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小児矯正歯科医院の歯科医に子どもの歯科矯正治療について聞いてみました 「矯正歯科治療に使う子供専用のマウスピースやプレオルソとは?」
25.05.08
カテゴリ:インビザライン
歯科矯正治療とは
歯科矯正治療は、不正咬合や開口障害など(機能的問題)を改善したり口周りの見た目(審美的問題)を整える為に、ガタガタの歯並びや顎の形や筋肉などを整える歯科治療方法です。
不正咬合とは、顎がずれていたり歯並びがわるいのが原因で、上下の歯の咬み合わせがずれてしまっている状態の事です。
上顎が前に出てしまっている状態が上顎前突(出っ歯)で、下顎が前に出てしまっている状態を下顎前突(しゃくれ・受け口)といいます。また、通常上下の歯は少し上の歯が下の歯にかぶさる状態ですが、上の歯が下の歯にかぶり過ぎている状態を過蓋咬合(かがいこうごう)といい、反対に下の前歯が上の前歯にかぶさっている状態になっていることを反対咬合といいます。
このような状態になると、食べ物をうまく噛んで飲み込むことができなかったり、外見から目立ちやすいなどの問題が出てきます。
また、顎骨の動きや口の周りの筋肉(口腔周囲筋)や舌の動きにも影響が出てきて、口が開けにくい状態(開口障害)や口が閉めにくい状態(口唇閉鎖障害)で口呼吸などになってしまうなど、様々な問題や体の不調の原因にもなってしまいます。
子どもの頃にこのような歯並びなどが悪い状態が長く続くと、集中力の低下などにもつながり、勉強やスポーツにも支障が出る可能性があります。
この記事では、お子さんの歯科矯正治療についてご紹介させていただきます。
大人の歯科矯正治療と子どもの歯科矯正治療の違い
矯正歯科治療は、治療を開始する時期によって内容も大きく変わってきます。
人間の骨格は個人差はありますが20歳ごろに成長が完了するため、成人前の年齢では体の成長を考慮した治療が行われます。
永久歯(大人の歯)は、乳歯(子供の歯)の奥に2本多く生えてきます。(親しらずを除く)乳歯の奥に生えてくる永久歯(第一大臼歯)は手前の歯を6歳ごろに生えてくるので「6歳臼歯」、一番奥の永久歯(第二大臼歯)は、12歳ごろに生えるので「12歳臼歯」とよばれています。
永久歯が生えそろう前に、全ての永久歯が正しい位置に生えるようにスペースを確保し、正しい噛み合わせができるように整えるのを目的に行われる治療を第一次矯正治療といいます。
大人の歯科矯正治療(第二次矯正治療)は、すでに生えそろった永久歯をキレイな歯並びを整えるのを目的としているため、歯を動かす治療が主体を占めています。それに対し、子どもの歯科矯正治療(第一次矯正治療)は、歯を動かすだけではなく顎骨などの骨や筋肉の成長を促したり抑制しながら、口の周りの環境を整えていきます。
第一次矯正治療では、成長が完了した後に行う第二矯正治療と同様に歯列を整える矯正治療と、顎骨や口の周りの筋肉(口腔周囲筋)を整えてバランスを良い状態にするための治療を行っていきます。
第一次矯正治療(小児歯科矯正治療)のメリット
第一次矯正治療は、以下のようなメリットがあります。
- 歯を抜かずに治療ができる場合が多い
- 痛みが比較的少ない
- 治療期間が比較的短くなる
- むし歯や歯周病のリスクを低くできる 後戻りを防げる
第一次矯正治療は、体の成長途中の段階のうちに始めることで、骨格や筋肉が柔らかくて矯正しやすいため、痛みを感じることも少なく治療時間も第二次矯正治療よりも短く終わるケースが多くあります。また、若いころに治療をスタートして治療期間が短縮できることで、治療の費用を抑える事ができたり、治療中や治療後に虫歯や歯周病になってしまったり歯並びが戻ってしまうリスクも低くすることができます。
歯や顎の位置を矯正するための小児歯科矯正治療
上顎が前に突き出している状態(上顎前突)や下顎が前に突き出している状態(下顎前突)などの場合には、外側から顎の成長をコントロールするための、ヘッドギアやチンキャップなどの可動式抑制装置が使われます。
これは一日のうち歯科医師から指示された時間の間、装置を装着することで顎の成長を調整していく治療法です。外部から強い力を加えることで、顎骨を正しい位置に整えることができます。
また、口の中から上顎を押し広げることで歯を並べるスペースを確保する「床拡大装置(しょうかくだいそうち)」を使う治療方法もあります。装置についたネジを調節してバネの強さを調節し、少しずつ口の中のスペースを大きくしていきます。
