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名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では矯正(小児矯正)・インビザラインの矯正診療を行っております。

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プルチーノ歯科・矯正歯科

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ワイヤー矯正

小児矯正歯科医院の歯科医に子どもの歯科矯正治療について聞いてみました 「矯正歯科治療に使う子供専用のマウスピースやプレオルソとは?」

25.05.08

カテゴリ:インビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正小児矯正矯正歯科

歯科矯正治療とは 歯科矯正治療は、不正咬合や開口障害など(機能的問題)を改善したり口周りの見た目(審美的問題)を整える為に、ガタガタの歯並びや顎の形や筋肉などを整える歯科治療方法です。 不正咬合とは、顎がずれていたり歯並びがわるいのが原因で、上下の歯の咬み合わせがずれてしまっている状態の事です。 上顎が前に出てしまっている状態が上顎前突(出っ歯)で、下顎が前に出てしまっている状態を下顎前突(しゃくれ・受け口)といいます。また、通常上下の歯は少し上の歯が下の歯にかぶさる状態ですが、上の歯が下の歯にかぶり過ぎている状態を過蓋咬合(かがいこうごう)といい、反対に下の前歯が上の前歯にかぶさっている状態になっていることを反対咬合といいます。 このような状態になると、食べ物をうまく噛んで飲み込むことができなかったり、外見から目立ちやすいなどの問題が出てきます。 また、顎骨の動きや口の周りの筋肉(口腔周囲筋)や舌の動きにも影響が出てきて、口が開けにくい状態(開口障害)や口が閉めにくい状態(口唇閉鎖障害)で口呼吸などになってしまうなど、様々な問題や体の不調の原因にもなってしまいます。 子どもの頃にこのような歯並びなどが悪い状態が長く続くと、集中力の低下などにもつながり、勉強やスポーツにも支障が出る可能性があります。 この記事では、お子さんの歯科矯正治療についてご紹介させていただきます。   矯正歯科治療は、治療を開始する時期によって内容も大きく変わってきます。 人間の骨格は個人差はありますが20歳ごろに成長が完了するため、成人前の年齢では体の成長を考慮した治療が行われます。 永久歯(大人の歯)は、乳歯(子供の歯)の奥に2本多く生えてきます。(親しらずを除く)乳歯の奥に生えてくる永久歯(第一大臼歯)は手前の歯を6歳ごろに生えてくるので「6歳臼歯」、一番奥の永久歯(第二大臼歯)は、12歳ごろに生えるので「12歳臼歯」とよばれています。 永久歯が生えそろう前に、全ての永久歯が正しい位置に生えるようにスペースを確保し、正しい噛み合わせができるように整えるのを目的に行われる治療を第一次矯正治療といいます。 大人の歯科矯正治療(第二次矯正治療)は、すでに生えそろった永久歯をキレイな歯並びを整えるのを目的としているため、歯を動かす治療が主体を占めています。それに対し、子どもの歯科矯正治療(第一次矯正治療)は、歯を動かすだけではなく顎骨などの骨や筋肉の成長を促したり抑制しながら、口の周りの環境を整えていきます。 第一次矯正治療では、成長が完了した後に行う第二矯正治療と同様に歯列を整える矯正治療と、顎骨や口の周りの筋肉(口腔周囲筋)を整えてバランスを良い状態にするための治療を行っていきます。   第一次矯正治療は、以下のようなメリットがあります。 歯を抜かずに治療ができる場合が多い 痛みが比較的少ない 治療期間が比較的短くなる むし歯や歯周病のリスクを低くできる 後戻りを防げる   第一次矯正治療は、体の成長途中の段階のうちに始めることで、骨格や筋肉が柔らかくて矯正しやすいため、痛みを感じることも少なく治療時間も第二次矯正治療よりも短く終わるケースが多くあります。また、若いころに治療をスタートして治療期間が短縮できることで、治療の費用を抑える事ができたり、治療中や治療後に虫歯や歯周病になってしまったり歯並びが戻ってしまうリスクも低くすることができます。 上顎が前に突き出している状態(上顎前突)や下顎が前に突き出している状態(下顎前突)などの場合には、外側から顎の成長をコントロールするための、ヘッドギアやチンキャップなどの可動式抑制装置が使われます。 これは一日のうち歯科医師から指示された時間の間、装置を装着することで顎の成長を調整していく治療法です。