骨は20歳くらいまで成長を続けるため年齢を重ねてから異常が分かることもあります。 また、近親者に顎変形症の病歴がある場合には、事前に予測することもできます。 顎変形症の予防策としては、指しゃぶり、頬杖などの癖をやめることも重要です。 顎変形症の診断 顔は多くの部位から作られているので、関係する診療科(矯正歯科、口腔外科、形成外科など)がそれぞれの分野で検査した結果を持ち寄った総合的な結果から、顎変形症に関する正確な診断が下されます。 検査内容としては、口腔内(口の中)の診察、噛み合わせの検査、頭部レントゲン撮影、CT撮影などがあります。外見や骨格からの評価と、機能的な評価を総合し診断し、治療計画がつくられます。 顎変形症の治療 治療に関しても、外見の治療と機能的な治療の両面から行われます。顎の位置を正常に戻すことで顎変形症の症状が改善することもありますが、噛み合わせの修正や舌の動かし方などの機能訓練が必要な場合もあります。この場合は、言語聴覚士のリハビリなど多職種との連携も必要になる事が考えられます。 顎変形症の主な治療法としては、外科手術と歯科矯正治療が行われます。 1.外科手術 顎の形成が必要な場合には、「骨切術」という手術がよく行われます。 この手術は、手術痕を目立たなくするために、多くの場合口の中から行います。 顎の骨を小さくする場合、余分な顎骨を切り取って前後の部分を合わせてプレートで固定します。プレートは時間がたてば自然に吸収される素材のものか、チタンプレートが使われます。チタンプレートの場合、必要に応じて後に除去手術を行います。 2.歯科矯正治療 軽度の顎変形症の場合は、顎の大きさや形を変えずに顎や歯の位置を歯科矯正治療で動かすのみの場合もあります。 また、外科手術をする場合でも手術を行う前や後に歯科矯正治療で歯ならびを整えておくことで、顎変形症の再発の予防につながります。 歯科矯正治療は、歯並びを整え見た目をきれいにする(審美的)目的の場合には、公的医療保険外の場合があります。 しかし顎変形症の外科手術を行う場合、手術の前後に歯科矯正治療をした場合には「顎変形症の治療のための歯科矯正治療」であると認められるため、公的医療保険が適用されます。 顎変形症の影響は、顎だけではなく口の中の機能にも影響があります。顎変形症の疑いや気になる症状がある場合には、歯科医院などで相談してみてください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、24時間webで診療予約をおこなっています。 歯科矯正治療の専門医が、あなたにあった治療法についてくわしく説明いたします。顎の症状や歯科矯正のこともお気軽にご相談ください。
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日本は世界で少ない国民皆保険制度を取り入れた国 「国民皆保険」という言葉を知っていますか?これは日本の医療保険の制度の事で、「原則として日本国民全員が公的医療保険に加入し保険料を支払うことで、医療行為を受ける時のお互いの負担を軽減する制度」の事です。 「自助・共助・公助」でいうところの、「共助」にはいります。また、医療保険制度の安定のために税金も使われているので、「公助」でもあります。 海外の多くの国々では、医療保険の加入は個人でのみ行うもので入っていないという人も多くいます。そのため、同じ医療行為を受けたとしても負担金が大きく違ったり、場合によっては医療行為を受けることができないこともあります。 このような海外の国々に比べると、日本は医療行為を安心して受けることができます。 日本に住んでいる人は、基本的に国民健康保険や共済保険、社会保険健康組合保険などの、公的医療保険に加入しています。どの保険に加入するかは勤め先や年齢にもよって違いますし、負担する毎月の保険料に関してもそれぞれ違います。 また、病院の窓口で支払う治療費の負担割合も人によって違います。 保険料や負担割合は、その人の年齢、家族構成や経済状況などによってそれぞれの医療保険組合が決定しています。 公的医療保険を使って診療を受けることができるのは、保険医として認められた医師による治療のみです。そして、保険医が医療行為を行う医療機関の事を保険医療機関といいます。 保険医療機関に診療の対価として支払われる費用の事を「診療報酬」と呼び、医療行為ごとに厚生労働大臣が定めた保険点数を合算していくことで、算出します。 