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「子どもの歯並び、今のままで大丈夫かな?」「近くに小児矯正も対応している歯科医院ってあるの?」——そんなお気持ちを抱える保護者の方はたくさんいらっしゃいます。 この記事では、名古屋市で小児歯科をお探しの方に向けて、歯科選びのポイントや、矯正にも対応しているクリニックがなぜおすすめなのかを、やさしくお伝えしていきます。 さらに、矯正歯科専門クリニックとして実績のある「プルチーノ歯科・矯正歯科(イオンモール新瑞橋1階)」についてもご紹介します。 小児育成矯正や、管理栄養士による食育の取り組みなど、予防を大切にした当院の姿勢を通して、お子さまの未来の健康と笑顔を守るためのヒントをお届けします。 Contents1 2 2.1 ⬛小児期から矯正歯科が関わると良い理由3 3.1 ⬛小児育成矯正とは?3.2 ⬛全身の健康にもつながる予防矯正のメリット4 4.1 ⬛おすすめの小児歯科医院のポイント5 小児歯科を選ぶ際には、虫歯の治療ができるだけでなく、将来の歯並びやお口全体の健康まで考えてくれる医院かどうかが大切です。 たとえば、こどもの成長に合わせて矯正を行える体制や、日々の食事や生活習慣にも配慮してくれる体制があると、より安心して通院できます。 実は、矯正歯科の専門性を持ち、さらに管理栄養士が在籍している小児歯科はまだそれほど<多くありません。どちらか一方の取り組みでも十分意義はありますが、両方を兼ね備えている歯科医院では、歯科医療と生活習慣の両面からお子さまの健やかな発育を支えることができます。 当院でも、歯科医師と矯正治療を専門とする歯科医師、管理栄養士が連携し、それぞれの専門性を活かした診療を行っています。 「大切な成長期だからこそ、無理なく・楽しく通える場所であってほしい」——そんな思いに寄り添いながら、お子さまと保護者の方をサポートしています。 お子さまの歯科治療では、虫歯や歯ぐきのトラブルだけでなく、「歯並び」や「噛み合わせ」の予防も大切なテーマです。小さなうちからお口全体を整えることで、健やかな成長をサポートできます。 ⬛小児期から矯正歯科が関わると良い理由 ▪成長に合わせたタイミングで治療を始められる 小児矯正では、お子さまの成長段階を見ながら最適な時期を見極めて治療を進めることができます。骨の柔軟性を活かした治療が可能なため、より自然にきれいな歯並びに導くことができるのです。 ▪歯やあごのバランスを整えることで、抜歯を避けられることも 小児期にあごの成長のコントロールを図りスペースを確保することで、将来的に歯を抜かずに済む可能性が高まります。大人の矯正よりも身体にやさしい治療が期待できます。 ▪口呼吸や舌のクセなどを早めに見つけてサポートできる 呼吸や舌の動きといったクセは歯並びに影響します。早期に気づいてサポートすることで、原因から予防できることが大きなメリットです。 当院では、矯正の専門医が常に在籍しており、お子さま一人ひとりの成長や性格に合わせたスモールステップでの治療をご提案しています。 急がず、焦らず、お子さまの気持ちを大切にしながら進めることがポイントです。 「歯並びが悪くなってから矯正する」のではなく、「歯並びが悪くならないように育てていく」——これが、当院が大切にしている“予防矯正(小児育成矯正)”の考え方です。 ⬛小児育成矯正とは? ▪あごの成長を助け、歯がきれいに並ぶスペースを作る 成長期の発達を活かしながら無理なくスペースを確保することで、自然にきれいな歯並びへ導くことができます。 ▪口のまわりの筋肉や舌の動きを整えて、歯並びの原因からアプローチ 噛む・飲み込む・話すといった日常動作を正しく導くことで、歯並びに影響を与える力のバランスを整えます。 ▪口呼吸を改善し、正しい呼吸の習慣を身につけるお手伝い 鼻呼吸が定着すると、歯並びだけでなく、集中力や免疫機能の向上にも良い影響が期待できます。 