日本小児歯科学会などの日本の学会が認定する専門医とは? 小児歯科の専門医のいるクリニックのご紹介
25.04.15
カテゴリ:BLOGインビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正予防歯科治療小児矯正
小児歯科の治療とは 歯科は、乳幼児から老年までライフスタイルなどに合わせた専門的な科目があります。 小児歯科は、体が成長段階の段階の子どもたちのための歯科です。 何歳から何歳までという規定はありませんが、日本国内の医療現場では「生まれてから成人(20歳以上)と同じ内容の治療や薬の使用量が適当ではない」場合には、小児に対応した治療を行うとされています。 つまり、体がまだ成熟していない幼稚園児・小学生や中学生ごろなどは、大人と同じ治療のあり方や薬剤の使用で悪影響が考えられる場合には小児としての治療が適しているとみなしているという事です。 発育には個人差がありますが、成長の途中で治療を必要とする病気や発育不全などが検査や診察の結果で認められる場合もあります。そういう場合には、その治療に適した病院や診療所をみつけて受診することが必要不可欠となります。 歯科では、顎や口の周りの動きに関係する筋肉や骨格などの発達が未熟であったり、それに伴う病気の為に起きる症状や問題の解決のために、小児歯科で専門的な治療を行うことがあります。 そのような時に、やはり小児歯科の中でもその治療に特化した専門性を持った歯科医師を選ぶことは非常に重要です。 患者さんが選んで来院した歯科医院で対象の治療を提供していない場合、他のクリニックの診察の受診をお願いする場合もあります。 また、小児歯科では、乳歯(子供の歯)と生え変わりはじめた永久歯(大人の歯)や口周りの器官(骨格や筋肉など)に関しての治療や疾患の予防を行っています。 今回の記事では、小児歯科の中でもよく行われている治療に関しての解説と、小児歯科の専門医の資格についてご案内していきます。 小児歯科は、こどもさんの歯やお口の機能の成長に非常に大切な役割を持っています。体の発達段階において、体に必要な基本的栄養素を口から体に取り込むことは必要不可欠であり、その後の人生において健康を保ち充実した生活をするためにも重要な意味を持つと言えます。 そのため、小児に関して専門的な知識を持ち、歯科治療に関しても必要な知識と技術を持った専門歯科医師が小児歯科に携わり治療を推進する事はとても有意義なことです。 日本小児歯科学会の専門医とは 日本小児歯科学会( Japanese Society of Pediatric dentistry.)では、それぞれの地域での小児歯科医療の核となり国民に対して安心で安全な歯科医療を提供するために、日本小児歯科学会のガイドラインに表示されている内容に沿ったセミナー発表や研修を受けて小児歯科医療に関しての専門的な学術知識と技術を持ち、公益的使命と社会的責任を有すと審査などで統一された判定基準を満たしていると認められ、専門医の認定申請をした歯科医師会員を小児歯科専門医や指導医と位置づけて認定する資格認定制度を定めています。また、会報誌のアーカイブや認定された歯科医師の記載された名簿資料は各地方(北海道などの北日本地方・関東地方・中部地方・近畿地方・中四国地方・沖縄や九州地方)ごとにホームページにて公開しているので、ダウンロードして見ることができます。 小児歯科は、子どもさんに合わせた治療を行っていますが、内容などは一般歯科に近いこともあります。 むし歯・歯周病予防 むし歯はう蝕(うしょく)とも呼ばれる歯の感染症です。 食物を口から入れると、口の中の虫歯原因菌が砂糖等を分解し、そこから歯垢(プラーク)が作られます。 歯垢から出される酸によって、歯の表面を構成するカルシウムやミネラルが溶け出して脱灰します。 正常な場合には、歯の表面のミネラルなどの働きで再石灰化が起き、歯の表面では脱灰と再石灰化のサイクルが繰り返されます。 しかし、歯垢や歯垢が石化した歯石が口の中に長い時間多く残ったままになっていると、再石灰化の効果が低下し脱灰と再石灰化のバランスがくずれて脱灰が優勢になってしまい歯の色調の異常や虫歯が発生してしまうのです。 虫歯を予防するためには、歯の脱灰を進める有害な虫歯菌や歯垢・歯石の活動を抑制し、歯の再石灰化を進めるミネラルなどの働きを強くして脱灰しにくい歯を作ることが重要です。 歯科では、自宅での食後のうがい歯みがき指導や摂取する代用甘味料など飲料や食物に関する指導や歯科クリニックでの歯垢・歯垢除去などの口腔ケア、歯を強くするための予防処置を行います。 自宅で歯科医院で指導された歯磨き指導の実践や甘いものの食べ方の注意点に気を付けながら、定期的に歯医者で検診や口腔ケアをしてもらうことで、虫歯や歯周病の進行を防止しましょう。 また、最近の研究結果によると母親の歯を強くして虫歯や歯周病を防ぐことで、生まれる前のおなかの中の赤ちゃんの健康状態や発育にも良い影響があるともいわれています。 参照HP:妊娠時の歯やお口のケア – 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020 【歯を強くするための予防処置】 ◎フッ化物塗布(フッ素塗布) フッ素は自然界に広く分布している元素で、毎日飲む水やほとんどの食品にも微量に含まれています。 フッ素化合物が歯の表面にあるエナメル質に取り込まれると、歯の表面の酸への抵抗性が高まるように遷移することが科学的に解明されていて、歯科保健ではむし歯予防に広く用いる事を提言されています。 デンタルクリニックでは、定期的に歯にフッ素を塗布することで歯の酸抵抗性を高い状態を維持し、虫歯を予防できるように措置しています。 