保険点数は「1点=10円」と定められていて、全国どこでも同じように適用されます。 こうして算定された診療報酬のうち、患者さんの加入する医療保険組合が定めた負担割合の金額を窓口で受け取り、残りは医療保険組合に申請して支払ってもらうのです。 この申請のことを「保険請求(レセプト請求)」と呼びます。保険請求は翌月の10日までに各保険組合に申請を出して受理されると、診療報酬を受け取ることができます。 保険医療機関の窓口で保険証やマイナンバーカードの提示を求められるのは、その人がどの医療保険組合に加入しているのかと負担割合を確認するために重要なことなのです。 公的医療保険に定められている治療内容(保険医療)は限定されていて、場合によっては希望したような医療行為を受けることができないこともあります。 保険医療では、「この傷病名の場合は、この治療」という風に、傷病名ごとに行える治療内容が限定されています。保険医療に適用される治療は、「多くの人が該当する治療法である」などいくつかの条件によって定められています。 これは、公的医療保険が加入者の支払っている保険料から診療報酬を支払うため、できるだけその診療報酬の金額を高くしないためのものです。 例えば、『がん治療のために新しい治療法を受けてみたいけど、その治療法がまだ新しくて効果が必ずでるとは認められておらず、公的医療保険に定められていない』などの場合には、患者さんが全ての医療費を支払う必要があるので、高額な医療費を負担することになります。 このように、公的医療保険外の医療行為を「保険外医療」といいます。 その他には、「肌をきれいにしたい」や「脱毛したい」など見た目をきれいにするための医療行為は、『ケガや病気が理由ではない医療行為』に該当するため傷病名をつけることができません。この様な場合には、保険外医療とみなされます。 保険外医療は患者さんご自身の費用負担は大きくなりますが、そのかわり自分に合った自由度の高い医療行為を受けることができるというメリットもあります。 歯科では、保険医療と保険外医療の内容はどのように違うのでしょうか。 歯科医院で行う治療に関しては、他の診療科よりも保険外医療を使う場面が多くあると思います。 たとえば、インプラント治療も保険適用はされません。インプラント治療は歯を失った箇所に金属などの素材で作られた土台を顎骨に埋め込み、その上に被せものをつけるといった外科手術が必要な治療です。 しかし、歯を失った場合にはインプラント治療以外にも「入れ歯」や「ブリッジ冠」などの保険適用になる治療法があります。入れ歯やブリッジ冠は外科治療をする必要がなく、安全性も高いので多くの人が受けている治療法です。インプラント治療は、現状では治療を受ける患者さんも入れ歯やブリッジ冠に比べると少なく、「見た目をきれいにするため」などの医療目的以上の理由もあるということで、保険適用外となっています。 他にも、むし歯の治療後に被せる冠に関しても保険外医療のものがあります。 前歯の冠を入れる場合には、保険適用の治療では合銀で鋳造されている前面のみが白い陶器で内側(口蓋・舌側)は銀色のままの補綴物(ほてつぶつ)を装着する処置が行われます。 医療行為を行うという意味であればそれでも問題ないですが、審美的な理由で内側も白い補綴物(セラミックなど)にしたい場合には保険外医療となります。 最近では、保険適用の補綴物のなかにもプラスチック製の前面が白くなっているものもありますが、これは強度の問題などから適用されるための条件が厳しく定められています。この場合は保険医が条件を満たしていると判断した場合のみ、保険適用の治療として認められます。 また歯を白くするためのホワイトニング治療などは、ケガや病気が理由ではなく審美的な目的とみなされるため、保険外医療となっています。 では、矯正歯科治療の場合はどうなのでしょうか。 矯正歯科治療は、保険医療と保険外医療の両方のケースがあります。 矯正歯科治療の目的は、咬合不全(咬み合わせが上手くいかず、食事や呼吸をすることなどに問題がある)の改善や顎変形症(顎が変形したことが原因で、痛みなどがある)の治療目的の場合と、見た目が悪く歯並びをきれいに直したいなどの審美的な目的の場合が考えられます。 ①「厚生労働大臣が定める疾患」が起因した咬合異常に対しての矯正歯科治療 ②前歯か小臼歯(臼歯のうち前から2本目まで)の永久歯が上手く生えてきていないことで咬合異常が起きていて、特別な外科手術を必要とする状態の場合に行われる矯正歯科治療 ③顎変形症による特別な手術をする場合の手術前または手術後に行われる矯正歯科治療 この3つに該当した場合には、矯正歯科治療に医療保険が適用されます。 