乳歯から永久歯に生え変わっていくときに歯並びに関して重要なのは、顎などの骨格の成長と歯の生え変わる時期などです。レントゲンなどの検査の結果で「将来的に現在の口の中のスペースをこれからの成長を考慮したとしても、永久歯が綺麗に並ぶほどに確保できない」と矯正歯科専門歯科医師が診断した症例やスペースが確保できたとしても既に生えてきている歯の向きや位置を移動させる必要がある場合には、歯列矯正を行います。
ワイヤー矯正治療法
ワイヤー矯正治療法は、歯の表面にブラケットという装置を接着し、ブラケットにワイヤーやゴムを装着することで、そのワイヤーやゴムの力を利用して歯を動かしていく治療法です。
歯に強い力がかかるため歯を抜歯してできたスペースなど広い範囲の移動に適していますが、治療中に口の中やあごに痛みが出てしまうことがあります。
装置は歯科医院で装着して、月に1回ほど定期的に歯のメンテナンスや状況確認と装置の点検や調整をしながら治療を進めていくので、患者さん自身が取り外しなどはできません。
そのため、矯正装置が舌や口の中の粘膜などに当たって傷ができてしまったり状態が悪くなってしまっても、自分で取り外しをすることができません。
さらに、食事をする時や歯磨きをする際にも装置を着脱することはできないため、歯に残った食物残渣(しょくもつざんさ)や歯垢などをしっかりときれいに取り除くことが難しく、歯周病や虫歯になってしまうリスクも普段以上に高くなってしうというデメリットがあります。
マウスピース矯正治療法
マウスピース矯正治療は、患者さんのお口の中から採取した歯型を基にマウスピースを作製します。マウスピースは複数つくられ、歯並びを少しづつ整えることができるように徐々に交換していきます。
交換時期や装着時間などは矯正歯科の専門的な知識を持った歯科医師が指示し、患者さんはその指示通りにマウスピースを装着することで治療が進んでいきます。
マウスピースはワイヤー矯正とは異なり患者さんが自分で着脱ができるため、食事や歯磨きなどの時は取り外すことができます。また、素材は柔らかく水洗いなどもできるので、装着中に口の中を傷つけてしまうことを予防しながら、清潔に使い続けることができるので、お口の中の環境が悪化することを防ぐこともでき、安心して使用できるのもおすすめできるポイントです。
愛知県名古屋市にあるプルチーノ歯科・矯正歯科では、最新のマウスピース矯正治療「インビザライン矯正」を受けることができます。また、こどもさんもできるマウスピース矯正治療「インビザライン・ファースト」も導入しています。
インビザライン矯正は、診療室で3Dスキャナーを使ってお口の中の情報を正確に取得し、そのデータを基に精密で効果的なマウスピースを作ることができます。そのため、効率よく歯を動かして治療を進めていくことが可能です。
また、患者さんのお口の中の情報をもとに、矯正治療が完了するまでのシミュレーション映像をコンピューター上で確認することができるため、理想の歯並びを患者さんと相談しながら治療を進めていくことができるという特徴があります。
治療には院長先生をはじめとしたインビザライン矯正に関する専門的な知識と十分な技術と経験があると認定されたインビザドクターや歯科衛生士が専門的な設備を使って治療を担当し、カウンセリングなどで患者さんや親御さんのお口の中の悩みや治療に必要な料金に関する疑問などの解決に協力しながら患者さんの症例に適応した治療を受けることができます。
またプルチーノ歯科・矯正歯科では、専門的な知識を持ったドクターや歯科衛生士などのスタッフがお子さまの歯並びを綺麗に整えるだけではなく口腔周囲筋(お口の周りの筋肉)を鍛えて開口などの癖を改善するためのトレーニング(MFT)を指導したり、マウスピースを装着して口腔周囲筋を鍛えることができるプレオルソを使った治療を受けることができます。複数の種類の治療方法の中から、患者さんに最適な治療法を専門的な知識を持った歯科医師が治療の流れを説明しながら計画をたててご提案します。
マウスピース矯正やプレオルソに興味のある方は、ぜひホームページからアクセスして気軽に初診前の無料相談の電話予約や24時間使えるweb予約をご利用ください。
小児専門の歯医者さんは怖くない!小児歯科医院で痛くない歯の治療を受けるために大事なコトとは?
25.05.08
カテゴリ:インビザライン
歯科治療の「痛いイメージ」の原因は?