また、さらに自宅でも濃度を低く抑えたフッ素の配合された薬用歯磨剤を合同で使うことで、その効果を高めることができると推奨しています。 ◎シーラント(小窩裂溝填足) シーラントは、小窩裂溝填足(しょうかれっこうてんそく)とも呼ばれる治療法です。 小窩裂溝とは、乳歯や永久歯の臼歯(奥歯)の咬合面にある溝のことです。臼歯は食べ物を咬みちぎる役割を持った前歯とは違い、臼(うす)のように食べ物をすり潰して細かくして唾液と混ぜることによって飲み込みや消化のしやすい食塊(しょっかい)を作ります。 小窩裂溝には食物をすり潰すときに食物残渣(食物のカス)が残りやすく、それが虫歯の原因菌とリンクして虫歯になってしまうことがよくあります。 そのため、小窩裂溝にシーラントという薬剤を充填して補足することで、虫歯を予防するのです。 シーラントは小窩裂溝の溝の隙間を埋めるのが目的なだけではなく、シーラントに含まれるフッ素が歯の再石灰化を促し、虫歯になりにくい歯にする役割があります。シーラントは4年以上たった後でも約60%の虫歯予防効果が認められています。 参照HP:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth 愛知県名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、フッ素塗布などのむし歯予防処置に合わせ、カリスクリーンという電子キットを使い、唾液の中に含まれている虫歯菌の種類を確認することができます。また、予防歯科のプロである歯科衛生士が、患者さんひとり一人のむし歯リスクに合わせた歯みがき指導や各種治療計画を作成し、プロフェッショナルケアを行っています。 小児歯科矯正治療 歯並びをきれいに整えることは、正常な摂食嚥下(口に食べ物を取り込んで飲み込むこと)を行う上で非常に重要です。 また、歯並びが崩れて異常が起きると、かみ合わせが悪くなってしまう状態(不正咬合)になってしまったり、うまく顎を動かすことができずに痛みが出たり口が開かなくなってしまう(顎関節症・開口障害)こともあります。 そのような問題を解決するための治療法を歯科矯正治療といいます。 歯科矯正治療は、小学校に就学前の幼児期の頃から始める小児歯科矯正治療(第一期歯科矯正治療)と成人歯科矯正治療(第二期歯科矯正治療)に分けられています。 小児歯科矯正治療は、体の成長のスピードや状態に合わせながら、乳歯から永久歯にかけての歯並びを整えたり、口の周りの骨格や筋肉の成長を促して拡大したり抑制しながら、形態や口腔機能を整えていく治療法です。 場合によっては、口腔外科での抜歯や顎骨の切除手術などを行う場合もあります。 歯科矯正治療というと、口の中にワイヤーなどの装置をつけた歯列矯正を想像する人がおおいと思いますが、実はそれだけではありません。 顎の成長を促したり抑制することで、上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)を予防したり、口の周りの筋肉(口腔周囲筋)を鍛えて口が閉じにくかったり開けにくいなどの開口障害を防ぐ治療も行っています。 医療法人鸞翔会プルチーノ歯科・矯正歯科では、マウスピースを使った小児歯科矯正治療システムのインビザライン・ファーストや歯並びをきれいに整えながら癖のついた口腔周囲筋と舌の動きを矯正することで早いタイミングでお口の機能を整えることのできるプレオルソを導入しています。また、局所的に照射した光の効果を応用利用して治療期間を短縮することができるオルソパルスという装置もご案内できます。 大人の中には歯科医院に対して少し「怖い」イメージや「痛い」イメージを持ってしまっている人がいらっしゃいますが、子どもの頃から虫歯などの治療以外にも歯科医院に通うことに慣れることで歯科医院に対して嫌なイメージを持つことを防いでポジティブなイメージに考え方を向けることができると思います。 気になった歯科医院をgoogle検索などで入力検索してみつけた時には、ホームページなどを確認してその歯科医院の治療内容や治療方針などをチェックしてみてください。 また、患者さんが安心して来院できるように子供専用の治療室や待合室に託児室やキッズスペースなどの施設があったり、新型コロナウィルスなどに対する感染症対策の装置や設備など様々な配慮が施されている歯科医院も多くありますし、ホームページに歯科衛生士をはじめとしたしたスタッフや院長先生などの写真などを掲載されていることもあり安心して通う事のできる歯科医院もあります。 さらに、治療を始める前に実際にクリニックに来院して無料カウンセリングなどを受けてみるのもおすすめです。お口の健康診断やこれから大人になるにつれて変化していく歯並びや矯正治療の必要性を判断するカウンセリングや、お口の悩みなどに関しても安心して相談することができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、お口に関する相談や歯科矯正治療に関する無料相談を受け付けています。診療時間外でも24時間webサイトからアクセスして予約ができますので、ぜひお気軽にご利用ください。
記事を見る