しかし、この条件を満たす患者さんはあまり多くないと思われるので、矯正歯科治療を保険医療として受けるのは難しい場合が多いと思われます。 ですが、保険外医療の場合には患者さんそれぞれのニーズに合った治療方法を制限されることなく選ぶことができます。 保険外医療は必ずしも必要な医療行為では無いこともあるかもしれませんが、私達の生活を豊かにするためには必要なものだと思います。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、痛みも少なく見た目にも目立ちにくいマウスピースを使った最新の治療法、インビザライン矯正を行っています。患者さんそれぞれのご希望やお悩みに合わせた治療を一緒に考えながら計画して行いますので、安心してご相談ください。
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目的に合う歯科ををどう選ぶか 歯科医院を選ぶときに、あなたはどんな基準で探していますか? 家から近い所を探したり、診療時間がちょうどいい所を探しているのでしょうか。 同じ歯科でも、実は診療をしている内容が違うことがあるんです。 歯科医院は「歯科」という医療の科目の一つになります。歯科の中でも、口腔外科や矯正歯科のように歯科医院によっては、医院名に治療内容が歯科医院の名前についているところもあります。保険診療を行っている歯科医院には標榜(ひょうぼう)というものがあって、医院名につけることができる内容は決まっています。標榜に使うことができるのは、「歯科」「口腔外科」「小児歯科」「矯正歯科」の4つのみです。 ではむし歯治療や歯周病の為の歯石除去などをするような、一番身近ですぐに頭に浮かぶような歯科はそのうちの何ににあてはまるのでしょうか? 最近では、むし歯治療や歯周病治療などの治療を行う歯科は、「一般歯科」と呼ばれることが多くなっています。 「一般」とは辞書によると、「よく知られている」や「普通」という意味の言葉です。多くの人が歯科と聞いて思い浮かべるような診療内容を行っているので、「一般歯科」と呼ばれるようになったようです。 「一般歯科」と表示している歯科医院でも、部分矯正などの矯正治療や口腔外科治療を行う歯科も中にはありますが、あまり専門的な内容の治療はしない所が多いです。 矯正歯科治療は、口腔内(口の中)の機能を問題なく使えるように整えたり、顎関節症の治療や頭痛の改善などの目的や、歯並びなどの見た目をきれいにするために行われる歯科治療です。 治療は永久歯が生えそろう頃に始めることが多いですが、顎の大きさや乳歯の生え変わりの状況などで将来的な問題が想定される場合は、乳歯の頃から治療を始めることもあります。また、成人してからでも矯正治療を受けることもできます。 矯正歯科治療は口腔内とその周りの状態を大きく変える治療なので、それを行う歯科医師にはそれに見合う専門知識と技術が必要です。 矯正治療を専門的に行っている歯科医院では、矯正歯科治療を検討している患者さんに分かりやすいように「矯正歯科」と標榜している歯科医院がほとんどです。 矯正歯科治療は、歯科の治療科目の中でも専門性の高い科目です。また診療は健康保険の適用外である事が多いので治療費も高くなりやすく、治療時間も他の科目より長くかかります。そのため、治療を受ける歯科医院は慎重に探すことが大事です。 「矯正歯科」の看板を出している歯科医院は、矯正歯科治療に長けている歯科医がいるのだろうと思われがちですが、標榜は歯科医師免許を持っている歯科医師であれば好きなものを出すことができます。つまり、矯正歯科の知識や経験があまり多くなくても「矯正歯科」と名乗ることはできるのです。 また、矯正歯科治療と一言で言っても、目的によって様々な治療法があります。 矯正歯科というと、歯を動かしてきれいに整えるイメージが大きいと思いますが、それだけではありません。矯正歯科では、顎の大きさや位置を調整する治療もすることがあります。この場合には、ヘッドギアという大きな装置をかぶって顎の成長を促したり逆に抑制したり、歯の内側に顎を押し広げるような装置をつけたりすることもあります。この様な治療を行う場合には、顎骨が成長段階のころから観察して治療の方針を考える必要があり、将来的にどのように成長していくかなどの診断も重要です。こういったことからも、歯科矯正治療を行うには専門的なスキルを持った歯科医師が重要であることが分かります。 