外部から強い力を加えることで、顎骨を正しい位置に整えることができます。 また、口の中から上顎を押し広げることで歯を並べるスペースを確保する「床拡大装置(しょうかくだいそうち)」を使う治療方法もあります。装置についたネジを調節してバネの強さを調節し、少しずつ口の中のスペースを大きくしていきます。 乳歯から永久歯に生え変わっていくときに歯並びに関して重要なのは、顎などの骨格の成長と歯の生え変わる時期などです。レントゲンなどの検査の結果で「将来的に現在の口の中のスペースをこれからの成長を考慮したとしても、永久歯が綺麗に並ぶほどに確保できない」と矯正歯科専門歯科医師が診断した症例やスペースが確保できたとしても既に生えてきている歯の向きや位置を移動させる必要がある場合には、歯列矯正を行います。 ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表面にブラケットという装置を接着し、ブラケットにワイヤーやゴムを装着することで、そのワイヤーやゴムの力を利用して歯を動かしていく治療法です。 歯に強い力がかかるため歯を抜歯してできたスペースなど広い範囲の移動に適していますが、治療中に口の中やあごに痛みが出てしまうことがあります。 装置は歯科医院で装着して、月に1回ほど定期的に歯のメンテナンスや状況確認と装置の点検や調整をしながら治療を進めていくので、患者さん自身が取り外しなどはできません。 そのため、矯正装置が舌や口の中の粘膜などに当たって傷ができてしまったり状態が悪くなってしまっても、自分で取り外しをすることができません。 さらに、食事をする時や歯磨きをする際にも装置を着脱することはできないため、歯に残った食物残渣(しょくもつざんさ)や歯垢などをしっかりときれいに取り除くことが難しく、歯周病や虫歯になってしまうリスクも普段以上に高くなってしうというデメリットがあります。 マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療は、患者さんのお口の中から採取した歯型を基にマウスピースを作製します。マウスピースは複数つくられ、歯並びを少しづつ整えることができるように徐々に交換していきます。 交換時期や装着時間などは矯正歯科の専門的な知識を持った歯科医師が指示し、患者さんはその指示通りにマウスピースを装着することで治療が進んでいきます。 マウスピースはワイヤー矯正とは異なり患者さんが自分で着脱ができるため、食事や歯磨きなどの時は取り外すことができます。また、素材は柔らかく水洗いなどもできるので、装着中に口の中を傷つけてしまうことを予防しながら、清潔に使い続けることができるので、お口の中の環境が悪化することを防ぐこともでき、安心して使用できるのもおすすめできるポイントです。 愛知県名古屋市にあるプルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正治療「インビザライン矯正」を受けることができます。また、こどもさんもできるマウスピース矯正治療「インビザライン・ファースト」も導入しています。 インビザライン矯正は、診療室で3Dスキャナーを使ってお口の中の情報を正確に取得し、そのデータを基に精密で効果的なマウスピースを作ることができます。そのため、効率よく歯を動かして治療を進めていくことが可能です。 また、患者さんのお口の中の情報をもとに、矯正治療が完了するまでのシミュレーション映像をコンピューター上で確認することができるため、理想の歯並びを患者さんと相談しながら治療を進めていくことができるという特徴があります。 治療には院長先生をはじめとしたインビザライン矯正に関する専門的な知識と十分な技術と経験があると認定されたインビザドクターや歯科衛生士が専門的な設備を使って治療を担当し、カウンセリングなどで患者さんや親御さんのお口の中の悩みや治療に必要な料金に関する疑問などの解決に協力しながら患者さんの症例に適応した治療を受けることができます。 またプルチーノ歯科・矯正歯科では、専門的な知識を持ったドクターや歯科衛生士などのスタッフがお子さまの歯並びを綺麗に整えるだけではなく口腔周囲筋(お口の周りの筋肉)を鍛えて開口などの癖を改善するためのトレーニング(MFT)を指導したり、マウスピースを装着して口腔周囲筋を鍛えることができるプレオルソを使った治療を受けることができます。複数の種類の治療方法の中から、患者さんに最適な治療法を専門的な知識を持った歯科医師が治療の流れを説明しながら計画をたててご提案します。 マウスピース矯正やプレオルソに興味のある方は、ぜひホームページからアクセスして気軽に初診前の無料相談の電話予約や24時間使えるweb予約をご利用ください。