小児歯科を探すのに大切なこと 子どもさんにとっては、病院に通うのはとても大きな出来事です。 なかでも、歯医者さんは治療室の治療台にのってお口を開けて口の中で色々な機械や器具を使うこともあり、大きなストレスがかかります。 そのため、お子様が安心して通う事のできる歯科を選んで通院するのはとても重要な事だと言えます。 この記事では、患者さんがどのようにして安心して通える小児歯科を探せばいいのか、探す時のおすすめポイントをご紹介します。 「小児」には、はっきりと何歳までという区別はありません。現在の医療現場では、「生まれてから発育段階であり、成人(20歳以上)と同じ内容の治療や薬の量が適当ではない」場合には、小児に対する治療を行います。 市販薬には、「小児は使えない」や「12歳未満の用量・用法」などの注意書きなどが書いてあることもあります。 以上の事から、小児歯科の対象年齢は法律などでははっきりと決められていません。 乳歯(子どもの歯)が多くまだ一般歯科(一般的な歯科治療を行う歯科医院)に通うのには早いと思われる場合や、歯科治療に慣れておらず特別な配慮(小児が対象とされる治療器具などの対策)がされている歯科医院の方が安心して通えると保護者が判断された場合、小児歯科に通われる患児さんは多いと思います。 また、小児歯科では成人の治療を行っているクリニックも多いので、子どもの頃から通っている歯科医院に成長して大人になってからも継続して通い続ける患者さんはたくさんいらっしゃいます。 人間の歯は上下の顎にそれぞれ歯が生えていて、上下の歯がうまく噛み合っていることで食物を噛み砕いて飲み込んだり、発音をすることができます。歯の咬み合わせがうまく合わなくなってしまう事を「不正咬合(ふせいこうごう)」といい、この状態になってしまうと様々な問題が起きて健康にも悪い影響が出てしまいます。 また、子どもの歯並びをキレイにして咬み合わせを整えることは、食育の観点からも重要です。 歯科矯正治療とは、歯列や顎などを正しい位置に整えることで不正咬合や見た目(受け口などの顎変形症)などの症状の改善を目的とした治療です。 ①子どもの矯正治療と大人の矯正治療の違い 乳歯(子どもの歯)は上下左右にそれぞれ5本ずつ生えており、合計20本が生えそろいます。 それに対して、乳歯が抜けた後に生えてくる永久歯(大人の歯)は、親しらずを除外すると上下左右それぞれ7本ずつで全体で合計28本が生えてきます。 永久歯の方が乳歯よりも8本(第1大臼歯・第2大臼歯の上下左右2つずつ)多く生えてくるので、広いスペースが必要になります。 多くの場合は乳歯から永久歯に生え変わるタイミングの時期に、乳歯の歯並びがすでに悪くなっていたり、将来的に永久歯がきれいに整列できるスペースが確保できないと想定できる場合に予防の為に歯科矯正治療を開始します。 しかし、先天性の疾患や後天性のケガや習慣などが問題で、赤ちゃんのような低年齢でも不正咬合などが原因で食事から十分に栄養が取れない場合には、もっと早くから歯科矯正治療を始めることもあります。 このような症例では、歯や顎などに器具をつける治療だけではなく外科手術などが行われる場合もあります。 ②子どもの矯正治療の治療法 ここでは、歯に装着して歯の向きや位置を動かすことで歯並びを整える為の治療法について説明をします。 ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表面にブラケットという装置を接着して、そこにワイヤー線やゴムなどを引っかけることで治療を行います。ワイヤーやゴムは引っ張った状態にすると元に戻ろうとするための力がかかるので、その力を利用して複数の歯と連結して引っ張ることで歯を動かしていきます。 歯につけた装置は歯科医院に定期的に来院してメンテナンスや検診を行うときに矯正装置のチェックや歯並びの変化を確認して調整をしたり、装置を取り換えていきます。 そのため、患者さんが自分で矯正装置を取り外すことはできません。 同じ原理で治療を進めていく治療法として、歯の裏側(下側)に矯正装置を取り付ける裏側矯正治療法もあります。 マウスピース矯正法 マウスピース矯正法は、患者さんの歯型を採取してそれを基に作成したマウスピースを利用して治療を行います。 マウスピースは複数作り、その型に合わせて歯の位置を動かして整えていきます。患者さんは定期的に歯科医院に来院して口腔ケアや歯磨き指導などのメンテナンスや検査などをしながら、歯科医師に指示されたタイミングで患者さんがマウスピースを交換して理想の歯並びに近づけていきます。 マウスピースは患者さん自身が取り外しを行えるので、1日のうちの決められた時間のあいだマウスピースを装着します。 さらに、マウスピース矯正の治療の成功率を高めてきれいな歯並びを目指していくためには、歯科医師に指示されたマウスピースの装着時間を意識して適切に守って後戻りなどを防ぐことも重要です。 マウスピースは透明に近い柔らかい素材でできているので、装着した状態も目立ちにくいのはもちろん、痛みや違和感もあまりなく治療を進めていくことができます。 また、水洗いなどもできるので清潔に使い続けることもできます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正法であるインビザラインシステムを導入しています。インビザラインシステムは、3Dスキャナーを使って患者さんのお口の中の情報を院内にあるコンピューターに取り込んで、その情報をもとに理想の歯並びをシミュレーションして最適なマウスピースを作成することができます。 またプルチーノ歯科・矯正歯科では、インビザラインシステムに関する豊富な知識と技術を持ち多くのインビザラインシステムの症例の治療経験を持っているという実績が認定されたインビザドクターが携わり、より正確なデータを基にマウスピースを作ることができるため、従来のマウスピース矯正よりも的確に治療を行うことができるのです。 小児を対象としたインビザラインシステム「インビザライン・ファースト」も提供しており、プルチーノ歯科・矯正歯科では院長をはじめとしたインビザドクターが治療を担当することによって、こどもから大人まで安心して素敵な笑顔になれるようにインビザライン矯正を受けることができるように努めています。 ①通院の利便性 矯正治療は、歯を少しずつ動かしていく治療なので、他の歯科治療よりも治療期間が長くなることが多いのも特徴の一つです。