マウスピース矯正なら名古屋のプルチーノ歯科・矯正歯科|マウスピース矯正のメリット・デメリットやワイヤー矯正との違いを解説 みなさんは歯科矯正にどんなイメージをお持ちでしょうか?「器具が目立ちそう。」、「痛そう。」などマイナスなイメージを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、マウスピース矯正であれば、目立たず痛みや違和感が少ない歯科矯正を行うことが可能です。今回は、名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科が、マウスピース矯正について詳しく解説していきます。 Contents1 2 3 3.1 マウスピース矯正のメリット3.2 マウスピース矯正のデメリット4 5 5.1 インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定5.2 高精度歯型3Dスキャンを用いた精密な矯正治療5.3 患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング5.4 1500症例以上の豊富な実績 マウスピース矯正とは透明なマウスピース型の装置を用いた矯正方法です。歯科医院にて歯型を採取し、それを元にマウスピースを製作します。歯科医師の指示のもと定期的にマウスピースを交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。 マウスピース矯正はいくつかのメーカーが存在しますが、圧倒的なシェアを誇るのが、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供するインビザラインです。プルチーノ歯科・矯正歯科でも、インビザラインをメインに取り扱っています。 従来のワイヤー矯正とはさまざまな違いがあります。 費用に関しては歯並びの状態によって変わります。当院のマウスピース矯正の治療費についてはこちらをご覧ください。 透明なマウスピースを用いるマウスピース矯正は、見た目が目立たないなどの多くのメリットがあります。しかし、どんな治療法にもデメリットは付き物です。メリットとデメリットをしっかりと理解した上で矯正方法を決定しましょう。 マウスピース矯正のメリット マウスピース矯正には以下のようなメリットがあります。 ・目立たない ・取り外し可能でケアがしやすい ・痛みが少ない ・通院回数が少ない 透明のマウスピースを用いるため、矯正治療を行っていることが周囲に気付かれにくい点が大きな特徴であり、メリットです。さらに、ワイヤーやブラケットがないということで、口腔内に傷ができる心配もなく、痛みや違和感が少なく、スポーツや楽器演奏なども制限なく行うことができます。また、歯磨きや食事の際は取り外しができるので、衛生管理がしやすく、食事の制限もありません。矯正中は虫歯に注意する必要がありますが、マウスピース矯正の場合、ワイヤー矯正と比べると虫歯リスクが低くなります。また、マウスピース矯正はあらかじめマウスピースをお渡しし、1〜2週間に1回くらいのペースで患者様ご自身で新しいものに変えていただきます。そのため、通院回数が少なく済み、1回の診察も経過観察がメインのため15~30分ほどで終了することが多いです。 マウスピース矯正のデメリット さまざまなメリットのあるマウスピース矯正ですが、当然デメリットも存在します。 ・自己管理が必要 ・対応できない症例もある マウスピース矯正は取り外しができる分、患者様ご自身での自己管理を徹底していただく必要があります。1日20時間以上のマウスピースの装着と、歯科医師の指示通りに定期的に新しいマウスピースに付け替えていくことを守らないと歯を動かす効果が発揮されず、予定より治療期間が延びてしまう可能性があります。 また、マウスピース矯正は大きく歯を動かすことが難しいため、複雑な歯並びや重度に乱れた歯並びの場合は、対応できない場合もあります。そのため、複雑な症例の場合はワイヤー矯正をすすめられることもあります。 プルチーノ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正の治療の流れを紹介します。 STEP1:無料カウンセリング(約30分) 無料カウンセリングにて歯並びに関する悩みや矯正治療の疑問をヒアリングさせていただき、具体的な治療内容や費用に関してもしっかりとお伝えいたします。 無料カウンセリングのご予約はこちらより承っております。 STEP2:精密検査 ・型取り(約60分) 矯正治療を始めることが決定したら、まずは虫歯や歯周病の有無を確認します。虫歯や歯周病がある場合は、まず虫歯や歯周病の治療を優先します。特に問題がなければ口腔内写真・レントゲン撮影を行い、3Dスキャナー(iTero)で歯型の採取を行います。3Dスキャナーを使用することで、従来の印象材を使った歯型採取と比べて精密さが向上し、患者様へのストレスが大幅に軽減されるようになりました。精密検査では、お口の中の状態はもちろんのこと、顎や頭部全体のデータを採取します。 STEP3:3Dシュミレーション(約30分) クリンチェックソフトウェア(3Dシミュレーションソフト)を用いて、治療開始時から治療完成までの歯の動きをシミュレーションします。最終的に患者様の歯並びがどのようになるのか、映像を見ながら患者さまにご説明させていただきます。可視化されることで、患者様の治療のモチベーションアップにもつながります。 STEP4:マウスピースの使用開始(約15~30分) マウスピースが完成したら、使い方や使用時の注意点などについて詳しい説明をいたします。実際に着脱の練習を行なっていただき、しっかりと治療方法についてご理解いただいた上で、装置をお渡しいたします。 STEP5:歯のクリーニング・アタッチメント装着(約30分) 約2週間後にご来院いただき、歯並びの変化を確認します。