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小児のための歯科クリニック、小児歯科の歯医者さんが教える「安全で痛くない麻酔や痛みの少ない子供の歯科矯正治療」について

25.05.08

カテゴリ:インビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正小児矯正矯正歯科BLOGインビザラインマウスピース矯正ワイヤー矯正一般歯科小児矯正矯正歯科

歯科治療で痛みを感じる治療とは 歯科医院での治療に「怖い」「痛い」という苦手なイメージをもっていて歯医者が嫌いな人は多いのではないでしょうか。確かに薬を飲んで治すなどの間接的な治療が多い内科などとは違い、歯科は歯を削ったり親知らずの抜歯、インプラント治療をする口腔外科などの直接的な治療が多く恐怖心を持ちやすいのも他の科の治療とは違う特徴です。 歯科には直接的な治療が多いというのも痛みを感じやすい理由の一つですが、歯の役割にも他の器官よりも痛くなりやすい理由があります。 口は、食べ物を中に入れると歯や舌を使って食べ物を噛み砕いたりすり潰したりしながら唾液と混ぜて、体に栄養を取り込みやすいように食塊(しょっかい)を作ります。そして、その食塊を喉まで運んで飲み込ませるまでが、口が食べ物から栄養を取り込むための働き(摂食(せっしょく)・嚥下(えんげ))です。 また、空気を体に取り込んで二酸化炭素を吐き出す「呼吸」や、人に伝達するために言葉を正確に発音するのも、口の中の器官が大きく関わっています。 このように、口は体の健康を維持したり、人とコミュニケーションをとる為に非常に大きな役割を持つ器官なのです。 そのため、口の中の異常に素早く気づけるように、口の中は痛みなどの何かの異変にとても敏感になっているのです。 また、小さなお子さんの場合は歯科医院の中の雰囲気や歯医者さんやスタッフのマスク姿等で緊張して、さらに痛みなどに敏感になってしまうこともよくあります。小さな子どもさんの治療の場合は、初めて来院した時の歯科医院に対して安心して治療が受けられたという体験が非常に重要です。予防歯科治療のために来院しながら歯科医院に慣れるのも緊張感なしの状態で治療を受けれるようになるために、おすすめな方法です。 歯科クリニックでは、患者さんが治療途中に痛みをあまり感じないように様々な対策をしています。 例えば、治療が始まるまで待機する待合室には、患者さんの緊張をほぐすためのアロマディフューザーなどリラックス効果を促進する装置を設置したり、子どもさんがリラックスしてより良い状態で待てるように小児歯科には治療台でもアニメの動画が流れたり絵本の置いてあるキッズスペースがあるなどの対応をしている場合などもあります。 また治療室に関しても、歯科診療時の痛みを軽減するために様々な配慮や工夫がされています。 痛くない麻酔 歯の中には歯髄という刺激を痛みとして感じる神経があります。歯髄の上には象牙質、さらにその上をエナメル質が覆っています。むし歯や歯周病が進行すると、エナメル質が溶けて刺激が象牙質に伝わります。象牙質には象牙細管(ぞうげさいかん)という細い管が通っていて、そこに刺激が伝わると歯髄から痛みを感じるのです。 その場合、歯の感覚を麻痺させて、痛みを感じにくくする処置を行います。これが局所麻酔です。 麻酔は治療を始める前に歯の根元や歯茎から薬剤を注入することで麻痺を起こしますが、注入する場合は注射針を歯肉や歯に刺す必要があります。 針が刺さる痛みを感じにくくするため、歯科では表面麻酔を針を刺す場所に塗布したり、麻酔を注入する注射針を細いものにするなどの工夫をしています。最近では小さな注射針から薬剤を入れる速度をコントロールしてゆっくり注入することで痛みを抑えることができる電動の麻酔注射器なども使われています。   歯科矯正治療は、歯並びを綺麗に整えたり、顎などの位置などを整えることで、かみ合わせのずれ(不正咬合)や顎の痛み(顎関節症)を改善するなどの機能的改善と、外見の見た目をキレイに整えるための審美的改善を目的に行われる治療です。 乳歯(子供の歯)が永久歯(大人の歯)に6歳ごろから生えてきてほとんどが生え変わる時期まで(混合歯列期)の15歳頃に治療を始めることが多いですが、顎骨などの成長状況や乳歯の歯並びなどから矯正歯科専門の歯科医師が予防歯科の観点から治療が必要と判断された場合、乳歯の時期から治療を行うケースもあります。 また成長途中の早い時期から治療を始めることで、顎骨や筋肉の成長に合わせて治療を進めることができるので、治療期間を短縮したり痛みを少なく抑えることができる場合が多くあります。 矯正治療で痛みを感じる時とは 矯正歯科治療は、顎骨などの骨格や筋肉の成長や位置などを調整して行う治療と、歯並びを整えるための歯列矯正治療があります。 