そのため、クリニックの住所や自宅や勤務先や学校から歯科クリニックへの交通手段の確認は重要です。普段は車を利用していたとしても何度も検診に通っている間には何らかの都合で徒歩や公共交通機関などで通院する可能性もありますので、最寄り駅からの距離やどのようなエリアにあるかなど詳しい場所を調べておくことも重要です。 また、土日曜日や祝日などの休祝日診療や休みの歯科が多い木曜日の診療時間や休診日に関しても調べておくと便利です。 プルチーノ歯科・矯正歯科名古屋院は、地下鉄などの公共交通機関の利便性が高い愛知県名古屋市内のイオンモール新瑞橋の中にあるので駐車場も大きく、車での通院やその他の交通手段でも問題なく通院することができるので安心です。 ②歯科医師やスタッフの専門性や信頼性 矯正治療は長い治療期間がかかるため、治療へのストレスもかかりやすくなります。特に子どもの患者さんにとっては、通院する歯科医院でのスタッフや歯科医師の対応やサポートはとても重要になります。 また、治療を行う上では治療に携わる歯科医師やスタッフの矯正治療や歯科治療に関する知識や経験などが非常に重要になってきます。また、託児サービスやキッズスペースが院内の待合室に設置されているかも重要です。歯科医院によっては、定期的に内覧会も開催されています。 ホームページなどで歯科医師などの所属する学会や経歴などを確認し、安心できる歯科クリニックをみつけましょう。 ③選択できる治療内容 矯正歯科治療は、レントゲンやその他の検査結果で矯正専門の歯科医師が診断した結果をもとに、患者さんの気になる状況や希望を丁寧に聞かせていただくことで、患者さんに最適な治療計画を提案してプランをたてていき、患者さんに納得してもらったうえで治療内容を了承してもらうことが重要です。 しかし、歯科医院によっては治療方法の選択肢があまりない場合もあります。 また、矯正治療以外のむし歯治療やホワイトニングなどの治療を行っていない歯科医院もあります。 お子さんの歯科治療の場合は、同じ歯科医院で矯正治療や虫歯治療などが受けれることはメリットが多いことだと言えます。 患者さんが受けたいと思う治療法がある場合には、HPなどをみて対象の治療法を行っている歯科医院であるかは確認しておくことも重要です。 ④選択できる支払い方法 矯正治療は治療期間も長く他の歯科治療では使わない器具や装置を使用することが多いため、費用が高額になる事がよくあります。また、日本では多くの場合で医療保険の適用外となってしまうので、治療費の金額が多くなってしまいます。そのため、一度に支払うために用意するには金額が多く、患者さんの負担が大きくなってしまうこともあります。 そのため、治療費を支払う方法は、多くの選択肢がある方が便利です。 一般歯科の場合は治療の後に受付で治療費を支払いますが、矯正治療の場合は分割やクレジットカードでの支払いができる歯科医院もあります。 また、最近では歯科治療専門のデンタルローンを取り扱っている歯科もありますので、しっかりと確認しておくことが重要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、各種運営会社のクレジット決済にも対応しており、デンタルローンの利用も可能です。 24時間webサイトからアクセスして初診前の矯正に関する無料カウンセリングの予約ができますので、歯並びに関する悩みの相談や治療内容や治療費に関する相談などに気軽にご利用ください。
記事を見る
矯正歯科治療とは 矯正歯科治療とは、口腔内(口の中)や口の周りの機能や見た目を整えることで、不正咬合や顎関節症などの治療や出っ歯などの見た目(審美的)の改善を図るための治療です。 治療は小児から大人までどの年代でも受ける事ができますが、年代によって受ける事のできる治療方法は変わってきます。 また、小児の方が大人よりも体が成長途中で骨などの組織も柔らかいため、治療期間が短い場合が多いです。 この記事では、矯正歯科治療の内容や治療に使用する矯正装置の仕組みやそれぞれの装置の役割について解説します。矯正治療を検討される際は、ぜひ参考にしてみてください。 矯正歯科治療には、①機能的改善②審美的改善という、大きく分けて二つの目的があります。 私たちが食物を摂取する時の大事な入り口となる口腔は、様々な種類の筋肉と顎骨をはじめとした骨格が連動して動くことによって、機能しています。また、口腔内に食物を取り入れて効率的に咀嚼(そしゃく)をして嚥下(えんげ)をするために、歯の噛み合わせや舌や喉の動きなどが重要な役割を果たしています。 しかし、この働きのバランスが崩れてしまうと、様々な問題が起きてしまいます。 その結果、顎関節症・顎変形症・咬合不全(反対咬合など)や開咬不全などの機能障害が起こってしまいます。これらの症例が原因で機能障害が起きてしまうと、顎の痛みや頭痛・肩こりなどの症状が出てしまったり、食物を効率よく摂取できず栄養として体に取り込めなくなってしまい、さまざまな体調不良などを引き起こしてしまう可能性もあります。 また、これらの機能のバランスが悪くなってしまうと、外見(審美的)にも目立つ変化が起こってしまいます。上下の顎骨の大きさや位置などが通常の位置と違いバランスが崩れてしまうと、歯がきれいに並ぶスペースが確保できずに歯並びが悪くなってしまったり、前歯が前方に飛び出してしまうと出っ歯や受け口と呼ばれる状態になる症例が多くあります。 矯正歯科治療は、これらの問題を改善するために顎骨や口周りの筋肉のバランスを調整したり、歯並びを整える事を目的とした歯科治療です。 顎変形症は、家族間で同じような状態が見られる(出っ歯や受け口、しゃくれなど)場合や先天性の疾患が原因で成長途中で顎骨の成長の異常が想定される場合などには、一般的にも小児期から矯正治療を行うことがよくあります。