この時、歯のクリーニングを行い、歯をより効果的に動かすためのアタッチメントというものを装着します。その後、新しいマウスピース型装置をお渡しし、歯科医師の指示通りに定期的にマウスピースを交換しながら装着を続けていただきます。 STEP6:定期チェック(約15~30分) 矯正期間中は、1~2ヵ月ごとに定期的にご来院いただき、歯並びの変化を確認します。歯が予定通りに移動をしているかを確認し、必要に応じてマウスピースの調整を行います。 STEP7:追加アライナー、再クリンチェック作成、アライナー交換とチェック 当初予定されていたアライナーの枚数では治療が完了しなかった場合や、最終的に微調整が必要な場合に、追加アライナーを用いることがあります。アライナーとは、マウスピース型の装置のことを指し、追加アライナーも透明なマウスピース型であることは変わりありません。さらに、再クリンチェックを行い、アライナー交換と歯並びのチェックを行います。 STEP8:保定期間へ 見た目や噛み合わせなどがシミュレーション通りに変化しているかを確認し、問題がなければ保定期間に入ります。保定期間中は、歯の後戻りの防止用のマウスピース(リテーナー)を製作し、一定期間使用していただきます。リテーナーを決められた期間使用せずにいるとせっかく整った歯並びが元に戻ってしまう場合があるので注意が必要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科のマウスピース矯正が選ばれる4つの理由を紹介します。 インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定 高精度歯型3Dスキャンを用いた精密な矯正治療 患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング 1500症例以上の豊富な実績 インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー認定 プルチーノ歯科・矯正歯科 は、インビザラインの歯科矯正治療実績が評価され、「インビザライン・ダイヤモンド・プロバイダー」に認定されています。インビザラインダイヤモンドプロバイダーとは、年間151症例以上の治療を行った医院に付与されるメーカー評価であり、多くの実績を積み上げてきた信頼できる歯科医院であることがわかる1つの目安となっています。 高精度歯型3Dスキャンを用いた精密な矯正治療 プルチーノ歯科・矯正歯科 は、より精密な矯正治療のために高精度歯型3Dスキャン「iTero element 5D」を導入しております。従来のシリコンの印象材での型取りに比べて細部まで正確かつ精密に型取りを行うことができるため、患者様の1人1人のお口にしっかりとフィットしたマウスピースを短期間で製作することが可能となっております。 患者様のお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリング 名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では「人生のターニングポイントとなる歯科へ」をテーマとしています。患者様の立場になり、治療を進めていきたいと考えており、その前段階であるカウンセリングに関してもお悩みに寄り添い、しっかりと納得したいただいた上で治療をスタートしていただきたいと思っております。不安なことや気になることはなんでもお話ください。また、実際に治療を始めるかどうかは、相談後に決める事ができますのでご安心下さい。 1500症例以上の豊富な実績 プルチーノ歯科・矯正歯科 では2017年から2022年3月までで、マウスピース矯正(インビザライン)の症例が1,500症例以上となりました。「自分の歯並びはマウスピース矯正に適しているのかな?」と気になる方はぜひ1度無料カウンセリングにいらしてください。
子どもの歯科矯正なら名古屋市南区のプルチーノ歯科・矯正歯科へ 子どもの歯並びが気になりはじめた、まだ乳歯が残っているけど矯正はいつから始めたらいいの?など、大切なお子様の歯並びに関して、不安や疑問をお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか?今回は、そんな小児矯正について、名古屋市南区のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説していきます。さらに、当クリニックの小児矯正への取り組みに関しても詳しく紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。 Contents1 1.1 Ⅰ期治療1.2 Ⅱ期治療2 3 3.1 プレオルソによる小児育成矯正3.2 プレオルソによる治療効果3.3 プレオルソを用いた小児育成矯正の治療パターン4 4.1 小児矯正で用いるインビザライン・ファーストとは4.2 インビザライン・ファーストを用いるメリット4.3 インビザライン・ファーストを用いた小児矯正の流れ5 6 小児矯正とは、子どもに対して行う歯科矯正のことを指します。「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階に分かれており、それぞれ治療の目的や対象の年齢が異なります。 Ⅰ期治療 Ⅰ期治療は、永久歯と乳歯が混在した混合歯列期に行う矯正治療で、後から生えてくる永久歯がきれいに並ぶためのスペースを作ることや、口の筋肉や舌の動きを矯正することなどを目的としています。この時期の子どもの顎はまだ成長段階のため、顎の成長を利用し、ある程度コントロールすることができます。 Ⅱ期治療 一方のⅡ期治療は、永久歯がすべて生えそろってから行う矯正治療のことで、小学校高学年~中学生頃から治療をスタートします。成人矯正と同じ方法で行い、歯並びをきれいにすることを目的としています。 