今回のブログでは、歯列矯正で痛みを伴う理由を解説します。 歯列矯正は、歯や歯の周りの組織に力を加えることで、少しずつ歯を動かしていきます。すでに生えている位置から歯を動かすためには、外部から力をかける必要がありますが、この時に急激に歯に力をかけてしまう状態が続くと痛みが出てしまうことがあります。 ワイヤー矯正治療法 歯列矯正によく使われるワイヤー矯正治療法では、歯の表面に接着したブランケットという装置にワイヤーやゴムをかけて、歯に力をかけて動かしていく治療方法です。ワイヤーやゴムのけん引力は強いため、無理に歯に力を強くかけてしまうと歯に大きな負担をかけてしまうことがあります。このような事から、矯正歯科治療に伴う痛みが発生してしまう場合があります。 またワイヤー矯正治療法で使用する装置は、耐久性を保つために多くの場合金属などの硬い素材でできています。その場合、矯正装置の尖った部位などが舌や口の粘膜に当たってしまい、痛みがでてしまうことがあります。 さらに、ワイヤー矯正治療法の装置は歯科医院で定期的に歯のメンテナンスなどを行う検診時に調整するため、患者さんは自分で装置を取り外すことはできません。 そのため、装置が当たって痛みが出てしまっていて装着を続けるのが難しい状況でも次の検診まで取り外すことができず、傷が大きくなってしまうことがあります。 ワイヤー矯正治療法は食事や歯磨きをする際にも装着したままなので食物残渣(食べかす)や歯垢が歯に残りやすく、虫歯や歯周病が起こりやすくなるため、それがまた痛みの原因になってしまうことがあります。 矯正歯科治療は歯や顎などを動かしていくことが多いため、人によってはどうしても痛みを感じてしまうことがあります。また、装置を装着する違和感や不快感に耐えられず装置を舌で触るのが習慣になってしまったりすることで、舌を傷つけたり装着している装置がずれて粘膜などに当たってしまった場合に、痛みが出てしまう可能性もあります。 痛みの少ない歯科矯正治療法とは では、痛みの少ない歯科矯正治療はないのでしょうか? それらの問題を解決してくれる矯正治療法をご紹介します。 マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法では、患者さんの口から採取した歯型を基に作ったマウスピースを利用して歯の位置や向きを改善します。。 マウスピースは形状記憶の柔らかい素材でできていて、歯科医師に指示された一日の装着時間のみ装着し、歯科医師に指示されたタイミングで新しいマウスピースに交換することで、歯を動かしていきます。 ワイヤー矯正治療法に比べると歯にかける圧力は弱いので、部分的な移動や歯の向きを変えるなどに用いられます。 マウスピース矯正は、柔らかい素材であまり強い力をかけずに治療をするという特性から、治療中に歯や顎の痛みを予防したり、口腔内を傷つけたりするリスクを軽減することが可能であるというメリットがあります。 このことから、マウスピース矯正ならば「痛みの少ない歯科矯正治療」を受けることができるといえるでしょう。 さらに、マウスピース矯正の治療中や治療後にマウスピースを使ってホワイトニング治療に使える場合もあります。 愛知県名古屋市にあるプルチーノ歯科・矯正歯科では、3Dスキャナーを使って患者さんのお口の中の情報を取得し、その情報をもとにマウスピースを作製する「インビザライン・システム」を導入しています。 従来のマウスピース矯正治療の利点を生かしながら、さらに正確に患者さんのお口の中を把握してより精密なマウスピースを作れることで、患者さんの痛みや不安などを軽減して口の中の痛みから守ると同時に、安心した治療を受けていただくことができます。 子どもさんの矯正治療を対象とした「インビザライン・ファースト」も行っているので、お子様から大人まで痛みの少なく効率的なマウスピース矯正「インビザライン矯正」を提供しています。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正治療や治療に必要な料金に関する無料相談をお電話かホームページからweb予約で受け付けています。院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する十分な知識と技術・経験を持っていると認められたインビザドクターが、事前に患者さんのお口の中の悩みや疑問をお聞きしながらカウンセリングしたのち、患者さんの状態を理解したうえで最適な治療計画をご提案します。サイトから来院予約は土日祝日でも24時間いつでも受け付けておりますので、ご興味のある方はぜひ気軽にアクセスしてご利用ください。 この記事を参考に、安心して通える歯科医院で痛くない歯科治療を体験していただければ幸いです。  