では、どのようにして高い専門知識と優れた技術を持った歯科医師を探せばいいのでしょうか。 まず初めに、自分がどのような目的でどんな方法の歯科矯正治療を受けたいかをしっかりと考えることが重要です。 歯を動かす矯正治療に関しても、色々な治療法があります。 以前は歯の表面に装置を接着してワイヤーとゴムをかけ、ゴムの引っ張る力で歯を動かすワイヤー治療法が主流でした。しかしこの方法では、装置を患者さん自身が取り外すことができない為、違和感が大きく口の中に傷ができてしまったり歯磨きが上手くできずにむし歯や歯周病の大きな原因になってしまうという問題点がありました。また、見た目にも矯正装置が目立ちやすいのもデメリットの一つでした。 現在ではマウスピース矯正が登場し、注目を浴びています。マウスピース矯正は、自分の歯に合わせたマウスピースを定期的に交換していき理想の歯並びに近づけていきます。マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると痛みも少なく、食事やスポーツをする時には取り外しをすることができるので無理なく治療を続けることができます。歯磨きなどの口腔ケアをするのもワイヤー矯正に比べるとしやすく、マウスピースも洗うことができるので衛生面でも安心です。 その中でも最新の矯正治療法として世界各国で利用されているのが、インビザライン矯正です。インビザライン矯正は、患者さんの口のデータを3Dスキャナーで取り込み、現在の状況から矯正が完成したイメージ図までを作ることができます。完成図を見ながら歯科医師と相談して治療計画を立てていけるので、目的に沿った適切な治療を受けることができます。 インビザライン矯正は1日のうち22時間以上マウスピースを付けて治療をします。定期的に歯科医院にメンテナンスのために通い、歯科医師の指示通りに10日から2週間ごとにマウスピースを新しいものに交換します。 インビザライン矯正は、マウスピース矯正のメリットがありながら、完成図をみながら治療をうけることができるので、無理なく治療ができて安心です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科矯正治療の熟練した知識と技術を持ち、インビザライン矯正に関しても経験を積んでいると認定されたインビザドクターが治療をおこなっています。矯正歯科をはじめるのであれば、プルチーノ歯科・矯正歯科が安心です。 では、一般歯科と矯正歯科の違いは何なのでしょうか。 一言でいうと、「専門性の違い」です。 一般歯科にはむし歯治療や歯周病治療、親知らずの抜歯や簡単な部分矯正を行う歯科もあります。しかし、困難なケースが想定される場合の抜歯や、全体を動かすような大がかりな矯正歯科治療に関しては専門の歯科に紹介をすることが多いです。 「矯正歯科」と科目名がある歯科医院に関しては、ほとんどの場合で矯正歯科治療の専門的な知識と技術を持った歯科医師が在籍しています。しかし、標榜は歯科医師であれば専門的な知識や技術が無くても表示することができます。 その時に見るべきなのが、HPなどの歯科医院の紹介のなかにある歯科医師のプロフィールです。日本矯正歯科学会やその他の学会での認定医の記載があるかで、どのような診療に精通しているかを確認することができます。 インビザライン矯正は、歯科矯正の基本的な技術に加えてインビザライン矯正の知識と経験が一定以上蓄積されたベテランの歯科医師にインビザドクターの認定を行っています。矯正歯科の中でもインビザライン矯正を行っていない歯科もあるので、インビザライン矯正に興味がある人が歯科医院を探すときには、これも重要なポイントです。 プルチーノ歯科・矯正歯科には、インビザドクターの認定を持った歯科医師が在籍しています。24時間webから予約を行っていますので、興味のある方は最新システムを使った無料相談を受けてみてください。