みなさんの中で、歯医者さんでの治療は「痛い」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
歯の治療は内科の治療のように薬などで治すのではなく、歯を削ったり歯を抜くなどの直接的な治療が多く、どうしても痛みや恐怖を伴いやすいことが多いです。
今回は、痛みなどの不安を取り除いて安心して歯科治療を受けられるための対策や対応、痛みの少ない最新の歯科治療に関してご紹介します。
どのような歯科治療で痛みがでやすいのか
痛みというのは、体の大事な危険信号です。痛みを感じる時というのは、体の内部に大きな異変が起きていたり、外からの衝撃などで傷ができたり注意すべきことが起きた時なのです。
また、治療のような体を治すための処置でも、体は危険だと感じてしまい痛みを伝達してしまいます。
子供のころから歯周病になっていると、大人になってから更に悪化してしまい将来的には抜歯をすることになって入れ歯になってしまうリスクもあります。
歯の構造について
歯は主に歯髄・象牙質・エナメル質で形成されています。
ここでは、それぞれの特徴について説明していきます。
・歯髄(しずい)歯髄は「歯の神経」とも呼ばれ、歯が受けた刺激を感じる部位です。歯髄は象牙質やエナメル質を形成するための大切な役割を果たし、歯を形作るのに重要な器官です。
また、象牙質から刺激が伝わってきた時には、象牙質を治すための修復象牙質を算出したり、細菌感染などで炎症が起きた場合には、免疫反応を働かせるなど、歯を守るためにも重要な器官です。
・象牙質(ぞうげしつ)
歯髄の外側を覆うようにある象牙質は、歯の大半を占めている部分で、上部はエナメル質に覆われて下の根元部分はセメント室に覆われています。
象牙質の中には刺激を感じる象牙細管が通っていて、これを通じて歯髄に痛みとして伝わります。また、象牙質は硬い組織ですが、弾力性がある為に外から強い衝撃を受けた場合にも割れにくいという特徴を持った構造になっています。
・エナメル質
エナメル質は歯の一番表面の層で、非常に硬い組織です。その強固な性質で、噛む衝撃などから歯を守っています。しかし、エナメル質は酸に弱い性質を持っていて、むし歯の原因菌が歯垢などから作り出す酸で溶けてしまいます。また、レモンなどの酸の強い食物の酸でも溶けてしまうことがあります。その他にも、歯ブラシが当たるなどの強い刺激でもエナメル質は薄くなってしまいます。
エナメル質が溶けて薄くなってしまうと、刺激が象牙質に伝わるようになるので、むし歯や知覚過敏などで痛みの症状が出てしまいます。
歯の痛みの原因
歯科の治療で痛みを感じるのは、むし歯が進行してしまい歯を大きく削るような治療をする場合です。むし歯(う蝕)は、歯がむし歯の原因になる菌に侵されて、その菌が歯の内部に入り込んでいくことで進行してしまいます。
むし歯の原因菌や食物などから発生して酸がエナメル質を溶かして象牙質まで侵攻すると、象牙細菌を通り、歯髄に刺激が伝わります。そして歯髄がその刺激を受け取ると、危険信号として痛みを脳に伝達します。
歯が痛みを感じる状況とは
◎エナメル質から象牙質までむし歯が進行してしまった時
◎歯の根元のエナメル質が酸や歯ブラシなどの刺激で薄くなってしまったり、歯周病で歯肉がひいて歯の根元が露出してしまい歯髄が冷たい水などの刺激を感じてしまった時(知覚過敏)など
乳歯の痛い歯科治療を受けないために重要なこと
では、乳歯(子供の歯)の治療で歯の痛みを避けるためにはどのようにしたらいいのかをご案内します。
- 虫歯を予防する
やはり重要なのは、むし歯をつくらないように予防することです。
むし歯を予防するのに重要なのは、「①歯に歯垢を残さない」「②歯の資質を強くする」ことです。
①歯に食物残渣(しょくもつざんさ)や歯垢(しこう)を残さない
食べ物を口の中に入れると、前歯で咬みちぎったり奥歯の臼歯ですり潰しながら唾液と混ぜ合わせて食塊(しょっかい)を作って飲み込みます。その時にどうしても、食べかす(食物残渣)が口の中に残ってしまいます。
食べかすは食事の後に数時間かけて歯垢という細菌の塊を作ります。歯垢の中ではむし歯や歯周病の原因菌が増殖を繰り返して酸を作り出し、エナメル質を溶かしてしまいます。
食物残渣や歯垢は、ほとんどが歯磨きをすることで除去することができます。
この時に重要なのは歯磨きをする適切なタイミングと正しい歯ブラシの使用方法です。
食べ物は口に入って咬み砕かれるとすぐに酸を出し始めるので、食後はできるだけ早く歯を磨くといいでしょう。
また、細菌は寝ている間に口の中で増殖するので、就寝前と起床後には歯を磨くことをおすすめします。
歯の磨き方に関しては、小児歯科に定期的に通って歯科医師や歯科衛生士から自分の歯並びや口の中の環境に合った歯磨きの方法を指導してもらいましょう。