Ⅰ期治療で、十分なスペースが確保でき、きれいに永久歯が生えてくる場合もあれば、Ⅱ期治療へ移行する必要がある場合もあります。しかし、Ⅰ期治療を行い、十分なスペースが確保できていれば、永久歯を抜歯せずⅡ期治療を行えるなど、スムーズにⅡ期治療を行うことができる可能性が高くなります。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、小児矯正治療において3つの取り組みを行っております。 これらの取り組みは成長過程のお子様だからこそできることであり、単に歯並びをきれいにすることだけを目的としているわけではありません。口の筋力や舌の動きを矯正したり、顎の成長を促すアプローチをしたりすることで、悪い歯並びや噛み合わせを生み出す原因を根本的に改善していくことを目的としています。 当クリニックでは、単に歯並びをよくすることだけではなく、なぜそのような歯並びになってしまったのかの原因を探り、原因を根本的に改善し、後戻りしにくい口の機能を取り戻します。そして、歯並びから全身の健康をサポートしていきたいと考えております。 小児育成矯正とは、一般的な歯科矯正のように、直接的に歯を動かす矯正治療ではなく、口周りの筋肉のバランスを整え、正しい舌の位置や飲み込み方をトレーニングする治療法です。口呼吸やポカン口の改善にも繋がり、歯並びが悪くなる原因に根本的にアプローチしていきます。これらが改善することは、歯並びがよくなること以外に、お子様の全身の健康にもいい影響を与えます。当クリニックでは、「プレオルソ」を用いて小児育成矯正を行っています。 プレオルソによる小児育成矯正 プレオルソとは、現役の矯正専門歯科医師が開発した取り外しの出来る「⻭列矯正⽤咬合誘導装置」です。マウスピース型の装置を装着し、10歳くらいまでの乳歯と永久歯が混在した混合歯列期に行う治療です。 プレオルソは、素材が柔らかく口腔内にフィットするため、痛みや違和感を感じにくい仕様になっています。マウスピース型の取り外しができる装置のため、衛生管理もしやすく、虫歯のリスクも少ない点もメリットです。さらに、装着時間は「家にいる時」と「寝ている時」のみでよいため、見た目が気になるお子様や、スポーツをしているお子様でも抵抗感なくスタートできる治療法です。 プレオルソによる治療効果 早期からプレオルソを用いた小児育成矯正を行うことで以下のような治療効果があります。 プレオルソを用いて口周りの筋肉機能を改善させ、顎がしっかりと成長することで、十分なスペースを作り出します。また、トレーニングの効果で歯並びを悪くさせるさまざまな悪い癖の改善が期待できます。 プレオルソを用いた小児育成矯正の治療パターン プレオルソを用いた小児育成矯正には大きく2つの治療パターンがあります。 1.プレオルソのみ プレオルソのみで一期治療が完了するパターンです。 2.プレオルソ+インビザラインファースト 上下の顎の骨格が正常な状態になり、筋機能の改善も行われたが、プレオルソのみでは歯並びが完全には治らず、インビザラインファーストをを追加してⅠ期治療を完了するパターンです。 費用に関してはこちらをご覧ください。 ※ワイヤーを用いた矯正治療も可能ですが、実施例は少なくなりつつあります。 当クリニックでは、インビザラインを用いた小児矯正治療を行っています。 小児矯正で用いるインビザライン・ファーストとは 「インビザライン・ファースト」は混合歯列期のお子様向けの、透明なマウスピースを用いた矯正方法です。今までインビザラインを用いたマウスピース矯正は、永久歯がすべて生え揃ってから行う治療法でしたが、インビザライン・ファーストは、小さな歯にもフィットする作りで、永久歯が生えてくるスペースを確保するようデザインされています。これによって、顎の大きさを広げながら歯並びを整えることが同時に行うことができるのです。 インビザライン・ファーストを用いるメリット インビザライン・ファーストを用いることで以下のようなメリットがあります。 ・透明なマウスピース型装置のため見た目が気にならない ・痛みや違和感が少ない ・取り外しができるのでいつも通りに食事や歯磨きができる ・矯正完了後のイメージが可視化できる ・通院回数が少ない インビザライン・ファーストは透明なマウスピース型矯正装置を用いるため、装置の存在が気付かれにくく、見た目を気にするお子様にも受け入れやすい矯正方法です。ワイヤー矯正の場合、金属の器具が口腔内に当たり、痛みを感じることも少なくありませんが、インビザライン・ファーストの場合は、痛みや違和感を感じにくい傾向があります。また、取り外しができるので、食事や歯磨きはいつも通り行うことができます。このように、インビザライン・ファーストはお子様にとってストレスが少なく、無理なく矯正治療を行うことができる治療法なのです。マウスピースは、口腔内スキャナーで歯型を採取し、オーダーメイドで製作します。さらに、歯型をデータ化することで、治療完了までの歯並びのシミュレーションが可視化され、治療のモチベーションアップにも繋がります。 インビザライン・ファーストを用いた小児矯正の流れ インビザライン・ファーストを用いた小児矯正は、以下の流れで行います。 1.カウンセリング まずは、歯科医院でカウンセリングを受けましょう。治療や費用のことなど気になることがあればこの時点でしっかりと聞いておくことが大切です。 2.精密検査 治療をすることが決定したら精密検査に進みます。口腔内の検査やレントゲン撮影、口腔内写真の撮影を行い、マウスピースを製作するために歯型を採取します。 3.治療開始 初めてマウスピースを装着する際は、歯科医師のもとで実際に装着し、必要であれば調整します。この時、着脱方法やお手入れ方法、注意事項の説明も受けます。ご自宅では、1週間に1度のペースで新しいマウスピースに交換し、少しずつ歯を動かしていきます。それに加え、1~2ヶ月に1度、定期的に歯科医院を受診しましょう。