当院では「プレオルソ」や「インビザライン・ファースト」といった取り外しができるマウスピース型の装置を取り扱っており、子供にもやさしい設計です。 ⬛全身の健康にもつながる予防矯正のメリット 予防矯正は、単に歯並びを整えるだけでなく、身体全体の健康を支える役割も担っています。 ▪鼻呼吸の定着で、酸素をしっかり取り込めるようになる 口呼吸が改善されることで、睡眠の質が向上し、集中力や体力の維持にもつながります。 ▪よく噛めることで、集中力の向上にもつながる しっかりと噛むことは脳の働きを活性化させ、学習や日常生活での集中力を高めることがわかっています。食べる力が育つことは、心と体の成長に良い影響を与えます。 ▪噛む・話す・呼吸など、日常動作の質が上がる お口のまわりの筋肉バランスが整うことで、これらの動作がスムーズになり、発育にも良い影響を与えます。 ▪成長期の免疫機能の安定にもつながる 正しい呼吸と食べ方が身につくことで、体の内側から健康を保つ基盤が育ちます。 このように、予防矯正は「歯並び」だけでなく、お子さまの成長全体を支える大切な治療といえるのです。 こうした土台を育てていくことが、小児育成矯正の大きな目的のひとつです。といった取り外しができるマウスピース型の装置を取り扱っており、お子さまにもやさしい設計です。 信頼できるスタッフがいる小児歯科とは、治療だけではなく「お子さまの未来まで考えてくれる場所」です。大人とは違う子どもの気持ちやペースを大切にすることが、安心して通える医院につながります。 ⬛おすすめの小児歯科医院のポイント ▪こわがらせず、楽しく通えるように工夫している ▪お子さまの成長を見ながら、先のことまで考えてくれる ▪やさしく丁寧に声かけしてくれるスタッフがいる ▪保護者の方へも分かりやすい説明をしてくれる 当院では「また来たい」と思ってもらえるような歯科医院を目指して、スタッフみんなでお子さまに寄り添っています。 名古屋市エリアで、小児歯科と矯正のどちらも安心して相談できる場所として、「プルチーノ歯科・矯正歯科」は多くのご家族に選ばれています。イオンモール新瑞橋の1階にあり、お買い物の前後に立ち寄りやすいことも魅力です。 当院の特徴 ▪矯正歯科専門クリニックとして全国に4医院を展開 ▪小児育成矯正、インビザライン・ファースト、プレオルソなど幅広い治療メニュー ▪管理栄養士による食育指導で、身体の内側から健康をサポート ▪iTero element 5Dによる歯型の3Dスキャンで、負担が少ない診療体験 ▪虫歯予防を考えた診療や、安心して使えるデンタルローンプラン 特に管理栄養士が在籍している小児歯科であることは、お子さまの矯正治療にとって大きなメリットです。たとえば、硬いものが噛みにくい時期でも栄養がきちんと取れるようにアドバイスしたり、食べる力を育てる工夫をお伝えしたりと、「食べる」ことからも健康な口元づくりを支えています。 「人生のターニングポイントとなる歯科へ」というテーマのもと、歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士・受付スタッフが一丸となって、お子さまとご家族をサポートしています。 矯正治療の無料相談を、ぜひご利用ください。 当クリニックの「小児育成矯正」について詳しくはこちら> 無料相談のご予約はこちらから LINE診断も行っています ※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