また、定期的に歯科医院で歯医者の先生や歯科衛生士さんにプロフェッショナルケアをしてもらうと、更に口の中の細菌や歯垢を歯科でクリーニングして取り除くことができます。
歯垢が石化して歯石になってしまうと、歯ブラシでは取り除けなくなってしまいます。
自分で歯石を無理に取り除こうとすると、歯肉などを傷つけてしまい痛みの原因になるので避けましょう。
歯石がついている場合は、歯科クリニックにある特殊な歯石除去装置や器具で除去します。
歯石は歯に付着してから時間が経過するにつれて硬くなり、付着した歯を酸で溶かしてしまいます。
そのため、あまり放置せずに早めに歯科医院で歯石を除去することが重要です。
小児歯科での定期メンテナンスでは、むし歯ができていないかの点検やむし歯を予防するために、患者さんに負担の少ない専門的な機械で歯を清掃して歯垢や歯石を取り除くためのプロフェッショナルケアを行います。
また、エナメル質を強くして歯が酸で溶けにくくするフッ素を歯科医院で塗ることで、虫歯になるのを防ぐのに効果的です。
- 虫歯を悪化させない
どんなに気を付けていても、歯がむし歯になってしまうこともあります。
その場合は気づいたら放置せず、すぐに小児歯科や一般歯科医院に行きましょう。
まだ歯の痛みが出ていない小さなむし歯のうちに治療をすれば、治療での痛みもなく治すことができますし、その歯が再びむし歯になってしまうリスクも抑えることができます。
また、歯垢や歯石をプロフェッショナルケアで除去したり、エナメル質を強くして歯が酸で溶けにくくするフッ素を歯科医院で塗布することで、虫歯がひどくなるのを予防することができます。
乳歯のむし歯は生え変わりで抜けたら終わりではなく、奥までむし歯の原因菌が入り侵食すると、その後に生えてくる永久歯(大人の歯)にも影響が出てしまいます。
痛くない歯科治療
- 痛みを軽減する麻酔方法や治療方法
麻酔は歯茎に注射をすることで神経を麻痺させ、痛みを感じにくくする方法です。「麻酔=注射=怖い」という患者さんもいますが、実際は麻酔をする前に注射をする箇所にクリーム状の表面麻酔を塗って針の痛みを感じにくくしたり、先の細い注射針や伝道麻酔器を使って痛みを和らげたりと、様々な対策がされています。
小児歯科の場合は、麻酔の機械装置をみると恐怖心がでてしまうことがあるので、ドクターの判断で事前に患者さんには見せないようにしたり、音楽をかけるなどリラックスした環境で治療を行うなどの工夫がされています。
歯科治療に関しても、むし歯があまり奥まで進行していない状態であれば、歯の一部を削ってプラスチックを埋めたり、あまり歯を削らずにセメントを埋めるだけで治療を終えることが可能な場合もあります。また、最近ではセメントなどを埋める前にレーザーで歯面を消毒する治療法もあります。
痛くない歯科治療を受けたい場合には、できるだけむし歯を悪化させないことが非常に大事です。
- 安心して治療を受けられる小児歯科をみつける
インターネットで検索するとたくさんの歯科クリニックが出てきます。その中から患者さんそれぞれに合った歯科医院をみつけるためには、来院前に治療内容や祝日などの診療時間などの情報を確認しておくのも大事な事です。
痛みは、緊張や不安など様々な理由から増幅することがあります。そのため、苦手な治療を避けて、できるだけリラックスして落ち着いた状態で治療をうけるのも、痛みを避けるためには有効な条件です。
そのためには、定期的に歯のメンテナンスで通える歯科医院をみつけて、信頼できる先生やスタッフのいる環境で治療を受けることも必要なポイントです。
また、むし歯の治療以外にも歯並びや顎の痛みなど、お口の健康に関する悩みや相談もすることができて、慣れた先生やスタッフに治療をしてもらえることも重要なポイントです。
愛知県名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、患者さんが安心して治療を受けることができるように、さまざまな取り組みを行っています。
歯科医院はJR駅から近くて徒歩で行くにも公共交通機関を利用していくにしても便利な場所のショッピングモール内にあり、オムツ交換などにも便利なユニバーサルトイレや大きな駐車場もあるので、お子さんと一緒に通院するのに非常に便利です。
また、待合室で子供さんが安心して遊べるキッズスペースを完備し、受付のスタッフが見守る中で、院内で安心して待ち時間を過ごすことができます。また、小児歯科治療に関する専門的な知識と技術を持ち経験豊富な院長をはじめとしたスタッフが、緊張や恐怖心を最小限にして、患者さんがリラックスして診察を受けることができる環境づくりに配慮し取り組んでいます。