計画通りに治療が進んでいるかの確認のために受診していただくため、1回の診察時間は10分程度で終わることが多いです。 4.保定期間 歯並びが整ったら、一定期間保定装置を装着し、歯並びが元の状態に戻ること(後戻り)を防ぎます。 ※治療期間や保定期間には個人差があります。 将来的にきれいな歯並びにしていけるように、歯が生え始めた頃から食育指導を行っていきます。当クリニックでは、管理栄養士の資格をもつスタッフが常駐しておりますので、お気軽にご相談ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科の子どもの歯科矯正についてご紹介しました。早期に矯正治療を始めることで、さまざまな選択肢からお子様に合った方法を選択することができます。お子様の歯並びが気になるという方は、ぜひお早めにご相談にいらしてください。プルチーノ歯科・矯正歯科では無料矯正相談を行っております。ご予約はこちらからも承っております。
歯科矯正の種類別費用相場や支払い方法を解説!名古屋の矯正歯科ならプルチーノ歯科・矯正歯科へ 名古屋市の矯正歯科、プルチーノ歯科・矯正歯科です。歯科矯正を考えているけど、いったいどのくらいの料金がかかるのか、疑問や不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、歯科矯正の種類別の費用相場や治療費の支払い方法について詳しく解説していきたいと思います。 Contents1 1.1 ワイヤー矯正(表側矯正)1.2 ワイヤー矯正(裏側矯正)1.3 インビザライン(マウスピース矯正)2 2.1 トータルフィー制2.2 処置別払い3 3.1 カウンセリング料3.2 診断料3.3 装置料3.4 調整料3.5 保定装置料・保定観察料4 4.1 一括払い4.2 分割払い4.3 デンタルローン5 5.1 医療費控除とは?5.2 医療費控除を受けるための条件5.3 医療費控除の申請の流れ6 矯正歯科では、矯正の方法によって費用相場は変わってきます。主な矯正方法である、「ワイヤー矯正(表側矯正)」、「ワイヤー矯正(裏側矯正)」、「インビザライン(マウスピース矯正)」の3つの方法に分けて紹介していきます。 ワイヤー矯正(表側矯正) 費用相場:全体矯正60万円〜100万円、部分矯正30万円~60万円 歯列の表側にワイヤーとブラケットを装着する方法です。歯科矯正と言えばこの方法を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。どんな歯並びでも幅広く対応でき、同じワイヤー矯正でも裏側に装着する方法よりも費用を抑えられる点がメリットです。 ワイヤー矯正(裏側矯正) 費用相場:全体矯正100万円〜180万円、部分矯正40万円~70万円 別名「舌側矯正」、「リンガル矯正」とも言われます。表側矯正と同じくワイヤーとブラケットを装着して歯列を整える方法ですが、口を開いた時に見えにくい裏側に装置をつけるため、歯科矯正時の見た目が気になる方におすすめです。矯正装置をオーダーメイドで作成する必要があるうえに、高度な治療技術を必要とするため、費用相場は表側矯正に比べると高額になります。 インビザライン(マウスピース矯正) 費用相場:全体矯正55万円〜100万円、部分矯正10万円~40万円 透明なマウスピース型装置を用いて歯列を整えるインビザラインは、ワイヤー矯正のデメリットである、痛みや違和感、衛生管理の難しさ、矯正装置が目立つことをすべてカバーすることができる矯正方法です。費用相場は、表側矯正とほとんど変わりません。しかし、歯並びの状態によっては対応できない場合もあるため、一度歯科医院にてカウンセリングを受けて、ご自身に対応しているかどうかを確認しましょう。 矯正歯科によって支払い方法が複数ある場合があります。「トータルフィー制」、「処置別払い」について詳しく解説していきます。 トータルフィー制 トータルフィー制とは、歯科矯正にかかる基本的な治療費の総額をあらかじめ提示する制度のことです。トータルフィー制は、あらかじめ治療完了までの総額がわかることで、追加料金の心配がなく納得いくまで治療を行うことができます。 トータルフィー制を行っている医院によって内訳は異なるため、契約前にどの範囲まで対応しているかをしっかりと確認することが大切です。また、患者様の都合で装置を外す場合や、無断キャンセル・遅刻を繰り返し、治療計画が大幅に乱れてしまった場合など、医院によって、別料金が発生する場合もあるので、注意事項に関しても確認をしましょう。 処置別払い 処置ごとに料金が発生し、その都度支払いをする方法です。処置ごとに費用が決まっており、支払いのタイミングは、治療開始時やそれぞれの処置が完了した時など、医院によって異なります。治療が長引いたり、治療の難易度が高かったりした場合などは、トータルフィー制よりも費用がかかってしまうこともあります。 歯科矯正を行う際はさまざまな費用がかかります。治療前、治療中、治療後にそれぞれどんな費用がかかるのか、治療費の内訳を詳しく解説します。 カウンセリング料 カウンセリング料に関しては、無料カウンセリングを行っている矯正歯科も多く、歯並びが気になるという方はまずカウンセリングに行ってみることをおすすめします。プルチーノ歯科・矯正歯科では、「初診料」・「カウンセリング料」・「歯並びシミュレーション」を無料とさせていただいております。もしも歯科矯正をしたらどんな歯並びになるのか…ぜひ一度シミュレーションをしにご来院ください。無料相談のご予約はこちらから承っております。 診断料 治療前に精密検査を行います。カウンセリングで患者様が納得したうえで、治療方法を決定し、それに必要な検査を行います。また、虫歯や歯周病の検査も同時に行い、万が一異変があればまずは虫歯や歯周病を治してから、歯科矯正をスタートします。 装置料 矯正装置そのものにかかる費用です。先述した通り、歯科矯正の種類によって費用相場は変わります。 