また、成長途中の小児の歯槽骨や筋肉などはまだ柔らかいので動かしやすく、成長とともに矯正した状態で固定されて安定しやすいという利点もあります。 顎の治療に関しては、「動かす」ことで行う矯正治療と、「削る」「補足する」などを目的とした外科手術が行われています。 ここでは、額骨や舌・口腔周囲筋(口の周りの筋肉)の矯正治療について紹介します。 ・プレート矯正(床矯正治療)とは 人間の歯は、通常では乳歯では20本、永久性では親しらずを除くと28本が生えてきます。ここでもわかるように、乳歯は永久歯よりも8本少なく、永久歯がきれいな歯列で並ぶためには、上下左右の乳歯の一番奥の歯よりもさらに奥に2本追加されるだけのスペースが必要になります。 成長に伴い顎は成長しますが、それでもスペースの確保が難しいと想定される場合には歯を並べるスペースを拡大するための治療が行われます。 プレート矯正は、上顎の口蓋(歯の内側の喉につながるスペース)にプラスチック製のプレート(床(しょう))を装着します。プレートには、金属製のワイヤーやバネが入っていて外側に向かって力をかけていきます。かける力の強さはネジを巻いて調節し、一定の力をかけて顎骨をゆっくりと少しずつ押し広げていきます。1ヶ月に一度くらいのペースで歯科医院に通院してネジなどの装置の調整やメンテナンスを行うのを繰り返し、患者さんが自分で1日の決められた時間(14時間くらい)の間、装置を装着することで治療を行います。 ・小児用マウスピース矯正装置「プレオルソ」 人間の体は骨格の周りに筋肉や神経などの組織が張り巡らされていて、体を動かすためには非常に重要な役割を持っています。骨や筋肉のバランスが取れているからこそ、体のそれぞれの機能は正常に動くことができます。 そのため、歯科矯正治療では歯や顎骨の状態を整えるだけではなく、口の周りの筋肉である「口腔周囲筋(こうくうしゅういきん)」や口の中で重要な役割をはたしている「舌(ぜつ)」の働きも整える必要があります。 口腔周囲筋は口の周りにある筋肉の総称です。この筋肉が伸びすぎたり縮みすぎてしまうと口を閉じたままの状態を維持するのが難しくなって無意識に口が開いた状態になってしまったり、顎を動かすのが難しくなってしまったり、食物を上手に咀嚼・嚥下することができなくなってしまいます。 また、舌筋(ぜっきん)は舌を動かすための筋肉の総称です。舌は複数の筋肉が連動することで前後や左右上下に動いていますが、筋肉が弱くなってしまうとうまく動かすことができなくなってしまい摂食嚥下や発音に影響が出てしまいます。 プレオルソは、口腔周囲筋や舌の筋肉のトレーニングをして、機能的に動かされるようにするための小児用マウスピース矯正装置です。マウスピースの矯正力を使って歯並びを整えるのと同時に、口腔周囲筋や舌筋のトレーニングをしたり、舌の動きの癖を修正することができるのが特徴です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、小児のプレオルソ歯科矯正治療を行っています。24時間webから初診前のお子さまのお口の悩みや矯正治療に関する費用などの相談や説明を矯正に関する高い技術力を持った矯正専門歯科医が行う無料カウンセリングの予約を受け付けていますので、ぜひアクセスしてください。 全ての歯がきれいに並ぶためには、歯を並べるスペースがとても重要です。スペースを確保する為には前述したように顎などの大きさも関係していますが、歯の生え変わりのタイミングや歯自体の大きさも関係しています。 そういう場合は、スペースを作りたいという理由で抜歯をしてから歯列矯正を開始する場合もあります。 歯列矯正の種類 歯列矯正は、歯の向きや位置を変えることで歯並びを整えていきます。 歯列矯正の主流の治療法として、「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」があります。ここでは、それぞれの治療の流れや仕組みについて説明していきます。 ・ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表側の表面に接着したブラケットという装置に、メタル製の太いワイヤーやゴムを通して元に戻ろうとする力を利用して歯を動かしていきます。 比較的歯や歯の周りを支える組織(歯根膜など)に強い力をかけて治療をすることができるので、抜歯によって開いた広い隙間の移動をしたり広範囲の矯正治療にも対応できるのがメリットです。さらに、アンカースクリューなどを歯茎に装着してゴムの伸び縮みする力を利用し、歯に強い力をかけていきます。 また、見た目には目立ちにくい歯の裏側に装置を装着する舌側矯正もあります。 しかし、強い力を加えるのでその影響で歯や顎に痛みを感じることもあります。 ワイヤーなどの装置は月に1回くらい歯科クリニックに来院してメンテナンスや矯正装置の調整をしながら治療を進めていくので、患者さんは自分で装置を取り外すことはできません。 そのため、食事の時に細い食べかすが装置に残りやすく、さらに装置が邪魔で歯磨きで歯垢や食べかすをきれいに取り除くことが難しくなってしまいます。それが原因で、歯周病や虫歯になってしてしまう可能性が高くなることがデメリットといえます。 ・マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、患者さんの歯型を採取してマウスピースを作ると、マウスピースの形状維持をするためにかかる力を利用して歯を動かしていきます。 マウスピースの矯正力はあまり強くないのであまり広範囲の矯正治療には向いていませんが、部分的な矯正治療には有効です。また、歯にかかる力が弱く口の組織が引っ張られる力も弱いので、顎や歯に痛みがでにくいことがメリットです。技術の進歩で多くの症例に対応できるようになってきています。 