歯科矯正治療に関しても、成長途中の子どもさんから始められるマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」を、インビザラインに関する専門的な知識と技術や経験が認められたインビザドクターが行っています。
小児歯科や小児矯正治療内容や料金に関する無料カウンセリングも行っていますので、ぜひホームページからアクセスしてweb診療予約をご利用ください。
小児のための歯科クリニック、小児歯科の歯医者さんが教える「安全で痛くない麻酔や痛みの少ない子供の歯科矯正治療」について
25.05.08
カテゴリ:インビザライン
歯科治療で痛みを感じる治療とは
歯科医院での治療に「怖い」「痛い」という苦手なイメージをもっていて歯医者が嫌いな人は多いのではないでしょうか。確かに薬を飲んで治すなどの間接的な治療が多い内科などとは違い、歯科は歯を削ったり親知らずの抜歯、インプラント治療をする口腔外科などの直接的な治療が多く恐怖心を持ちやすいのも他の科の治療とは違う特徴です。
歯科治療で痛みを感じやすい理由
歯科には直接的な治療が多いというのも痛みを感じやすい理由の一つですが、歯の役割にも他の器官よりも痛くなりやすい理由があります。
口は、食べ物を中に入れると歯や舌を使って食べ物を噛み砕いたりすり潰したりしながら唾液と混ぜて、体に栄養を取り込みやすいように食塊(しょっかい)を作ります。そして、その食塊を喉まで運んで飲み込ませるまでが、口が食べ物から栄養を取り込むための働き(摂食(せっしょく)・嚥下(えんげ))です。
また、空気を体に取り込んで二酸化炭素を吐き出す「呼吸」や、人に伝達するために言葉を正確に発音するのも、口の中の器官が大きく関わっています。
このように、口は体の健康を維持したり、人とコミュニケーションをとる為に非常に大きな役割を持つ器官なのです。
そのため、口の中の異常に素早く気づけるように、口の中は痛みなどの何かの異変にとても敏感になっているのです。
また、小さなお子さんの場合は歯科医院の中の雰囲気や歯医者さんやスタッフのマスク姿等で緊張して、さらに痛みなどに敏感になってしまうこともよくあります。小さな子どもさんの治療の場合は、初めて来院した時の歯科医院に対して安心して治療が受けられたという体験が非常に重要です。予防歯科治療のために来院しながら歯科医院に慣れるのも緊張感なしの状態で治療を受けれるようになるために、おすすめな方法です。
痛みの少ない歯科治療
歯科クリニックでは、患者さんが治療途中に痛みをあまり感じないように様々な対策をしています。
例えば、治療が始まるまで待機する待合室には、患者さんの緊張をほぐすためのアロマディフューザーなどリラックス効果を促進する装置を設置したり、子どもさんがリラックスしてより良い状態で待てるように小児歯科には治療台でもアニメの動画が流れたり絵本の置いてあるキッズスペースがあるなどの対応をしている場合などもあります。
また治療室に関しても、歯科診療時の痛みを軽減するために様々な配慮や工夫がされています。
痛くない麻酔
歯の中には歯髄という刺激を痛みとして感じる神経があります。歯髄の上には象牙質、さらにその上をエナメル質が覆っています。むし歯や歯周病が進行すると、エナメル質が溶けて刺激が象牙質に伝わります。象牙質には象牙細管(ぞうげさいかん)という細い管が通っていて、そこに刺激が伝わると歯髄から痛みを感じるのです。
その場合、歯の感覚を麻痺させて、痛みを感じにくくする処置を行います。これが局所麻酔です。
麻酔は治療を始める前に歯の根元や歯茎から薬剤を注入することで麻痺を起こしますが、注入する場合は注射針を歯肉や歯に刺す必要があります。
針が刺さる痛みを感じにくくするため、歯科では表面麻酔を針を刺す場所に塗布したり、麻酔を注入する注射針を細いものにするなどの工夫をしています。最近では小さな注射針から薬剤を入れる速度をコントロールしてゆっくり注入することで痛みを抑えることができる電動の麻酔注射器なども使われています。
痛くない歯科矯正治療
歯科矯正治療は、歯並びを綺麗に整えたり、顎などの位置などを整えることで、かみ合わせのずれ(不正咬合)や顎の痛み(顎関節症)を改善するなどの機能的改善と、外見の見た目をキレイに整えるための審美的改善を目的に行われる治療です。
乳歯(子供の歯)が永久歯(大人の歯)に6歳ごろから生えてきてほとんどが生え変わる時期まで(混合歯列期)の15歳頃に治療を始めることが多いですが、顎骨などの成長状況や乳歯の歯並びなどから矯正歯科専門の歯科医師が予防歯科の観点から治療が必要と判断された場合、乳歯の時期から治療を行うケースもあります。
また成長途中の早い時期から治療を始めることで、顎骨や筋肉の成長に合わせて治療を進めることができるので、治療期間を短縮したり痛みを少なく抑えることができる場合が多くあります。
矯正治療で痛みを感じる時とは