調整料 ワイヤー矯正の場合は、定期的に歯の動きを確認しワイヤーの種類を変えたり、曲がり具合を調整したりする必要があります。インビザラインの場合も、1~2ヶ月に1度定期検診を行い、マウスピースを交換し、少しずつ歯を動かしていきます。このように定期的に矯正装置を調整する際に、調整料がかかります。トータルフィー制の場合は、調整料も基本的な治療費に含まれる場合があります。 保定装置料・保定観察料 保定装置とは、歯科矯正が完了した後に歯並びが後戻り(元に戻らないように)しないための装置のことです。保定装置料は、保定装置そのものにかかる費用のことで、保定観察料は、定期検診の際にかかる費用です。トータルフィー制の場合は、治療後の費用もカバーしている場合が多いです。 歯科矯正はさまざまな費用がかかるうえに、基本的に自由診療となるため、費用負担が大きい治療です。しかし、現金一括払い以外にもさまざまな支払い方法があるため、ご自身の状況に合わせた無理のない支払い方法を選択しましょう。 一括払い 現金もしくはクレジットカード決済で一括で支払う方法です。まとまった金額を用意する必要がありますが、支払いが一度で終わり、金利や分割手数料など余計な費用が発生しないことがメリットです。 分割払い クレジットカードでの分割払いや、歯科医院独自で行っている院内分割払いを利用することで、支払の負担を軽減させることができます。クレジットカード分割払いの場合は、分割回数を多くすることが可能ですが、分割手数料が少し高めになるので注意しましょう。 院内分割払いは、歯科医院によって内容が変わります。金利や分割手数料はかかりませんが、治療が完了するまでに支払いを終える必要があるため、一回に支払う金額は高くなる傾向があります。実施していない歯科医院もあるので検討している場合は事前に確認しましょう。 デンタルローン デンタルローンとは、歯科治療費専門のローンです。デンタルローンの申し込みは歯科医院にて行うことができるため、ローンを組むために金融機関に行く必要はありません。また、カードローンと比べると、金利が低くなる傾向があります。支払いの流れとしては、信販会社が治療費を歯科医院に立て替え払いをし、患者様は治療費と分割手数料を合わせた金額を分割して信販会社に支払っていくという流れになります。ご自身のペースで支払い計画をたてて無理なく支払いができるというメリットがありますが、一般的なローンを組むときと同様に審査に通らなければ、デンタルローンを利用することはできません。万が一、審査が通らなければ、別の支払い方法を選択する必要があります。また、デンタルローンに対応していない歯科医院もあるので事前に確認するようにしましょう。 医療費控除の仕組みを理解し申請をすることで、治療費の負担軽減へとつながります。 医療費控除とは? その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照)の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。 出典:国税庁ホームページ 医療費控除を受けるための条件 歯科矯正治療を行った際に、医療費控除を受けるためには以下の条件を満たす必要があります。 ・1年間で支払った医療費が10万円、または所得合計が200万円までの人は所得額の5%を超える場合 ・機能回復を目的とした治療であること 条件を満たす場合、医療費控除を受けることができます。また、治療費だけでなく、通院するために利用したバスや電車などの交通費も医療費控除の対象となります。金額をメモで残しておくようにしましょう。自家用車のガソリン代は対象外となりますので注意してください。 医療費控除の申請の流れ 医療費控除を受けるためには、必ず自ら申請する必要があります。申請しなければ医療費控除は受けられないので、期間内に必要書類の作成、提出を忘れずに行いましょう。 1.医療費控除の対象であるか確認し、医療費明細書を作成する 2.確定申告書に医療費明細書を添付し提出する 3.還付金の振込を確認する 歯科矯正の種類別の費用相場や、支払い方法を詳しく解説しました。矯正治療は、どんな方法で治療を行うかによっても治療費は異なります。プルチーノ歯科では、歯科矯正の費用や治療方法について、事前カウンセリングにて納得いくまでお話させていただきます。歯科矯正についてお悩みの方は、まずは無料相談からお気軽にご予約ください。ご予約はこちらから承っております。
矯正歯科治療では、2018年改正の厚生労働省 医療広告ガイドラインで自費診療に係るリスクや副作用を情報提供することが求められています。 虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすかったり、違和感や粘膜の痛みが生じたりするなどさまざまなリスクと副作用があります。 リスクと副作用を回避するためには、矯正治療中に症状があったらなるべく早く歯科医師に相談しましょう。歯科医師の指示に従い対処しなければなりません。 この記事では、歯科矯正で起こり得る一般的なリスクと副作用、発生を抑えるポイントを紹介。この記事を読めば、歯科矯正を受ける上での注意点がわかり、納得してから治療を受けられます。 矯正歯科治療は、歯並びや噛み合わせの問題を解決するための重要な手段です。しかし、この治療法はどの治療にもリスクがあるように一部のリスクと副作用を伴う可能性があります。 ここでは、2018年改正の厚生労働省 医療広告ガイドラインにを基に、矯正歯科治療の全過程で起こる可能性のある一般的なリスクと副作用について詳しく説明します。 Contents1 1.違和感や粘膜の痛み2 2.治療期間延長の可能性がある3 3.虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすい4 4.歯根吸収が発生・進行することがある5 5.口内炎ができることがある6 6.歯の骨性癒着による歯の移動障害7 7.