「平日は学校や仕事でなかなか時間がとれない」「家族の予定に合わせて通える歯医者がいい」——そんなご希望をお持ちの方にとって、日曜日や祝日、土曜日にも診療している歯科医院はとても心強い存在です。 とくに小児歯科をお探しの保護者さまにとっては、お子さまの治療が無理なく続けられるかどうかが重要なポイント。この記事では、名古屋市で日曜・祝日・土曜にも診療しており、小児歯科にも対応している「プルチーノ歯科・矯正歯科(イオンモール新瑞橋1階)」にをご紹介します。 アクセスの便利さや施設の特徴はもちろん、小児矯正や食育にも力を入れている点についてもご紹介します。 Contents1 1.1 通いやすさと信頼性、どちらも大切にしたいご家庭のために2 2.1 成長に合わせた矯正と、管理栄養士によるサポート3 4 5 5.1 小児診療は「できることから少しずつ」が大切です6 7 通いやすさと信頼性、どちらも大切にしたいご家庭のために 名古屋市内で小児歯科を探している方にとって、通院のしやすさと専門的な治療体制の両方が整った医院を見つけるのは簡単ではないと感じていませんか。 その中でも、イオンモール新瑞橋の1階にある「プルチーノ歯科・矯正歯科」は、以下のような特徴を備えています。 ▪土日祝も診療しており、平日に通えないご家庭にも配慮 ▪名古屋市営地下鉄「新瑞橋駅」から徒歩圏内でアクセス良好 ▪イオンモール内にあるため、治療の前後に買い物やお食事も可能 ▪駐車場完備・バリアフリー対応でベビーカーも安心 こうした「生活の中に自然に組み込める歯医者さん」であることが、忙しい保護者の方やお子さまにも支持されている理由のひとつです。 成長に合わせた矯正と、管理栄養士によるサポート お子さまの歯の健康を守るうえで、「虫歯の治療」だけでなく「歯並び」や「口腔機能の発達」にも目を向けることがとても重要です。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、小児矯正にも力を入れており、お子さまの成長段階に合わせた「小児育成矯正」を行っています。代表的な治療法には以下のようなものがあります。 ▪プレオルソ(小児用マウスピース型矯正装置) ▪インビザライン・ファースト(取り外し可能な透明のマウスピース型矯正装置) どちらも、痛みや見た目に配慮された設計で、お子さまにもやさしい矯正方法です。さらに、歯並びだけでなく、呼吸・発音・嚥下などにも関わる口腔機能の発達にもつながります。 また、当院には管理栄養士が在籍しており、矯正治療中の食事の悩みや、お子さまの発育に必要な栄養のことなどを相談できます。「やわらかい物ばかりになってしまう」「しっかり噛む力を育てたい」など、保護者さまが感じやすい不安にも丁寧に対応しています。 お子さま一人ひとりに合わせた、やさしく丁寧な診療が受けられるのも、当院ならではの強みです。 通いやすさ・設備・診療内容…保護者目線の“条件”がそろった医院です 小児歯科を選ぶときに、多くの保護者の方が重視するのは「通いやすさ」や「診療の質」、そして「お子さまへの接し方」です。プルチーノ歯科・矯正歯科では、そうした条件面を満たす体制を整えています。 ▪日曜・祝日・土曜も診療対応 平日が忙しいご家庭でも、週末に無理なく通うことができます。 ▪駅近・イオンモール内でアクセス良好 名古屋市営地下鉄「新瑞橋駅」から徒歩約5分。雨の日も濡れずに通院しやすい環境です。 ▪駐車場完備・バリアフリー対応 ベビーカーや車椅子をご利用の方も安心して来院できます。 ▪待ち時間のストレスが少ない 商業施設内にあるため、診療までの時間も買い物や食事で有効に活用できます。 ▪小児専門のスタッフが常駐 お子さまの気持ちに寄り添った診療を行い、無理なく通える環境をつくります。 これらの要素がそろっていることで、保護者の方からも「かかりつけにしたい」と選ばれている医院です。 お子さまの歯並びや矯正のこと、まずはお気軽にお話しください 「矯正が必要かどうかわからない」「今の歯並びで大丈夫?」「食事や歯磨きの指導もしてほしい」——そんな疑問やご不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。 プルチーノ歯科・矯正歯科では、小児矯正のご相談をはじめ、管理栄養士による食育サポート、歯科医師による口腔の診査まで、無料カウンセリングで幅広く対応しています。 ▪どんな装置を使うの? ▪治療の期間や費用は? ▪子どもが怖がらないか心配… そうした気になる点にも、経験豊富なスタッフがやさしく丁寧にご案内いたします。 イオンモール内にあるため、お買い物やお食事のついでに気軽に立ち寄っていただけるのも大きな魅力です。 「まずは話を聞いてみたい」「すぐに治療しなくても大丈夫?」という方も、ぜひ一度無料相談をご利用ください。 小児診療は「できることから少しずつ」が大切です 小さなお子さまが歯科医院に対して不安を感じるのは、自然なことです。だからこそ、当院では「スモールステップ」での診療を大切にしています。 ▪子どもが怖がらないか心配… ▪最初はお口の中を見せるだけ ▪次は歯ブラシを入れてみるだけ ▪慣れてきたら道具を使って軽く歯を触ってみる このように段階的に診療を進めることで、お子さまが「怖くない」「自分でもできる」と感じ、自信を持って通えるようになります。 スタッフ全員が、お子さまの表情や反応にしっかり目を配り、無理なく進められるよう配慮しています。また、診療の前後には「今日がんばれたこと」をしっかり共有し、ご家族と一緒に喜びを積み重ねていきます。 この丁寧なステップとコミュニケーションこそが、「また来たい!」という気持ちにつながり、予防や矯正の治療をスムーズに進める土台にもなります。 名古屋市で小児歯科をお探しの方にとって、日曜・祝日・土曜も診療している、駅近で買い物も便利な「プルチーノ歯科・矯正歯科」は、かかりつけとして選ぶ価値のある歯医者です。 矯正の専門性、管理栄養士による食育サポート、通いやすい環境、そして何よりもお子さまとご家族に寄り添う姿勢が、安心と信頼につながっています。 ぜひこの機会に、お子さまの歯やお口について、気になることをご相談ください。矯正治療の無料相談を実施しています。 SNSでも医院の雰囲気をご覧いただけます 「初めて行く医院ってどんな雰囲気?」「先生やスタッフはどんな人たち?」そんな不安や疑問がある方は、ぜひ当院のSNSをご覧ください。 ▪プルチーノ歯科・矯正歯科 Facebook(フェイスブック)はこちら ▪プルチーノ歯科・矯正歯科 Instagram(インスタグラム)はこちら 当院での診療風景や、スタッフとのふれあい、季節ごとのイベントなど、お子さまがリラックスして過ごせるような医院の工夫を発信しています。 実際に「ここならうちの子も行けそう」「楽しそうな雰囲気で安心した」といった声をいただくことも多く、医院選びの参考として役立てていただけます。 通院を検討されている方は、ぜひSNSもご覧になってみてください。急な症状で専門医にかかりたければ、エリアを気にせず、お問い合わせください。電話による受付も行っています。医師による診断で安心しましょう。 当クリニックの「小児育成矯正」について詳しくはこちら> 無料相談のご予約はこちらから LINE診断も行っています ※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
小児の虫歯治療、放置は絶対ダメ|小児歯科での治療と予防法を紹介!何歳から治療を受けられるの?
25.05.08
「乳歯はどうせ抜けるから、虫歯は放置しても大丈夫」と考えていませんか? 乳歯の虫歯を甘く見ていると、後から生えてくる永久歯の形や色が変わったり、将来の歯並びが悪くなったりする可能性があります。 この記事では、プルチーノ歯科・矯正歯科 名古屋院が乳歯の虫歯治療が重要な理由と治療法について詳しく解説します。 お子さんの健やかな口内環境を守るために、正しい知識を身に付けましょう。 Contents1 2 3 3.1 虫歯の進行が早い3.2 虫歯だと気が付きにくい3.3 年齢によって、虫歯のできやすい場所は異なる4 4.1 乳歯の虫歯は歯並びにも影響を与えます5 6 6.1 ご自宅でのケア6.2 フッ素塗布6.3 シーラント6.4 定期健診7 お子さんが色々なものを食べられるようになる1~2歳くらいになると、虫歯のリスクも少しずつ上がってきます。 