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おすすめの小児歯科医院のみつけ方 インターネットなどで子供の歯の治療をする病院や歯科医院を探すと、たくさんの小児歯科クリニックが出てきます。その中で、お子さんが安心して通える小児歯科医院をみつけるためにはどうしたらいいのでしょうか。 小児歯科医院はその名の通り、小児(こども)の治療を専門にした歯科医院のことです。 小児歯科では、成長発育段階の小児に配慮した治療を行います。 人間の骨格は成長が完了するのは20歳前後と言われていますが、一般的に小児歯科では「乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)への生え変わりが完了する頃まで」が対象と考えられています。 しかし、歯科医院の方針によっては継続して治療を受ける場合などもありますので、人それぞれいつまで通い続けるのかは変わってきます。 また、一般歯科(虫歯や歯周病の治療などをする歯科)と小児歯科を両方とも診療している歯科医院も多いので、永久歯に生え変わった後も治療に通えるデンタルクリニックもあります。 小児歯科には0歳からの患児(子供の患者さん)が通うので、体の大きさなども患者さんによってまったく違います。そのため、大人の通う歯科医院においてある歯科ユニット(治療台)よりも比較的小さくて手足をはさむ心配が少なく掃除もしやすいなど、子供の特徴に配慮してあることが多いです。座ってから治療台を倒すのではなく、最初からベッドのように寝そべるタイプのユニットもあります。 また、治療に対する恐怖心を軽減するために子供用の音楽やDVDを院内の待合室や治療室での待ち時間に流す設備がある場合や、治療器具に目隠ししたり、どうしても患児が動いてしまい危ない場合には体を抑えるためのネットなどが用意されていることがあります。 患児の年齢によっても治療内容や対応方法は違いますが、治療を行う前には不安を取り除くために必ず患児やご家族に向けて優しく丁寧にインフォームドコンセント(治療に関する丁寧な説明)を行います。 また、患児の中には生まれて初めて歯科医院に来て治療を受ける子供さんも多くいます。 そのため、最初の歯科医院の印象が「怖い場所」にならずにリラックスして安心できる雰囲気で治療を受けることができるように、小児歯科の専門医や歯科衛生士や受付などのスタッフが配慮してサポートしながら治療を行っていきます。 では、小児歯科ではどのような治療をするのでしょうか? ①乳歯の虫歯・歯周病の予防治療 小児歯科では、乳歯の虫歯や歯周病を予防するための予防治療を行います。 「乳歯が虫歯になってもどうせ生え変わるから大丈夫」と考える人もいるかもしれませんが、実はそうではありません。 むし歯は、虫歯の原因菌に歯が感染して起こる感染症で、その原因菌は乳歯の下の歯肉の中に埋もれている永久歯にも感染してしまうことがあります。 そのため、まず乳歯が虫歯の原因菌に感染しないようにすることが、大人になってからも歯の健康を保つためにはとても重要なのです。 また、こどもの頃に歯周病の初期段階である歯肉の炎症「歯肉炎」になってしまうと、体の成長とともに歯周病も進行してしまい、大人になってから歯の周りの組織にも炎症を起こしてしまう「歯周炎」になってしまいます。歯周炎はひどくなってしまうと最悪の場合にはひどい痛みを起こしたり歯が抜けてしまう原因になってしまうので、予防することは非常に重要です。 