歯の歯髄充血や歯髄壊死が起こることがある8 8.金属アレルギーの症状を起こすことがある9 9.顎関節症の誘発10 10.歯茎の低下やブラックトライングルが現れることがある11 11.矯正装置破損や破損装置を誤飲する可能性がある12 12.エナメルクラックが発生する可能性がある13 13.後戻りを起こすことがある14 14.被せ物や詰め物を取り換えることがある15 15.歯科矯正前の状態には戻せない16 1.コミュニケーション17 2.口腔ケアとメンテナンス18 3.矯正中のブラッシングの学習19 1.歯科医師の選び方20 2.計画と準備21 3.ライフスタイルの調整 1.違和感や粘膜の痛み 最初に矯正装置を装着し歯科矯正をすることにより、違和感や粘膜の痛み、不快感などがあります。 ・歯科矯正してから、4〜5時間後から痛みが徐々に現れる。 ・2〜3日をピークとし、徐々に消失する。 ピークを過ぎて、数日間から1~2週間程度で、矯正装置に慣れてくるケースが多いです。ブラケットやワイヤーが口腔内の粘膜に触れることで、一時的な痛みや不快感が生じることがあります。 対処法としては、その原因の除去と粘膜への薬の塗布、市販の鎮痛剤を服用することも可能です。 2.治療期間延長の可能性がある 歯科矯正中は、患者様の治療に対する協力度によっても治療期間が延長する可能性があります。実際に治療を行わないと、歯の動き方や移動速度には個人差があるため、最終的な治療期間は分かりません。 具体的な患者様の協力内容は、以下の通りです。 ・矯正装置の使用状況 ・顎間ゴムの使用状況 ・定期的な通院 など 治療期間は、歯の状態や移動速度、年齢などによっても大きく異なりますが、1~3年程度で、最近では治療技術の発達により動的治療期間は短くなり、短いと6ヶ月程度で治療が済むケースもあります。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラもチェック ↓↓ 3.虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすい 歯科矯正中は、虫歯や歯肉炎、歯周炎になりやすくなることも注意点の一つです。 ワイヤー矯正では取り外しができないため、ブラケットやワイヤーの間に食べかすが溜まりやすくなり、さらに矯正装置がついているためブラッシングがしにくくなります。 そのため、食べかすの残りやすい粘着性の強い食べ物を避けたり、確実なブラッシングを行ったりすることが必要です。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラもチェック ↓↓ 4.歯根吸収が発生・進行することがある 歯根吸収とは、歯の根っこ(歯根)が吸収されて長さが短くなる現象をいいます。 歯科矯正中は、歯の移動とともに歯根の部分も一緒に動くため、動きに無駄があったり、何度も無駄に繰り返されたりすると歯根吸収が起きるリスクは高くなります。ただし、矯正治療によって歯がグラついてしまうほどの状態になることは、通常の歯科矯正ではほとんどありません。 5.口内炎ができることがある 矯正装置が粘膜に当たったり、擦れたりすることで粘膜が荒れ口内炎ができることがあります。 口内炎ができるのは比較的ワイヤー矯正に多くみられ、ワイヤーの先が粘膜に当たったり、ブラケットが当たったりすることが原因で口内炎ができやすいです。最初の1~2週間は特に注意が必要といえます。 マウスピース矯正では、舌先に縁が尖っている部分が当たり、取り出すときに口腔内に傷がつくことで、口内炎になってしまうケースがあります。 6.歯の骨性癒着による歯の移動障害 歯科矯正における矯正力を歯に作用させれば、歯の移動が達成され歯科矯正できますが、ごくまれに歯根があごの骨に永久的に結合している骨性癒着により歯が動かないことがあります。 このような場合、口腔外科専門医と連携しながら打開策を模索します。 7.歯の歯髄充血や歯髄壊死が起こることがある 歯科矯正で歯を移動させることで、ごくまれに歯の神経が障害を受けて歯髄充血の症状が起こることがあり、さらに血行障害が進んでしまうと歯髄が壊死することがあります。 歯髄充血は、歯科矯正の移動の場合だけではなく、正常範囲内での移動においても生じる場合があるため注意が必要です。 8.金属アレルギーの症状を起こすことがある 装着した矯正装置には、ワイヤー矯正のように金属製のブラケットやワイヤー使用しているため、歯科矯正中に金属アレルギーの症状を引き起こすことがあります。 矯正装置が金属アレルギーの原因であることが明らかな場合には、金属アレルギーに対応した製品に変更します。 ・「セラミック」「歯科用プラスチック」の審美ブラケット ・チタン合金のワイヤー ・マウスピース矯正 9.顎関節症の誘発 矯正歯科治療は、正しい噛み合わせを目指して治療を行いますが、一時的に噛みにくくなる場合があり、このような噛み合わせの変化により顎関節症が生じることもあります。 顎関節症とは、口を開閉する場合にあごの骨の音が鳴ったり、痛みや噛みにくさを感じたりするなど、違和感を生じる状態です。痛みが強くなると食事や会話が不便になり、日常生活に支障をきたすこともあります。 歯科矯正中に顎関節症の症状がある場合は、歯科医師に相談しましょう。 10.歯茎の低下やブラックトライングルが現れることがある 歯科矯正中は、歯並びが改善されるとともにブラックトライアングルが現れることがあります。 ブラックトライアングルとは、歯茎が下がり歯と歯の間に黒く三角形に抜けた空隙が現れる状態です。凸凹の強い成人の矯正治療で出現しやすく、目立つような場合には空隙を小さくする対応を行います。 11.矯正装置破損や破損装置を誤飲する可能性がある 歯科矯正中に矯正装置が何らかの原因で外れたり、歯損したりすると誤って誤飲する可能性があります。 食いしばりや食事などによる強い力が矯正装置にかかると破損します。