矯正歯科治療は、顎骨などの骨格や筋肉の成長や位置などを調整して行う治療と、歯並びを整えるための歯列矯正治療があります。
今回のブログでは、歯列矯正で痛みを伴う理由を解説します。
歯列矯正は、歯や歯の周りの組織に力を加えることで、少しずつ歯を動かしていきます。すでに生えている位置から歯を動かすためには、外部から力をかける必要がありますが、この時に急激に歯に力をかけてしまう状態が続くと痛みが出てしまうことがあります。
ワイヤー矯正治療法
歯列矯正によく使われるワイヤー矯正治療法では、歯の表面に接着したブランケットという装置にワイヤーやゴムをかけて、歯に力をかけて動かしていく治療方法です。ワイヤーやゴムのけん引力は強いため、無理に歯に力を強くかけてしまうと歯に大きな負担をかけてしまうことがあります。このような事から、矯正歯科治療に伴う痛みが発生してしまう場合があります。
またワイヤー矯正治療法で使用する装置は、耐久性を保つために多くの場合金属などの硬い素材でできています。その場合、矯正装置の尖った部位などが舌や口の粘膜に当たってしまい、痛みがでてしまうことがあります。
さらに、ワイヤー矯正治療法の装置は歯科医院で定期的に歯のメンテナンスなどを行う検診時に調整するため、患者さんは自分で装置を取り外すことはできません。
そのため、装置が当たって痛みが出てしまっていて装着を続けるのが難しい状況でも次の検診まで取り外すことができず、傷が大きくなってしまうことがあります。
ワイヤー矯正治療法は食事や歯磨きをする際にも装着したままなので食物残渣(食べかす)や歯垢が歯に残りやすく、虫歯や歯周病が起こりやすくなるため、それがまた痛みの原因になってしまうことがあります。
矯正歯科治療は歯や顎などを動かしていくことが多いため、人によってはどうしても痛みを感じてしまうことがあります。また、装置を装着する違和感や不快感に耐えられず装置を舌で触るのが習慣になってしまったりすることで、舌を傷つけたり装着している装置がずれて粘膜などに当たってしまった場合に、痛みが出てしまう可能性もあります。
痛みの少ない歯科矯正治療法とは
では、痛みの少ない歯科矯正治療はないのでしょうか?
それらの問題を解決してくれる矯正治療法をご紹介します。
マウスピース矯正治療法
マウスピース矯正治療法では、患者さんの口から採取した歯型を基に作ったマウスピースを利用して歯の位置や向きを改善します。。
マウスピースは形状記憶の柔らかい素材でできていて、歯科医師に指示された一日の装着時間のみ装着し、歯科医師に指示されたタイミングで新しいマウスピースに交換することで、歯を動かしていきます。
ワイヤー矯正治療法に比べると歯にかける圧力は弱いので、部分的な移動や歯の向きを変えるなどに用いられます。
マウスピース矯正は、柔らかい素材であまり強い力をかけずに治療をするという特性から、治療中に歯や顎の痛みを予防したり、口腔内を傷つけたりするリスクを軽減することが可能であるというメリットがあります。
このことから、マウスピース矯正ならば「痛みの少ない歯科矯正治療」を受けることができるといえるでしょう。
さらに、マウスピース矯正の治療中や治療後にマウスピースを使ってホワイトニング治療に使える場合もあります。
愛知県名古屋市にあるプルチーノ歯科・矯正歯科では、3Dスキャナーを使って患者さんのお口の中の情報を取得し、その情報をもとにマウスピースを作製する「インビザライン・システム」を導入しています。
従来のマウスピース矯正治療の利点を生かしながら、さらに正確に患者さんのお口の中を把握してより精密なマウスピースを作れることで、患者さんの痛みや不安などを軽減して口の中の痛みから守ると同時に、安心した治療を受けていただくことができます。
子どもさんの矯正治療を対象とした「インビザライン・ファースト」も行っているので、お子様から大人まで痛みの少なく効率的なマウスピース矯正「インビザライン矯正」を提供しています。
プルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正治療や治療に必要な料金に関する無料相談をお電話かホームページからweb予約で受け付けています。院長をはじめとしたインビザライン・システムに関する十分な知識と技術・経験を持っていると認められたインビザドクターが、事前に患者さんのお口の中の悩みや疑問をお聞きしながらカウンセリングしたのち、患者さんの状態を理解したうえで最適な治療計画をご提案します。サイトから来院予約は土日祝日でも24時間いつでも受け付けておりますので、ご興味のある方はぜひ気軽にアクセスしてご利用ください。
この記事を参考に、安心して通える歯科医院で痛くない歯科治療を体験していただければ幸いです。
子供のための歯医者さん! 小児歯科クリニックでする子どもの虫歯予防とは?