マウスピース矯正は、定期的に歯科医院で経過観察と口腔ケアなどの診察やメンテナンスをしながら、患者さんが矯正専門歯科医の指示に従って自分でマウスピースを管理したり装着することで治療を行います。 マウスピースは歯科医師の指示に従って交換していき、歯の向いている方向や位置を動かして理想の歯列に近づけていきます。 また、患者さんが自分でマウスピースを着脱することができるので、食事や歯磨きの時には外すことができ、食べかすの除去がしやすく水洗いもできるので歯周病や虫歯になるリスクを低く抑えることができます。また、マウスピースは透明に近い色の薄い素材でできているので、ワイヤー矯正治療とは異なり外側から目立たないのも特徴です。また、ホワイトニング治療などにも引き続き使える場合もあります。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正システム「インビザライン・システム」を導入しています。 3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを取り込み、その情報を基に作られた自分の歯並びに詳細まで適応したマウスピースを利用してコンピューターで成果を確認しながら治療をすることができるので、効率的に治療を行うことができます。 院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する専門的な知識や技術と豊富な経験を持っていると認定されたインビザドクターが治療を担当するので、安心して治療を進めることができて、さらに治療の完成度を高めることができます。 24時間ホームページから初診前の矯正無料相談をweb予約することができますので、是非気軽にアクセスしてご利用ください。
記事を見る
矯正歯科治療とは 矯正歯科治療とは、顎骨の位置や歯の位置などを正常な状態に整えて、開口(口を閉じるのが難しい状態)や咬合不良、顎変形症などの治療(機能的問題の改善)や見た目を全体的なバランスを良くする(審美的問題の改善)のために行われる治療です。 治療の方法としては、顎骨などの骨格や筋肉の状態を整える治療と、歯の位置を動かす(歯列矯正)などといった口腔内(口の中)の環境を整えるための治療に大きく分かれます。一般的には、主に歯列矯正のことを矯正歯科治療と認識している人が多いと思います。 この記事では、矯正治療で歯を動かすメカニズムと装置の役割や治療法ごとのデメリットについてご紹介します。 通常の場合では、人間の永久歯(大人の歯)は親しらずを除くと左右上下合わせて28本生えています。 歯がきれいに並ぶためには歯の大きさと口の中の歯が並ぶスペースの両方がバランスよく整っている必要があります。 しかし日本人は多くの人が比較的顎が小さいため、歯の並ぶスペースが確保できていないことがよくあります。その場合、歯が正常な位置や向きに生えてくることができずに歯並びがくずれてしまいます。 矯正歯科治療の歯列矯正では、歯の位置や向きを正常な状態に動かしたりどうしてもスペースを確保できない場合には、抜歯をして歯がきれいに並ぶためのスペースを作ります。 私たちの体には「自己回復力反応」という機能があります。これは、外から抑えられるなどのストレスを感じると、自然と元の状態に戻そうという力がかかる反応のことです。 歯は、衝撃を和らげるための歯根膜という組織に支えられています。 歯根膜は、力が加えられることで伸縮します。この性質を利用して、歯を動かしたい方向に引っ張ることで歯根膜が刺激されて伸縮し徐々に歯が動いていきます。 そして、歯根膜には一定の厚みをキープして歯を安定して支えようとする自己回復力があるため、動かされた位置で元の状態に戻ろうとします。その結果、歯根膜周辺の歯槽骨などの組織もその状態に定着して、歯の移動が完了するという仕組みです。 歯科矯正治療は、このような体のメカニズムを利用して治療を進めていきます。 自己回復力反応によって、少しの期間だけ歯に力を加えたとしても、歯は元の位置に戻ってしまいます。 歯科矯正では、時間をかけて少しずつ適切な力を加えていくことで無理なく歯を動かしていきます。歯を移動した位置で無理なく定着させるために、結果的に治療時間が長くなってしまいますが、後戻りを防いで治療を完了させるためには重要な事なのです。 歯列矯正治療には、よく使われる治療法として「ワイヤー矯正治療法」と「マウスピース矯正治療法」があります。 ここでは、それぞれの治療法で使う装置やデメリットを説明します。 ワイヤー矯正治療法の装置の役割とデメリット 装置の役割 ワイヤー矯正治療は、歯に接着したブラケットという装置に歯と歯を繋げるようにワイヤーやゴムなどの装置を装着します。ワイヤーは形状記憶合金でできているため元の形に戻ろうとする力が働き、それに伴って歯に力がかかり動くという仕組みです。 同じような目的で力を加えるためにパワーチェーンやゴムを装着する場合もあります。 また、歯の表側ではなく裏側につける裏側矯正(舌側矯正)もあります。 パワーチェーンはワイヤーに更に力を加えて、抜歯して広くスペースが開いて歯を大きく動かす場合に使います。装着してすぐには強い力で歯を引っ張ることができますが、1週間ほどで劣化し始めるのでかかる力も弱くなってきます。その両方の力を使って効率よく歯を動かしていくために、3週間くらい期間を開けて新しいパワーチェーンに交換していきます。 ワイヤー矯正治療のデメリット ワイヤー矯正治療はワイヤーやゴムなど複数の装置の力をかけるので、歯には強い力がかかります。それによって、前歯から奥歯までに使えたり、広い範囲を移動したり向きを変えることができるため、多くの症例に用いられます。 しかし、歯に強い力がかかるという事は、歯にかける負担も大きくなってしまいます。