さらに、ブラッシングする際に毛先が引っかかり引っ張る力でも破損する恐れがあるのです。 矯正装置が破損した場合は、歯科クリニックに修理の予約を取るようにしましょう。 12.エナメルクラックが発生する可能性がある 矯正装置を外すときや1本の歯に強い力が加わったときに、歯の表面のエナメル質に微小な亀裂が入るエナメルクラックやかぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。 微小なエナメルクラックは、元々の歯にも多くみられ、程度や大きさによって対応が異なるので、歯科医師に相談しましょう。 13.後戻りを起こすことがある 装置が外れた後、保定装置(リテーナー)を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。歯科矯正完了後は、歯を支える骨が固まっていない状態なため、元の歯並びに戻ろうとする力が働くのです。 リテーナーの装着期間は、最短でも矯正にかかった期間が必要です。その後も寝ているときは装着し続けるのが理想的です。 また、歯科矯正完了後もあごの成長発育や加齢などの変化、歯周病などにより、嚙み合わせや歯並びが変化することがあります。さらに、治療後に親知らずが生えるなどの影響により、凸凹などの叢生が生じる可能性があります。その場合、再治療が必要になるでしょう。 14.被せ物や詰め物を取り換えることがある 歯科矯正完了後、現在の咬み合わせに合ったかぶせ物(補綴物)や銀歯などの詰め物を取り換えることがあります。虫歯の治療(修復物)などもやり直す可能性もあります。 15.歯科矯正前の状態には戻せない 矯正歯科治療は、治療を開始してしまうと治療前の噛み合わせや口元の状態に戻すことは難しくなります。 矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用を理解したところで、矯正歯科治療のリスク管理と対策について説明します。 1.コミュニケーション 矯正歯科治療のリスクを抑えるためには、歯科医師との良好なコミュニケーションが必要不可欠です。治療において気になる症状や進行状況、疑問点などがでてきたら歯科医師に相談しましょう。 良好なミュニケーションがとれれば、自身の健康状態やライフスタイルの変化なども気軽に相談することで、自分にぴったりな治療計画を立てられます。 2.口腔ケアとメンテナンス 歯科矯正中は、通常以上に口腔ケアとメンテナンスに注意しましょう。 自宅での適切なブラッシングや定期的な歯科クリーニングが重要となります。特に、食後や就寝前のブラッシングを怠らないなど、日常的な口腔ケアを身につけることも有効です。 3.矯正中のブラッシングの学習 歯科矯正中は、矯正装置をつけているため、通常のブラッシング方法ではしっかり磨ききれません。そのため、歯科衛生士によるブラッシング指導(TBI)を受け、正しい磨き方や歯ブラシの選び方など、さまざまな指導とアドバイスを受けることで、口腔セルフケアの質が向上します。 具体的には、ブラケット周りを歯間ブラシを使って丁寧に磨く方法やブラケットの上下を個別に磨くなどの方法があります。 ここでは、矯正歯科治療のリスクを最小限に抑えるためのポイントについて説明します。 1.歯科医師の選び方 矯正歯科治療の成功は、適切な歯科医師を選ぶことから始まります。 日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうかも選び方の一つです。日本矯正歯科学会の認定を取得するには、矯正歯科についての研修を5年以上受講し、学会の試験に合格しなければなりません。経験豊富な歯科医師を選び、信頼関係を築くことが大切です。 また、治療方針や施設の設備などが充実しているかどうか確認することも重要といえるでしょう。 2.計画と準備 矯正治療は1~3年程度と長期間にわたるものなので、治療に向けた計画をしっかり立て、治療前の準備をすることが重要です。 […]
矯正歯科治療において、できるだけ歯を抜かずに治療を行うことを希望する方も多くいらっしゃると思います。 確かにご自身の健康な歯を1本でも多く残すことは、将来のためにも非常に大切なことです。しかし、仕上がりや治療後のリスクを考えると、歯並びや噛み合わせの状態によっては、歯を抜いたほうがいい場合もあります。 そこで今回は、矯正歯科治療で歯を抜く目的や、歯を抜く治療法と抜かない治療法のメリット・デメリットについても詳しく紹介していきます。 Contents1 2 3 4 5 6 7 8 矯正歯科治療で歯を抜くことは、今あるスペースに収まりきらない歯をきれいに並べるという目的があります。 矯正治療が必要な歯並びは、限られたスペースの中で無理やり歯が並んでいる状態です。 そのため、噛み合わせに影響のない歯を抜歯して、スペースを確保する必要があります。 一般的には、抜歯しても機能的な影響は少なく済む 、前歯から数えて4本目の第一小臼歯か、5本目の第二小臼歯を抜きます。矯正後に歯並びに影響があると考えられる場合は、親知らずを抜く場合もあります。矯正歯科治療のための抜歯は自費扱いとなり、1歯につき約5000〜10000円くらいの費用がかかります。 歯並びや噛み合わせによっては歯を抜かなくてもいい場合もあります。 歯並びの乱れが比較的少なく、凹凸が少ない歯並びの場合や、顎が成長段階にある低年齢のお子さまの場合は、歯を抜かずに矯正ができる可能性があります。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラ ↓↓ 歯を抜かずに治療する方法はさまざまな方法があります。 奥歯を奥に移動させる 奥歯を奥に移動させることで歯が並ぶためのスペースを確保する方法です。歯科矯正用アンカースクリューという人工歯根(インプラント)を、歯肉の中の歯槽骨に埋め込むことで、今まで困難とされていた奥歯を奥に移動させるという動きが可能になりました。