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たくさんある歯科医院の呼び方 街中にある歯科医院の看板に「矯正歯科」「口腔外科」「一般歯科」と書いてあるのを見たことがありますか? 色々書いてあるけど、結局はどんなことをしている歯科なのかはよくわからないこともあるかもしれません。 看板は、わたしたちに色々な情報を伝えるためのものです。 選挙の看板には選挙の立候補者の情報が書かれていて、お店の看板にはそのお店の特徴や商品について書いてあります。 歯科医院の看板には、その歯科のある場所やどんな治療を行っているかなどの情報が載っています。ですが、歯科の場合には特別な決めごとがいくつかあります。 標榜科目とは、どのような診療を行っているかの種類(科目)の情報です。医療法の中で、歯科医院は限られた内容しか広告してはいけないと定められています。これは、患者さんがたくさんの広告から自分の行きたい医院を選びやすくするための法律です。 例えば、同じ治療内容でも「う蝕治療」と「むし歯治療」では、違う内容に思えてしまいます。 標榜科目として認められているのは 歯科 口腔外科 小児歯科 矯正歯科 の4つのみです。 「〇〇歯科」や「△△矯正歯科」などは、標榜に適した歯科医院の名前であるという事です。 歯科医院の名前だけではなく、どのような治療を行っているかという案内でも標榜は使われています。標榜は一つではなく「小児矯正歯科」のように4つの中で合わせて使うこともできます。 「歯科」という標榜について 「歯科」は、歯科医療機関であればどのような治療を行っている歯科医院でも当てはまります。最近では「一般歯科治療」と治療内容を説明してある歯科医院もあります。むし歯治療や歯周病治療など、広く診療しているところが多く、一般歯科とだけ書いてある歯科医院では専門的な治療をしている所は少ないようです。 「歯が痛くなったので、治療をしてほしい」「歯石を取ってほしい」などの時は、「歯科」という標榜の歯科医院にいかれて問題ありません。 「口腔外科」という標榜について 「口腔外科」とは、口腔(口のなか)や顎、顔面などの疾患を扱う歯科の事です。一般歯科では難しい親知らずの抜歯を行ったり、腫瘍の摘出手術を行ったりします。大学病院などの診療科の一つとしてある事が多いですが、歯科医院でも口腔外科を標榜している歯科医院はあります。歯科医院の場合は、抜歯やインプラント治療などを行っている所が多いです。 設備もスタッフも、口腔外科に特化した専門的な歯科医院です。 「小児歯科」という標榜について 「小児歯科」では、その字のごとく小児(子ども)を対象とした診療を行っています。以前は「むし歯ができてから歯医者に行く」というイメージが強く、子どもにとって歯科は少し怖いイメージを持たれることが多かったと思います。しかし今は「むし歯にならないように歯医者に行く」という考え方が浸透しているため、子どもの頃からむし歯予防をする事がスタンダードになってきています。 小児歯科は、生まれて初めて歯科医院にきた子どもさんでも緊張せずに処置を受けることができるように、色々と配慮がしてあります。例えば診療室の壁に子どもの好きな動物の絵が書いてあったり、子どもが好きなアニメをモニターで映しながら治療をする歯科医院もあります。 歯科のファーストステップとしては、親も子も安心して通うことができます。ただ、小児歯科の場合は大人の診療は行っていない場合もあります。ご家族で同じ歯科に通いたいと思われる方は、歯科医院に確認してみてください。 「矯正歯科」という標榜について 「矯正歯科」は、歯並びや噛み合わせを改善するための治療を行います。歯や顎骨に矯正器具をつけて位置を動かします。 矯正歯科治療は専門性の高い治療をおこなうため、高度な専門知識と熟練した技術が必要です。他の歯科治療に比べると費用も高く、治療期間も長くかかります。 しかし歯科医院が標榜するには特別な資格などは必要なく、どのような歯科医院でも標榜することができます。矯正歯科治療を受ける歯科医院を受けるときには、歯科医院のHPなどを確認して矯正歯科の十分なスキルを持った専門医がいる事を確認してから決めましょう。 標榜での治療科目の違いは説明しましたが、「歯科」と「矯正歯科」は具体的には何が違うのでしょうか。 「歯科」では、主にむし歯治療や歯周病治療などを行います。具体的にはむし歯を削って被せものを装着したり歯を抜いたり、歯周病治療のために歯石の除去や歯ブラシ指導を行います。 また、簡単な外科治療やインプラント治療などを行ったり、部分的な矯正歯科治療を行う歯科医院もあります。 しかし、標榜に「歯科」としか表記がない場合は難しい外科処置や、歯を大きく動かすような矯正歯科治療はしないことがほとんどです。専門的な知識や技術がある歯科医院は、医院の特徴として「口腔外科」や「矯正歯科」を表記していることが多いからです。 「矯正歯科」では矯正歯科治療を主にした治療をおこないますので、ほとんどの医院で矯正歯科治療に関しての技術や専門的な知識を持った専門医がいます。