そのため、歯を動かすときには口の中や顎に痛みを感じたり、人によっては頭痛や肩こりが起こってしまいます。 また、ブラケットやワイヤーは定期的に歯科医院に来院して、診療と同時に装置のメンテナンスやワイヤーなどの調整や付けなおしを行います。そのため、装置が舌や口の中の粘膜に当たってしまい傷になったとしても、自分で装置を外すことはできません。 さらに装置の隙間に食べかすが詰まりやすかったり、歯磨きをする際にも磨きにくい箇所があるため、口の中を清潔に保つのが難しくなってしまいます。このことが原因で、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうことがあります。 マウスピース矯正治療法の装置の役割とデメリット 装置の役割 マウスピース矯正治療は、患者さんの歯型を基に作成したマウスピースを利用して、歯を動かしていく歯列矯正治療です。患者さんが自分で医師に指示された時間や用法でマウスピースを装着し、治療を進めていきます。弱い力で少しずつ力を加えて歯を動かしていくため、前歯だけのような部分的な歯列矯正治療に向いています。 使用する装置はマウスピースだけで、数週間ごとに新しいマウスピースに交換して理想の歯並びに近づけていきます。 ワイヤー矯正治療法よりも歯にかける力も小さいため、歯や顎などへの負担も抑えることができます。素材も柔らかい物が多く、口の中の組織を傷つける心配もないので安心して装着することができます。 またマウスピースは食事や歯磨きの時には簡単に取り外すこともできるので、口腔内を清潔に保つことでむし歯や歯周病になってしまうリスクも少なくなります。 マウスピースは透明に近い色の素材でできているため、装着している間も目立ちにくく気になりにくいので、患者さんのストレスが少ないこともメリットとして上げられます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正システムの「インビザライン・システム」を導入しています。 3Dスキャナーで患者さんの口腔内のデータを収集し、コンピューターで理想の歯並びをシミュレーションすることができます。患者さんと歯科医師がそれを確認しながら治療方針について話し合い、インビザライン・システムに関する専門的な知識と適切な技術と経験を持っていると認定されたインビザドクターが患者さんそれぞれに最適な治療計画をたてていきます。 治療に使うマウスピースは3Dスキャナーで取得した精密なデータをもとに作成することで効果的に歯を動かすことができて、治療の完成度を高めることができます。 マウスピース矯正治療のデメリット マウスピース矯正は、定期的に歯科クリニックに来院してメンテナンスを受けながら、自宅で患者さんが歯科医師の指示したタイミングで新しいマウスピースに交換していきます。 もしも患者さんが歯科医師の指示通りのタイミングでマウスピースを次のものに交換していかなかった場合には、治療の流れが悪くなってうまく進まない可能性もあります。 また、マウスピースを装着する時間が短かったり、マウスピースを装着する間隔が長く空いてしまったりした場合も、治療が進まない原因になってしまいます。 以上の事から、マウスピース矯正治療でより完成度の高い治療成果を上げるためには、患者さんが歯科医師の指示に適切に従って治療を進めていくことが重要といえます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正歯科治療や費用に関する無料カウンセリングを行っています。歯科矯正治療に関連する質問や悩みなどをぜひご相談ください。24時間webからアクセスして予約をすることができますので、是非ご利用ください。
記事を見る
小児と成人で違う歯科矯正治療法 歯科矯正は、顎のバランスや歯並びを整えることで、噛み合わせなどの機能的な問題と歯並びなどの審美的な問題を改善するための治療法です。 最近では大人になってから歯の矯正治療を始める人も多くなりましたが、口唇口蓋裂などの先天性の異常や遺伝的な要因で将来的に出っ歯や受け口などの問題が起きてくる可能性が高い場合、または乳歯や永久歯が生えてきて問題が起き始めている場合には、予防歯科として小児の頃から治療を始める場合もあります。 また、現代は子供の顎が昔より小さくなっていると言われていて、その影響で将来的に永久歯がきれいに並ぶスペースができないことがあります。 からだの成長過程で骨の柔らかい小児期から歯医者さんで矯正歯科治療を始めることで、体への負担も少なく、また治療期間を短縮することで治療費を抑えて矯正歯科治療ができる可能性もあります。 小児期の歯科矯正は、早い場合は6〜8歳ごろの乳歯から永久歯に変わる時期(歯列混合期)から始めます。 この時期は第一期矯正治療と呼ばれ、歯の位置を動かすことよりも上下の顎のバランスを整えたり、顎や歯の成長を促したり抑制して過蓋咬合や開咬などの咬合不全を防ぐための治療を行います。 矯正治療には、チンキャップなどの顎に装置を装着して行う治療法と、口の中(歯の内側)に装置を装着して行うプレート矯正治療等、目的によって様々なタイプの治療方法があります。 今回の記事では、口の中に装着するプレート矯正治療などについて紹介します。 歯は通常、乳歯で20本、永久歯で親しらずを除くと28本が生えそろいます。上下で4本ずつ永久歯の方が多いため、その分広く歯が生えそろうスペースが必要になります。 もちろん成長により顎も大きくなりますが、それでも永久歯が正しい位置に並んで出てくるだけのスペースが確保できない場合もあります。その場合は、矯正装置を使い顎を拡大する治療を行います。 プレート矯正治療は、プラスチック製のプレート(床)を上顎の口蓋(歯の裏側のスペース)に装着します。