特に、上の前歯の表面や、歯と歯の間に虫歯ができやすいため、注意してください。 1歳を過ぎたら、毎日歯みがきをする習慣をつけ始めましょう。 甘いお菓子やジュースをあげる時間や量も、少し気にしてあげてください。 お子さんが1人ですみずみまで歯を磨くのは難しいため、保護者の方が最後にチェック&仕上げ磨きをしてあげるのが大切になります。 お子さんが虫歯治療を始める時期は、成長によってさまざまです。 1つの目安として、多くの場合、4~5歳を迎える頃には、治療に必要な「歯科医師の話を聞く力」や「しばらく口を開けている持久力」が育ってくるため、治療を受け入れやすくなります。 早いお子さんでは、3歳頃から治療を開始できるケースもあります。 子どもの虫歯の特徴は以下のとおりです。 虫歯の進行が早い 乳歯は、永久歯に比べて、表面のエナメル質や中の象牙質が薄くて柔らかいのが特徴です。 そのため、1度虫歯になると進行が速く、気づいたときには大きく広がっている場合があります。 虫歯だと気が付きにくい 乳歯の虫歯は、永久歯の虫歯と違って、初期の段階では痛みを感じにくいのが特徴です。 子どもが「痛い」と言い出す頃には、虫歯が神経の近くまで進んでいる場合もあります。 「しみる」「食べかすが詰まる」といったサインを見逃さないようにしましょう。 また、永久歯の虫歯は茶色や黒色で比較的発見しやすいのに対し、乳歯の虫歯は初期に白っぽい色をしていることが多く、見た目だけでは見過ごされがちです。 気づきにくさが対応を遅らせる原因にもなるため、注意深く観察することが大切です。 年齢によって、虫歯のできやすい場所は異なる 子どもの歯は、成長と共に生え方や食べ物が変わるため、虫歯になりやすい「要注意スポット」も年齢によって変化します。 さまざまなものを食べ始める1歳半〜2歳頃に特に注意したいのは、上の前歯、特に歯と歯ぐきの境目あたりです。 まだ哺乳瓶を使っていたり、甘い飲み物を口にする機会があったり、歯みがきを嫌がったりすることが原因で、汚れがたまりやすいためです。 奥歯が生えてきて、しっかり噛めるようになる2〜3歳頃は、奥歯の噛む面にあるデコボコした溝が虫歯の危険ゾーンになります。 奥歯の噛む面にある溝は複雑な形をしているため、食べかすが残りやすく、歯ブラシだけではきれいに磨きにくいのが特徴です。 乳歯がすべて生えそろう3歳以降になると、歯と歯が隣り合っているすき間、特に奥歯同士の間にも虫歯ができやすくなります。 ここは歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れがたまりがちな場所です。フロスを使ったケアも重要になってきます。 このように、お子さんの年齢や歯の生え具合によって、虫歯になりやすい場所は変わっていきます。 それぞれの時期の「要注意スポット」を意識して、歯みがきや仕上げ磨きの方法を工夫したり、定期的に歯科医院でプロのチェックを受けたりすることが、お子さんの大切な歯を虫歯から守る鍵となります。 乳歯のむし歯は、永久歯に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。 乳歯の下で、永久歯は少しずつ成長して生え変わる準備をしています。 乳歯が虫歯になると、生えてくる永久歯も虫歯になりやすいです。 乳歯の虫歯が進行して、歯の根に膿ができると、乳歯の下にある永久歯を溶かしてしまうこともあります。 乳歯の虫歯は歯並びにも影響を与えます 乳歯の虫歯は、歯並びにも影響を与える場合があります。 乳歯が虫歯になり、本来の生え変わりの時期よりも早く抜いてしまうと、すぐに永久歯は生えてきません。 永久歯が生えてくるまでに、周りの歯が少しずつ移動して、永久歯が生えるスペースが狭くなる恐れがあります。 その結果、将来の歯並びが悪くなるのです。 歯並びに関しては、小児矯正を行う方法もあります。 