この歯科矯正用アンカースクリューは、非常に小さく、局所麻酔のみで痛みはほとんどないため、身体的負担は非常に低いです。矯正歯科治療後は取り除き、痕も残りません。 歯列の幅を広げる 口腔内の状態に合わせた装置を用いて、歯列のアーチを広げていく方法です。アーチを広げるのはごくわずかなので、顎の骨格が変わることはありません。歯並びによっては、スペース確保が十分にできず適さない場合もあります。 歯をわずかに削る 歯の表面をわずかに削ることでスペースを作るストリッピングという方法です。1本につき片面を0.25mm以内、両面で0.5mm以内まで削ることができます。数本行うことで、必要なスペースを作るのです。削った部分は、虫歯予防のためにフッ素を塗布します。 マウスピース矯正 透明のマウスピース型の矯正装置を用いた矯正方法です。 マウスピース矯正は、奥歯を奥に移動させることや、歯列の幅を広げることが得意なため、歯や噛み合わせの状態次第では、抜歯をせずに矯正を行うことができる可能性があります。 当院でも、インビザラインというマウスピース矯正を行っております。詳しくはこちらのページをご覧ください。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラ ↓↓ 矯正歯科治療で歯を抜く場合のメリットとデメリットは以下の通りです。 治療を始める前に、しっかりと事前カウンセリングや精密検査を行い、最適な治療法を選択することが大切です。 歯を抜くメリット 矯正歯科治療で歯を抜くメリットは、スペースをしっかりと確保することで治療計画が立てやすく、さまざまな症例に対応しやすいという点にあります。歯を抜くことで比較的簡単にスペースを確保できるため、いまだに主流の方法です。そのため、対応できる歯科医師の数も多く、安心して治療を受けることができます。 歯を抜くデメリット 矯正歯科治療で歯を抜く場合、当然ながらデメリットも存在します。第一に、健康な歯を抜くことでご自身の歯の数が減ってしまい将来虫歯になった時などに、治療の選択肢が限られてしまう可能性があります。ただ、抜歯する歯は機能的にあまり影響のない歯を選ぶので、日常生活への影響はご心配いただかなくても大丈夫です。また、抜歯をしたことによって腫れや痛みが生じることがあります。腫れや痛みは一時的なもので、通常2~3日で収まることが多いです。応急処置として、痛み止めを服用したり、冷やしたタオルなどで頬側から冷やしたりすることで、症状が落ち着きます。 矯正歯科治療で歯を抜かないことのメリットとデメリットは以下の通りです。歯を抜かないで矯正ができることで、メリットしか感じないという印象を持つ方もいらっしゃると思います。しかし、歯を抜かない矯正方法にもデメリットは存在します。 歯を抜かないメリット 歯を抜かない矯正方法のメリットは、健康な歯を多く残し、身体的、精神的な負担を軽減させることができる点にあります。また、抜歯をしないことで治療の時間や費用の負担も軽減させることができます。矯正専門の歯科医院の場合、抜歯の対応ができる他の一般歯科にて抜歯を行う場合があります。その場合、紹介状を発行する費用がかかったり、別の歯科医院に予約を取り、紹介状を持参し、処置を受ける手間がかかったりします。歯を抜かない矯正歯科治療であれば、手間や費用の負担が軽減されます。 歯を抜かないデメリット 矯正歯科治療において歯を抜かないデメリットは、適応できる症例が少なく、治療に精通している歯科医師が少ないという点が挙げられます。「歯を抜きたくない」という思いばかりを優先し、無理をして歯を抜かずに矯正治療を行うと、後々さまざまなリスクが起こる可能性があります。 無理をして歯を抜かない矯正方法を行うことで以下のようなリスクが生じます。 Eラインが崩れる 「Eライン」とは鼻と顎の先をつないだラインのことを指し、このラインよりも少し内側に唇が収まっていることが理想的だと言われています。しかし、無理をして歯を抜かずに矯正歯科治療を行うことで、十分なスペースを確保できず、収まりきらない前歯が前に出てきてしまうリスクがあります。矯正歯科治療は、歯並びや噛み合わせだけでなく、口元や横顔など歯以外の部分の印象も左右します。しっかりと事前に精密検査やシミュレーションを行い、ご自身に合った方法で矯正歯科治療を行うことが大切です。 歯肉が下がってしまう 負荷がかかることで、歯肉が下がってしまうことを「歯肉退縮」と言います。矯正歯科治療では歯肉に負荷がかかるため、どんな治療方法でも歯肉退縮が起こる可能性はありますが、狭いスペースの中で無理に矯正を行うことで、よりリスクが高まります。歯肉退縮が起こると、歯が長く見えたり、歯と歯のすきまが開いたように見えたりすることで、審美性が悪くなってしまいます。さらに、虫歯や歯周病などのリスクも高まります。 Q:マウスピース矯正でも抜⻭が必要ですか? A:マウスピース矯正では出来る限り「抜⻭をしない」という選択のもとで治療⽅法を検討しますが、⻭並びやお⼝の状態によっては抜⻭が必要なケースもございます。 また、抜⻭まで⾄らなくとも、少しだけ⻭を削って調整する⽅法を用いることもあります。 矯正歯科治療では歯を抜く必要がある?抜かないで矯正する方法は?というテーマで、歯を抜く目的や、歯を抜く矯正方法と抜かない矯正方法のメリット・デメリットなどを詳しく紹介しました。 歯並びや噛み合わせの状態によって、適切な治療方法を選択することが、矯正を成功させるために一番大切なことです。 当院では、精密検査の際に、口腔内写真やレントゲン撮影と併せて、3Dスキャナーでの歯型採取を行い、治療開始から完了までの歯の移動を、3Dシミュレーションソフトを用いてシミュレーションします。しっかりと精密検査やシミュレーションを行うことで、1人1人に合った治療法をご提案いたします。矯正治療にご興味がある方は無料相談も行っております。まずは、こちらの予約フォームよりお気軽にご予約ください。 ↓↓ 詳しく知りたい方はコチラ ↓↓