ただし、標榜を見ただけではどれほどの専門的な知識や技術を持っていたり、どんな矯正歯科治療を得意としているかまでは分かりません。 歯科医院のHPなどをみてどのような治療を行っているのかや歯科医師の経歴などを確認しておきましょう。 先ほどお話ししたように、「歯科」ではむし歯治療などを主に行っていて「矯正歯科」では矯正歯科治療を主に行っています。 では、「矯正歯科」ではむし歯治療や歯を抜いたりはしないのでしょうか。これは歯科医院によっては異なりますが、矯正歯科の中には矯正歯科治療以外は行っていない医院もあります。 矯正歯科治療は歯に器具を装着したりする場合もあり、歯ブラシがうまくできずにむし歯になるリスクが高くなります。それに、矯正治療中はお口の中の状況が大きく変化していくこともあって、むし歯になってしまうこともあります。 また、矯正歯科治療の内容によっては抜歯をしなければならない場合もあります。 こういった場合は、通っている矯正歯科とは別に「歯科」に通う必要があります。 矯正歯科治療のみを行っている歯科医院は専門性が高く難しい矯正歯科治療などにも対応している場合が多いですが、このようにいくつもの歯科医院に通わなければいけない場合もある事を理解しておくことも重要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、歯科医院の名前にもあるように「歯科」も「矯正歯科」もどちらも標榜しています。 むし歯や歯周病治療のみで通うこともできますし、もしも矯正歯科治療の途中でむし歯になったとしてもプルチーノ歯科・矯正歯科であれば安心してむし歯治療を受けることができます。 矯正歯科治療に関しても最新治療を取り入れていて、むし歯や歯周病になるリスクが低いマウスピースを使ったインビザライン矯正を受けることもできます。また、子どものためのインビザライン矯正「インビザライン・ファースト」も導入しており、子どもの矯正治療や歯科治療にも対応しています。 ご家族みなさんで「歯科」としても、「矯正歯科」としても通っていただくことができます。
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矯正治療を検討している方で「費用の支払い方法」は大切なポイントではないでしょうか? 今回はプルチーノ歯科・矯正歯科が、数多くある支払い方法の中のひとつ「デンタルローン」について解説していきます。 高額になることが多い矯正治療の支払い方法選びにぜひ参考にしてください。 Contents1 2 2.1 低い金利2.2 返済計画が立てやすい2.3 貯金がなくても矯正治療が行える3 3.1 歯科治療にしか使えない3.2 借り入れまでに時間がかかる3.3 全員が利用できるわけではない4 5 6 6.1 Q.主婦や学生でもデンタルローンを利用できますか?6.2 Q.デンタルローンはどのような歯科治療に利用できますか?6.3 Q.デンタルローンはいくらまで融資が受けられますか?6.4 Q.医療費控除は受けられますか?6.5 Q.デンタルローンの審査には在籍確認はありますか?6.6 Q.矯正治療の付属品はデンタルローンに入りますか?7 デンタルローンの注意点8 9 9.1 各種支払い方法に対応9.2 幅広い診察内容 デンタルローンは矯正治療といった高額な歯科治療の費用を「ローン」で支払うために作られた「目的別ローン」のひとつです。 目的別ローンとは住宅ローンや自動車ローンと同じく「特定の目的のために利用可能」なローンのことです。 デンタルローンは「歯科治療専用」のローンになるので歯科治療のみ利用が可能になります。 基本的には銀行などの金融機関で契約を行いますが、歯科医院と提携し直接申し込みをする提携デンタルローンというものも存在します。 デンタルローンのメリットを紹介します。 デンタルローンのメリットは以下の3点です。 低い金利 返済計画が立てやすい 貯金がなくても矯正治療が行える 低い金利 1つ目は、金利が低いことです。 デンタルローンの金利は5%ほどとなっており、クレジットカードの一般的な金利の15〜18%と比べると低い金利で利用できます。 金利が低いと支払いの総額を抑えることが可能になります。 返済計画が立てやすい 2つ目は返済計画が立てやすいことです。 デンタルローンは支払いのプランを自分で決めて無理のない範囲で毎月支払うことができます。 支払い回数は最大120回なので、毎月の出費を抑えながら矯正治療を受けられることが特徴です。 