小児矯正を行うと、食べかすが残りにくくなり、歯ブラシが隅々まで届くことで、プラークを落としやすくなる効果も期待できます。 お子さんの虫歯治療は、進み具合によってアプローチが変わってきます。 ごく初期の虫歯なら、歯を強くするフッ素を塗ったり、奥歯の溝を埋めて虫歯を予防するシーラントといった処置で対応できることがあります。 虫歯がもう少し進んで、歯に穴が開き始めた段階(専門的にはC0〜C2と呼ばれます)になると、虫歯の部分を削り取って、詰め物で修復する治療が必要になります。 さらに虫歯が深くまで進行し、神経にまで達してしまった状態(C3〜C4)では、お子さんはもうズキズキとした強い痛みを感じていることがほとんどです。 こうなると、歯の神経(根っこ)の治療が必要となり、より大掛かりな処置になります。 乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく、進行も早いため、当院では「虫歯にならないための予防」に力を入れております。 歯質を強化する「フッ素塗布」と、虫歯になりやすい奥歯の溝を保護する「シーラント」という、2つの効果的な予防方法をご提供しています。 ご自宅でのケア この投稿をInstagramで見る プルチーノ歯科・矯正歯科 神宮前(@pulcino_do_jingumae)がシェアした投稿 歯ブラシの持ち方は、鉛筆持ちが基本です。 毛先が広がらない程度の軽い力で磨く練習をしましょう。 歯の噛む面や側面を磨く際は、歯ブラシを直角に当てて、1~2本ずつ磨けるよう小刻みに動かしましょう。 前歯の裏側などは、歯ブラシを縦に当てて、同様に小刻みに磨いてください。 できれば歯間ブラシやフロスも活用して、歯と歯の隙間のお手入れも心がけましょう。 まだ1人では上手に磨けないため、10歳ぐらいまでは、保護者の方が必ず仕上げ磨きを行うようにしてください。 フッ素塗布 フッ素塗布で、歯の表面のエナメル質にフッ素が取り込まれると、虫歯菌が出す酸に溶けにくい、虫歯に負けない強い歯になります。 特に、生えたての弱い歯に効果的です。 また、歯は、食事のたびに酸によってわずかに溶け(脱灰)、唾液の力で修復(再石灰化)を繰り返しています。 フッ素は、修復(再石灰化)の働きを助けてくれるので、ごく初期の虫歯であれば、進行を抑えたり、元に戻したりする効果が期待できます。 フッ素は、虫歯の原因となる虫歯菌が酸を作り出す働きを弱めるのにも効果的です。 歯が生え始めた生後6ヶ月頃から、歯科医院で定期的にフッ素を塗るのがおすすめです。 3ヶ月に1回程度の塗布が、効果を持続させる目安です。 市販の歯磨き粉にもフッ素は含まれていますが、歯科医院で使うフッ素は濃度が高く、より効果的に歯を強くできます。 シーラント シーラントとは、奥歯の噛む面にある溝を、フッ素成分が配合された安全な歯科用樹脂(レジン)で予防的に埋める処置です。 奥歯の噛む面にある溝は、形状が複雑で汚れが溜まりやすく、歯ブラシも届きにくいため、虫歯になりやすい箇所です。 特に、生えたばかりの永久歯(第一大臼歯から第二大臼歯)は、歯質がまだ弱く、溝も深くて複雑なため、虫歯になりやすい状態にあります。 シーラントで奥歯の溝を物理的に塞ぐことで、食べかすや汚れの付着を防ぎ、虫歯を効果的に予防することが可能です。 使用する材料は虫歯治療時の詰め物と同じもので、人体への安全性も確認されています。 当院では、乳歯の奥歯が生えてくる3~4歳頃、永久歯の奥歯(6歳臼歯など)が生えてくる5~6歳頃に、シーラント処置を受けることをおすすめしています。 […]
子どもの虫歯を削らない歯医者!名古屋の小児歯科の「削らない治療法」と虫歯の「予防法」を紹介
25.05.08
カテゴリ:インビザライン小児歯科小児矯正矯正歯科インビザラインマウスピース矯正小児歯科小児矯正四日市ブログ小児歯科四日市ブログ小児歯科