プレートにはワイヤーなどが入っていて顎を外側に圧し、ネジを使ってその強さを調整して顎骨をゆっくりと拡大していきます。 およそ1ヶ月ごとに歯科クリニックに来院してネジを調整し、自宅などで患者さんが自分で装置を装着して治療をします。装着する時間はおよそ1日のうち14時間ほどですが、食事や歯を磨く時などには装置を外して行うことができます。 口の機能は歯や顎骨だけではなく、口の周りの筋肉(口腔周囲筋)や舌の動きも大きく関係しています。 プレオルソは、口腔周囲筋や舌の動きを整えるための小児用マウスピース矯正装置です。プレオルソは、マウスピースで歯ならびをきれいに整えるのと同時に口の筋肉のトレーニングをしたり舌の動きの癖を修正することができ、6〜11歳ごろの混合歯列期に使用する装置です。 口の筋肉や舌の動かし方を整えることで発音が良くなったり、開口(自然と口が開いてしまった状態)による口呼吸や歯ぎしり、指しゃぶりなど、将来的に歯並びが悪くなったりや集中力の低下につながってしまう悪癖を防ぐ効果も期待できます。 プレート矯正と同じように患者さんが自分で着脱をして治療を進めていきますが、装着時間が短いのが大きな特徴です。マウスピースの素材に金属は使っていないので、患者さんが装着時に感じる違和感も少なく、安心して治療を行うことができます。 プレオルソでの治療が完了した後に歯並びを整える必要がある場合には、歯列矯正を行います。 歯列矯正は成人の矯正治療でも行いますが、骨が成長途中で柔らかい子どもの頃から始めることで治療に伴う痛みや後戻りなども少なく、矯正治療や保定にかかる期間も短く終了することができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、プレオルソでの小児歯科矯正治療を行っています。24時間webから初診前のお子さまの矯正治療相談や説明のための無料カウンセリングの予約を受け付けていますので、ぜひアクセスしてください。 歯列矯正には、大きく分けてワイヤー矯正治療とマウスピース矯正治療があります。 ワイヤー矯正治療は、歯にブラケットという装置を接着し、そこにワイヤーやゴムをかけてその力を利用して歯を動かしていきます。強い力をかけて治療をしていくので広範囲に歯を移動することができ、一般的によく使われている治療法です。 しかし、装置はプラスチックや金属などを使っていることが多く、歯の中や舌を傷つけてしまうことがあります。また、装置は患者さんが自分で取り外しをすることはできないので、食事や歯磨きの時にもつけたまま行うため食物残渣が残りやすく、虫歯や歯周病になりやすくなってしまうことがデメリットです。 また、装置は外見から目立ちやすいので、ストレスの原因になってしまいます。 プルチーノ歯科・矯正歯科が導入しているインビザライン矯正システムは、歯列矯正の為のマウスピース矯正治療です。 診療時に3Dスキャナーでお口の中の情報を取り込み、そのデータを使ってコンピューターで現在の歯並びなどの状態とインビザライン矯正をした後の歯並びの比較ができます。また、そのデータを基にマウスピースを作成して治療を行うことで、今までの歯型から作成するマウスピース矯正よりも精密に分析し治療を進めていくことができます。 また、プレオルソと同じように患者さんが自分で取り外しを行えるので、食事や歯磨きの時に取り外すこともできます。 マウスピースは歯科医師の指示に従って数週間ごとに交換していき、治療を進めていきます。 子供のためのインビザライン・ファースト しかし、インビザライン矯正システムは、永久歯の生えそろった大人に対して開始する治療法(第二矯正治療)です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、永久歯が完全に生えそろう前の第一期矯正から使えるインビザライン・ファーストも導入しています。 プレオルソで口腔周囲筋や舌の環境が整った後、インビザライン・ファーストでの歯列矯正治療ができます。 以前はこどもの矯正治療での歯列矯正はワイヤー矯正をするのが主流で、痛みやお口のトラブルが起きやすいことが大きな問題でした。 しかし、インビザライン・ファーストはワイヤー矯正治療とは違い、柔らかい素材で口の中を傷つけてしまうこともなく、装置は取り外しが可能なのであまり気になりにくいので、ストレスも少なく治療を行うことができます。 インビザライン・ファーストは、子どもの顎骨の成長のスピードや歯の状態を考慮して設計されていて、永久歯は生えそろう前に歯列をキレイに整え、噛み合わせを改善することができます。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、院長をはじめとしたインビザライン矯正システムに関して専門的な知識と技術を持ち、豊富なインビザライン矯正治療の経験を持っている歯科医師が認定されるインビザドクターやスタッフが治療を担当します。 どのような治療が患者さんに適応できるかは、患者さんそれぞれの症例によっても違いますし、治療期間や治療の内容によっては料金なども変動します。 そのため、矯正治療を検討する場合は必ず矯正治療に関するカウンセリングをおススメしています。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正治療に関する無料相談を実施しています。矯正治療を始める時期や治療法は、患者さんによって一人一人の顎や歯並びの状態によって違います。患者さんの状態をしっかりと診察し、患者さんの健康と将来を見据えたうえでどのような治療が必要で適切かを診断して、矯正治療をご案内いたします。 24時間webホームページから無料の矯正治療相談の予約を受け付けていますので、ぜひ気軽にアクセスしてください。
記事を見る