しかし支払い回数を多くし過ぎると、その分金利が多くなり総支払額が高額になるので注意が必要です。 貯金がなくても矯正治療が行える 3つ目は貯金がなくても矯正治療が行えることです。 矯正治療を行うためには高額な費用が必要になるため、1回で費用を支払うにはまとまったお金が必要なので貯金がないとできません。 デンタルローンを利用すれば貯金がなくても矯正歯科治療を行えるので、自分が治療をスタートしたいタイミングで始められます。 デンタルローンのデメリットも紹介します。 デメリットは以下の3点です。 歯科治療にしか使えない 借り入れまでに時間がかかる 全員が利用できるわけではない 歯科治療にしか使えない 1つ目は歯科治療にしか使えないことです。 デンタルローンは歯科治療限定で利用できますので、他の用途には利用できません。 例えば矯正治療に合わせて、歯のメンテナンス用に高性能な電動歯ブラシの購入を考えている場合は、電動歯ブラシにはデンタルローンは利用できません。 矯正治療以外の利用も検討している方は他のローンを検討する必要があります。 借り入れまでに時間がかかる 2つ目は借り入れまでに時間がかかることです。 デンタルローンは申請後の審査に1〜2週間ほど必要になります。 すぐに治療をスタートしたくてもすぐには利用ができないので注意が必要です。 全員が利用できるわけではない 3つ目は全員が利用できるわけではないことです。 デンタルローンには審査があり、審査に通らないと利用ができません。 年齢や収入の審査がありますので、審査に落とされる可能性もあることを理解しておきましょう。 デンタルローンが利用できる条件は金融機関によって異なりますが「安定した収入があること」「18歳以上または、20歳以上」「65歳未満であること」などがあげられます。 審査にあたって「属性情報」「信用情報」「他社の借入状況」を確認されることが多いとされています。 属性情報とは、申込者の家族構成や住んでいる地域といった情報です。 信用情報は、過去のローン契約の経歴やクレジットカード、カードローンの情報、信用事故などがないかです。 他社の借り入れ状況は、他の金融機関での利用の件数や借り入れの残高などがあげられます。 デンタルローン以外の支払い方法としては、「現金一括払い」「クレジットカード払い」 「院内ローン」「フリーローン」などがあげられます。 現金一括払いは初回に一度で全て支払うので、金利もかからずその後の毎月の支払いもないので、気持ちも楽に治療を進められます。 クレジットカード払いに関しては、カード会社によってさまざまなポイントが付与されてお得に利用が可能です。 院内ローンは歯科医院が独自で実施しているローンで、金利がかからない場合もあります。 フリーローンに関しては、借り入れの目的が決まっていないため矯正治療以外での利用も考えている方はフリーローンを利用しましょう。 ローンによって金利が変わるので注意しておきましょう。 Q.主婦や学生でもデンタルローンを利用できますか? 安定収入があり、信用情報に問題がなければ利用可能なケースが多いです。 学生の場合は親などの保証人が必要になることがあるので注意しましょう。 専業主婦などは配偶者に収入があれば、配偶者名義での申し込みや保証人になってもらうことで利用可能な場合があります。 Q.デンタルローンはどのような歯科治療に利用できますか? デンタルローンは「歯列矯正」「インプラント」「セラミック」「ホワイトニング」などの歯科治療にご利用が可能です。 不明な場合は、担当の歯科医師に相談してみてください。 Q.デンタルローンはいくらまで融資が受けられますか? デンタルローンの融資額の上限は、500〜800万円ほどが一般的とされています。 種類によって変わり、矯正治療に必要な分だけ借り入れを行い返済していく仕組みになります。 Q.医療費控除は受けられますか? 医療費控除対象の場合もあります。 審美歯科の場合は対象にならないので注意が必要です。 医師が「噛み合わせといった機能的な問題があって、矯正が必要」と診断した場合に利用できます。 また、デンタルローンの金利や手数料相当は控除の対象外になるので注意しておきましょう。 歯科医院の領収書やローン契約書や信販会社の領収書は必ず保管しておくようにしましょう。 Q.デンタルローンの審査には在籍確認はありますか? […]
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