「子どもの虫歯が見つかったけれど、あのキーンという音や痛みを思うと、歯医者さんに連れて行くのが憂鬱」 「できるだけ歯を削らずに、将来も健康な歯でいてほしい」 子どもが歯科医院への受診を嫌がる主な理由として、治療の際のドリルの音や、歯を削る際の不快感などが挙げられます。 保護者の方にとっても、無理強いはできず、どのように対応すべきか悩ましい問題です。 この記事では、小児歯科で行われる「削らない・削る量が少ない」治療法について解説します。 記事を読めば、削らない治療法や虫歯の予防法がわかり、大切なお子さんの歯を守るためのヒントを見つけることが可能です。 Contents1 1.1 子どもの恐怖心を和らげたい1.2 大切な歯をできるだけ残したい!歯の保存への意識1.3 乳歯の虫歯も油断できない!永久歯への影響を心配2 2.1 虫歯を柔らかくする【カリソルブ】とは?2.2 虫歯の進行をストップ!【サホライド(進行抑制剤)】2.3 初期虫歯に有効!【フッ素塗布】と【シーラント】3 3.1 毎日の歯磨きを見直そう3.2 おやつ・食事のルールを決める3.3 定期検診でプロのチェック&ケアを受ける4 4.1 お子さんのペースに合わせた治療4.2 お子さん一人ひとりのリスクに合わせた治療4.3 キッズルームやガチャガチャを用意4.4 音や痛みに配慮した治療5 近年、「削らない虫歯治療」への関心が高まっている背景には、保護者の方のさまざまな想いがあります。 子どもの恐怖心を和らげたい 多くのお子さんにとって、歯医者さんは「怖い場所」というイメージがあります。 ドリルの音や振動、治療中の痛みや不快感が、強い恐怖心やトラウマにつながる場合も少なくありません。 「できることなら、怖い思いをさせずに治療してあげたい」といった親心から、痛みが少なく、ドリルの使用を最小限に抑える「削らない治療」が求められています。 大切な歯をできるだけ残したい!歯の保存への意識 歯は、1度削ってしまうと2度と元には戻りません。 たとえ乳歯であっても「できるだけ削らずに、自分の歯を長く健康に保ってほしい」と願うのは自然なことです。 MI治療(Minimal Intervention:最小限の侵襲)の考え方や、歯質を強化するフッ素塗布、虫歯になる前に溝を塞ぐシーラントといった予防処置への関心も高まっています。 乳歯の虫歯も油断できない!永久歯への影響を心配 「乳歯はどうせ生え変わるから、少しの虫歯なら大丈夫」と思っていませんか? 実は、乳歯の虫歯を放置すると、後から生えてくる永久歯の質が悪くなったり(形成不全)、歯並びが悪くなったりするリスクがあります。 また、口の中の虫歯菌が多い状態が続くと、新しく生えてきた永久歯もすぐに虫歯になってしまう可能性があります。 乳歯の健康が永久歯の土台を作るという認識から、早い段階での適切な対応、例えば進行止めや初期治療への関心が高まっているのが現状です。 小児歯科で行われる、代表的な「削らない」「削る量が少ない」治療法をいくつかご紹介します。 ただし、どの治療法が適しているかは、虫歯の大きさや深さ、場所、お子さんの年齢や協力度によって異なります。必ず歯科医師の診断を受け、相談の上で決定しましょう。 虫歯を柔らかくする【カリソルブ】とは? カリソルブとは、虫歯になってしまった部分だけに作用する特殊なお薬を使って、虫歯を柔らかく溶かす方法です。 ドリルで削るのではなく、柔らかくなった虫歯を専用の器具でやさしく取り除くのが特徴です。 カリソルブの大きな魅力は、健康な歯を削る量を最小限にできることです。 大切な歯をできるだけ多く残せる可能性があります。 また、ドリルをほとんど使わないため、独特の音や振動、そして治療に伴う痛みを大幅に軽減できます。 痛みが少ないことから、麻酔を使わずに済んだり、使うとしても少量で済んだりするのも嬉しいポイントです。 ただし、カリソルブは万能ではありません。 虫歯がとても深かったり、神経に近い場合など、状態によってはお使いいただけない場合もあります。 また、手作業で慎重に進めるため、通常の治療よりも少し時間がかかる場合があります。 