25.05.08
カテゴリ:インビザライン
乳歯のむし歯予防はとっても大事!
乳歯(子供の歯)は、体の成長とともに永久歯(大人の歯)に生え変わります。「どうせ抜けてしまうなら、むし歯は放置しても大丈夫だろう」と思っている人もいると思いますが、実はそうではありません。
乳歯のむし歯が酷くなってしまうと、その後に生えてくる永久歯にも大きな影響を与えてしまうのです。
この記事では、乳歯のむし歯がどのようなものかを解説し、どうやって予防すればいいのかをご案内します。
乳歯の特徴
乳歯は、お母さんのおなかの中にいる胎児の頃に、乳歯のもとになる「歯胚(しはい)」ができるところから始まります。
歯の生えてくる時期には個人差がありますが、一般的には初めて歯が生えてくるのは上下の真ん中の2本(上下で4本)が生後6から12ヶ月頃で、2歳から3歳になるまでの時期に全て生えそろいます。
乳歯は全て生えそろうと上下左右で5本ずつの合計20本で、永久歯の28本(親しらずを除く)に比べると、上下左右それぞれ2本ずつ(全部で8本)奥歯が少ないのが特徴です。
乳歯のむし歯(う蝕)とは?
歯は、乳歯と永久歯ともに表側から主にエナメル質・象牙質(ぞうげしつ)・歯髄(しずい)という層に分かれて構成されています。
むし歯(う蝕)は、歯の表面に付着した虫歯菌(むし歯の原因菌)が、食べかすなどを栄養にして出す酸性の物質で歯を溶かして歯の表面に穴を開けて少しずつ内部に進行していく感染症です。
そして、エナメル質を溶かした虫歯菌がその奥の象牙質に進行し、更に内部に入り込んで歯髄(歯の神経)まで侵してしまうのです。
むし歯がエナメル質の層の間は痛みを感じることはありませんが、その中の象牙質には象牙細管(ぞうげさいかん)という細かい管が通っていて、それを通じて歯髄に刺激が伝わり冷たい水を飲んだ時などでも痛みを感じるようになります。
乳歯のエナメル質や象牙質は永久歯よりも薄くて酸に弱い特性があります。そのため、乳歯のむし歯は永久歯よりも早く進行して痛みを感じてしまいます。
成長期の大事な年齢の時期にむし歯になって口の中に痛みがあると、飲み物を口から摂取した時にも痛みがあるため、硬いものをあまり食べ無くなったり、食べ物をしっかりと噛んで十分な栄養を摂りこめないようになると、体全体に悪影響を与えてしまいます。
また、硬いものをあまり噛まないでいると、顎の成長がスムーズに進まないことで歯並びや噛み合わせにも影響が出てしまい、不正咬合や出っ歯や受け口などの顎変形症、顎関節症などを起こしてしまうこともあります。
乳歯は自然に抜ける順番や時期が決まっていますが、それはその後に生えてくる永久歯(後続永久歯)が十分に形成されて生えてくる準備が整うためのものです。
乳歯のむし歯は悪化してしまうと最悪の場合は歯が抜けてしまいます。あまりに早い時期に抜けてしまった場合には後続永久歯が生えるまでに時間が開いてしまいます。そうすると支え合っている他の乳歯が倒れて斜めになってしまったり、他の永久歯が斜めに生えたりしてしまい、本来そのスペースに生えてくるはずだった永久歯が生えてくるスペースがなくなってしまい、歯並びが崩れてしまうことがあります。
また、虫歯菌が歯髄まで進行すると根尖部に膿がたまってしまうことがあります。この場合、形成途中の後続永久歯の成長に悪影響を与えてしまい、永久歯が変色したり形成不全(形がきれいに整わない)になってしまう可能性があります。
そうなると、一生その状態の歯を使わなければいけなくなります。
このような事から、乳歯のむし歯はできるだけ予防することと、むし歯を発見した場合には早いうちに治療をして他の乳歯や後続永久歯に影響を与えないようにすることが、将来的なお口の健康を守るために非常に重要です。
乳歯のむし歯の予防方法
では、乳歯の虫歯予防のためには何をしたらいいのでしょうか。
ここでは、どんなタイミングでどんな風に歯磨きをすればいいのか、小児歯科ではどのようにしてむし歯を予防するのかをご紹介します。
効率的な歯磨き方法
歯に付着した虫歯菌はおやつや食事の食べかす(食物残渣(しょくもつざんさ))などを栄養にして、歯垢(しこう)を作ります。歯垢は歯に付着した状態で石化して歯石(しせき)になります。歯石の中では虫歯菌が増殖を続けて酸を出し、歯に穴を開けてむし歯を悪化させていきます。
食べかすや歯垢は歯ブラシで除去することができるので、できるだけ早い時期に歯の表面から取り除くのが重要です。
最近では赤ちゃんが哺乳瓶で砂糖の入った飲料を飲んでむし歯になるケースも増えています。