歯石除去・歯のクリーニング むし歯や歯周病の原因菌は、口の中に残っている食べかすからできる歯垢(しこう)を餌にして、増殖していきます。そのため、口の中から歯垢を取り除くことが一番の予防方法です。歯石(しせき)は歯垢が固まって石化したもので、歯にへばりついたままにしておくとその中でむし歯や歯周病の原因菌が急激に増殖してしまいます。 歯石は歯垢とはちがい、一度ついてしまうと自分ではなかなか除去することができません。 そのため小児歯科では、歯科医師や歯科衛生士が特別な器具を使って歯や歯肉のクリーニングを行います。家で歯磨きをするだけでは除去しきれない汚れや歯垢を綺麗に取り除くことで、お口の中を健康な状態に保ちます。それと同時にむし歯や歯肉炎のチェックもしています。 むし歯や歯周病を予防するためには、定期的にこのような歯の検診を行うことが大事です。 歯磨き指導 歯科医院で定期的に歯石などを除去していたとしても、お家での日々の歯磨きは欠かすことができません。歯垢が歯石になるまでには24時間かかるといわれているので、24時間以内に歯垢を除去すれば歯石になってしまうことも防げます。 小児歯科では、クリニックでのメンテナンスを行う時に、自宅での歯磨き指導もおこないます。子供のころから正しい歯磨き方法を覚えておくことは、将来の歯の健康の為に必要不可欠です。 フッ素塗布 歯の表面は、エナメル質とよばれるものでコーティングされていて、むし歯を予防する為にはこのエナメル質を守ることも重要です。 フッ素には、歯のエナメル質を虫歯の原因菌からでる酸から守る働きがあります。 またその他にも虫歯菌によってダメージを受けた歯の再石灰化を助けたり、虫歯菌の働きを抑制する働きもあります。 小児歯科では、このフッ素を歯に塗布することで、歯を虫歯菌から守るための処置を行います。歯科で使うフッ素は濃度が高いので、6か月に1度塗布することで効果を持続することができます。また、ドラッグストアなどで買えるフッ素成分を入れた歯磨き粉を自宅でも使用することで、フッ素の効果を高めることができるのも科学的に証明されています。 ②生え変わったばかりの永久歯のむし歯予防治療 乳歯は総合で20本生えますが、永久歯はその奥に二本ずつ生えて全28本になります。(親しらずを除く) 6歳ごろに乳歯の奥に生えてくる永久歯は第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)と言いますが、「6歳臼歯」とも呼ばれます。 6歳臼歯は今まで歯が生えていなかったスペースに出てくることもあり、自宅での歯磨きで一番磨き残しが多くむし歯になりやすい歯です。 さらに、生え始めの頃の永久歯はまだ完全に組織ができていないため、虫歯の原因菌の感染への抵抗力が低い状態です。 そのため、小児歯科では生え変わって間もない6歳臼歯などの永久歯にむし歯予防の為の処置を行います。 フッ素塗布 永久歯のむし歯予防にも、乳歯のむし歯予防と同じようにフッ素が使われます。 乳歯と同様に6か月に1度塗布することで効果を持続することができます。 シーラント 臼歯は文字の通り、「臼(うす)のように食べ物をすり潰して体に栄養を取り込みやすい食塊にする」役割があります。そのため、臼歯には臼のように上部(咬合面)に少しごつごつした臼のような溝(小窩裂溝しょうかれっこう)ができています。歯の上に食べ物を乗せてすり潰すと、どうしても溝に食べかすが残りやすく、むし歯ができやすい環境になってしまいます。 