加えて、多くの場合、保険が適用されない自費診療となる点もご理解ください。 虫歯の進行をストップ!【サホライド(進行抑制剤)】 サホライドは、「フッ化ジアンミン銀」という成分を含んだ薬剤で、虫歯の進行を抑制する効果があります。 歯を削らずに、虫歯の部分に塗るだけの簡単な処置です。 サホライドの大きなメリットは、治療が簡単なことです。 歯磨きができれば小さなお子さんでも受けられ、短時間で終わり、痛みも全くありません。 虫歯がそれ以上ひどくなるのを防ぐ効果が期待でき、初期の虫歯などでは保険が適用される場合もあります。 ただし、サホライドを塗った部分は黒く変色してしまいます。 また、虫歯そのものを治すのではなく、あくまで進行を抑えるための処置であり、効果を持続させるために定期的に塗り直す必要がある場合もあります。 このため、サホライドは主に乳歯の虫歯や、治療が難しいお子さん、あるいは奥歯などあまり目立たない部分の初期虫歯に対して使われることが多いです。 見た目が気になる前歯への使用は、黒くなることを考慮して慎重に判断する必要があります。 初期虫歯に有効!【フッ素塗布】と【シーラント】 この投稿をInstagramで見る プルチーノ歯科・矯正歯科 神宮前(@pulcino_do_jingumae)がシェアした投稿 「フッ素塗布」と「シーラント」は厳密には「治療」というより「予防」や「初期対応」ですが、「削らない」といった観点から重要です。 フッ素塗布は、歯の表面にあるエナメル質を強化し、酸に溶けにくい丈夫な歯質を作る働きがあります。 虫歯になりかけのごく初期の状態(脱灰)であれば、歯の自然な修復力(再石灰化)を助ける効果も期待できます。 歯科医院で定期的に高濃度のフッ素を塗ることはもちろん、ご家庭でもフッ素入りの歯磨き粉を使うことで、日常的に歯を強くすることができます。 一方シーラントは、特に虫歯になりやすい奥歯の複雑な溝をターゲットにした予防法です。 奥歯の溝に「レジン」という白いプラスチックを流し込んで埋めることで、食べかすや歯垢が入り込むのを防ぎ、虫歯菌の温床となるのをブロックします。 生えたばかりの永久歯(6歳臼歯など)は溝が深く虫歯になりやすいため、シーラントは大変効果的です。 シーラントは日常生活で剥がれてしまうこともあるため、定期的に歯科医院でチェックすることが大切です。 どんなに優れた治療法があっても、虫歯にならないことに勝るものはありません。 「削らない」ための最善の方法は、虫歯を予防することです。 今日からできる予防ケアを見直しましょう。 毎日の歯磨きを見直そう 虫歯予防の基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。 お子さんの年齢に合った歯ブラシを選び、虫歯予防効果のあるフッ素入り歯磨き粉を使って、1本1本意識しながら磨くことが大切です。 特に、1日の汚れをリセットする寝る前の歯磨きは欠かせません。 小さなお子さんだけでなく、小学校中学年くらいまでは、まだ自分だけでは十分に磨ききれないことが多いため、保護者の方が必ず仕上げ磨きをしてあげてください。 磨き残しやすい奥歯や歯と歯の間、歯と歯茎の境目を特に意識してチェックしましょう。 歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを使う習慣をつけることで、より効果的に虫歯を予防できます。 おやつ・食事のルールを決める お口の健康を守るためには、食事やおやつの摂り方も非常に重要です。 時間を決めずにダラダラと食べたり飲んだりしていると、お口の中が酸性の状態が長く続き、歯が溶けやすくなって虫歯のリスクが高まります。 おやつやジュースを与える際は、時間をしっかりと決めることが大切です。 おやつの内容にも気を配りましょう。 糖分の多いお菓子や甘い飲み物はできるだけ控え、栄養も摂れる果物やイモ類、チーズなどを選ぶのがおすすめです。 普段の水分補給も注意が必要です。 […]