そのため、歯科ではその歯の溝に食べかすが残りにくくするために埋めてしまい、さらにフッ素を含んだ薬剤を塗ることで虫歯の原因菌の感染を予防しています。 シーラントで埋める厚みはほんの少しなので、物をすり潰すのに影響することはありません。 ③乳歯の虫歯の治療 むし歯は正式名称を「う蝕」といい、むし歯の原因となる細菌が歯に感染することにより起こります。 う蝕は、初期の治療とその後の治療は感染の進行具合で変わってきます。 進行したむし歯治療は大人とほぼ変わらないため、今回は初期う蝕に関してのみ紹介します。 フッ素塗布 小児の麻酔などを使う歯科治療は、患児にとっては「怖い」体験となってしまうことが多くあります。そのため、う蝕がまだ小さい初期の場合には、歯を削るなどの処置を行わない場合があります。 この場合、むし歯の予防処置でも用いるフッ素を患部に塗布してむし歯の進行を防ぎます。 コンポジットレジン充填 前歯などの歯と歯の隙間などは食べかすが残りやすく、むし歯ができやすい場所です。 むし歯になってしまうと黒くなって目立ってしまうこともあります。 銀歯などの詰め物をつけるほどむし歯が進行していない場合には、患部を削り取りコンポジットレジンというプラスチックの詰め物をする治療を行います。 コンポジットレジンは歯と同じような色をしているので治療痕も目立ちにくく、特殊なUV光線を充てて硬化します。 ④小児矯正歯科治療 歯は、噛み合わせが少しずれてしまったりするだけで、体全身にも影響がでてしまいます。 子どもの頃の噛み癖や指しゃぶりなどの影響や生まれつきの骨格の問題などで、かみ合わせや歯並びなどに問題が起きている場合には、矯正歯科治療を行います。 小児歯科矯正は「第一次歯科矯正」とも呼ばれ、乳歯が生えそろった時期から永久歯に生え変わるまでに行う治療です。 小児歯科矯正では、歯並びだけではなく顎の成長を制御したり口の中を広げて永久歯がキレイに並ぶスペースを確保する為の治療なども行います。 今回は、歯並びをきれいにするための矯正歯科治療法についてご紹介します。 ワイヤー矯正治療法 ワイヤー矯正治療法は、歯の表面にブラケットという装置を接着し、そこにワイヤーやゴムなどを引っかけて力をかけ、歯を動かしていく治療法です。 歯に強い力をかけて矯正力が強いため、広い範囲や複数の歯の移動に適しているというメリットがあります。 歯に比較的強い力をかけて動かすので歯や顎が痛いなどの症状が出たり、ワイヤーなどの装置が口の中の粘膜や舌に当たって傷になってしまうことがあります。 また、患者さんが自分で装置を取り外すことはできないので、歯磨きなどの口腔ケアがしにくいため、むし歯や歯周病のリスクも高くなってしまうなどのデメリットがあります。 マウスピース矯正治療法 マウスピース矯正治療法は、患者さんの口から採得した歯型からマウスピースを作製し、そのマウスピースを少しずつ交換していくことで歯を動かしていきます。 マウスピースによる矯正力はあまり強くはないため、狭い範囲や部分的な矯正治療に適しています。 マウスピースは1日のうち歯科医師に指示された時間のみ装着するので、それ以外の時間は患者さんが取り外すことができます。そのため、歯に強い力がかからないので治療による痛みが少なく、歯磨きや食事も装置を取り外した状態ですることが可能なため、むし歯や歯周病のリスクを抑えることができるのがメリットだといえます。また、マウスピースは柔らかい素材なので口の中を傷つけることもなく、水洗いなどができて清潔に保ち快適に使用することができます。 愛知県や東京都に医院のあるプルチーノ歯科・矯正歯科では、3Dスキャナーで患者さんのお口の中の情報を読み込ませていただき、その情報をもとに精密なマウスピースを作製して治療ができるインビザラインシステムを導入しています。キッズのインビザライン矯正「インビザライン・ファースト」も導入しており、院長先生をはじめインビザライン矯正治療の専門的な知識と技術や経験を持っていると認定されたインビザドクターが、患者さんのお口の中に関する質問や悩みを聞きながら治療計画を立ててくれるので、安心してマウスピース矯正治療を受けることができます。 24時間webからアクセスして矯正歯科治療の無料相談の予約ができます。患者さんの相談内容などの個人情報保護にも対応していますので、ぜひお気軽にご利用ください。   ここまで、小児の専門の歯医者ではどのような治療が行われていくのかを解説してきました。 現在インターネットで小児歯科医院を検索するとたくさんのクリニックのホームページが出てきますが、医院によって行う治療内容などはそれぞれ違います。 また、治療を担当する歯科医師やスタッフの小児歯科医療に関する知識や技術などに関しても、医院によって大きな差があるのが現状です。 医院を調べるときには、サイトの口コミの内容や良い悪いの評判や情報だけではなく治療内容や歯科医院の専門的な知識と技術に関する項目の掲載内容や女性の歯科医師も在籍しているかなども見ておきましょう。 その他にも抜歯やインプラントなどの口腔外科治療に対応しているかや、土・日曜日や祝日などの休診日や木曜日や土曜日などの診察時間に関しても確認しておくとさらに便利です。また、通院する時に公共交通機関を降りた後に徒歩でかかる時間の目安や、駐車場の数や歩く距離などが分かっているといざという時に助かりますので、詳細を確認しておくことも、お子さんと通う歯科医院を探す時にはおすすめします。 サイトの更新があまりされていないこともあるので、最新の情報は電話で確認しておくのも重要です。その際に、親切な対応をしてくれるかどうかもチェックしてみてください。 ご自宅や学校からや最寄りの駅から近いエリアの安心してファミリーで通える小児歯科を受診前にインターネットなどで検索して探したい時には、この記事でご案内した治療などが受けられるのかぜひ確認してみてください。 みなさんの希望にあった歯科医院が見つかりますように。

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How to find us
 医院までのアクセス

Our clinic is easily accessed by public transport. Car parking can also be easily found. We are conveniently located in AEON mall Aratamabashi which is just a short walk from Aratamabashi subway station or Yobitsugi Meitetsu station.

プルチーノ歯科・矯正歯科は、イオンモール新瑞橋内にあるので、大型駐車場が完備されております。診療と合わせて、お買い物など、とても便利な立地です。また様々な交通機関を利用しての来院が可能です。

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