また、虫歯菌は口が乾燥していると増殖しやすいので、寝ている間に増殖しやすいという特徴があります。朝起きた時に口がネバネバしているのを感じることがあるかもしれませんが、これは口の中が乾燥して虫歯菌や歯周病菌が口の中でたくさん繁殖しやすくなっているのが原因であることがあります。
このことから、歯を磨くのは「①朝起きてすぐ朝食前②朝食後すぐ③昼食後すぐ④夕食後すぐ⑤寝る前」というタイミングが最適です。毎日同じタイミングに決めて歯を磨くのを習慣にしましょう。
また、歯並びや歯の大きさは人によってそれぞれ違います。鏡で見てみると、歯はきれいに並んでいても凸凹していて、1本ずつ少しずつ向きや生えている高さや溝の部分の深さなどが違うのが分かります。歯を磨くときには全ての歯に歯ブラシをしっかりと当てて適切な力で磨く必要があるので、多い歯をまとめて磨くのではなく1本ずつゆっくり丁寧に磨いていきましょう。また、歯間ブラシやフロスを併用して歯ブラシでは磨けていない場所を掃除するのもとても効果的です。
最近では小児用の歯を強くするフッ素の含有量が多いバナナやアップル味などの歯磨剤(歯磨き粉)も薬局などで販売されていますので、歯磨きをする時には使用するのもおすすめです。
子どもさんの場合は、お子さんが自分で歯を磨いただけでは十分に磨けていない可能性もありますので、できるだけ親御さんや周りの大人が仕上げに歯を磨いてあげると良いでしょう。
歯科クリニックでの予防方法
歯科医院では、患者さんのお口の中の状態を確認して、むし歯を早期発見したり、歯周病やむし歯を予防するための処置をする検診を定期的に行っています。
お家で丁寧に歯を磨いて口腔ケアをしていたとしても、どうしても磨き残しなどはでてしまいます。それをチェックしてお口の中の様々な悩みやリスクを軽減するために、クリニックではいろんな処置を行います。
◎プロフェッショナルケア(歯石除去・機械的歯面清掃)
歯垢や食物残渣は歯ブラシで除去することができますが、石化して歯石になってしまうと難しくなってしまいます。その場合は、歯科医院で歯石を除去してもらいましょう。
歯科医院では、特殊な装置で歯石除去をした後、歯の表面を研磨剤でクリーニングして整えます。この時に、歯の表面に薄く残ったバイオフィルム(歯周病菌や虫歯菌が生息している膜)や着色汚れも除去します。(機械的歯面清掃)
これらの歯科医院の診療室で歯科医師や歯科衛生士が行う処置を「プロフェッショナルケア」といいます。
◎フッ素塗布
お家での歯磨きの時に使う歯磨剤にも最近よく含まれているフッ素化合物は、エナメル質の中に入り込み歯を強化する性質があります。歯科クリニックでは、フッ素化合物を歯の表面に塗布することで、歯の表面に虫歯菌を付きにくくしたり、虫歯菌の酸が歯の中に侵入できないようにしています。
歯医者で塗布するフッ化化合物は、家で使う歯磨剤に配合されているフッ素よりも濃度が強いもので、6か月に1度歯に塗布することで予防効果が持続します。
また、それに併用して日頃の歯磨きで濃度の高いフッ素が入れてある歯磨剤を使うことで、虫歯菌の増殖を防ぐ効果を高い状態に維持できることが実際に科学的にも立証されています。
これ以外にも、生えてきたばかりの臼歯の溝をフッ素の入った薬剤で塞いでむし歯を防ぐシーラント処置などの予防方法もあります。
愛知県名古屋市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、大切な歯を虫歯や歯周病から守るために、予防歯科定期検診を実施しています。検診では、医療スタッフがお口の健康状態や虫歯リスクを専門の機器で測定し、その結果・情報をもとに患者さんそれぞれに合わせた予防法を提案し、むし歯になる心配のあるリスクを下げるために気を付けるべきポイントの指導をきちんと実践してくれるので安心です。
プルチーノ歯科・矯正歯科では、むし歯や歯周病になるリスクを抑えることができるマウスピース矯正治療「インビザライン矯正」や、歯をきれいに保つための「ホワイトニング治療」などの審美歯科や、いつまでも噛める口を維持するための「インプラント治療」なども行っています。
院長をはじめとしたインビザラインに関する専門的な技術や経験・知識を持ったインビザドクターが矯正治療に関する料金などの疑問や不安に関する無料相談を行っていますので、電話でのご予約か土日祝日などの休診日でも24時間予約ができる専門ホームページからのアクセスでweb予約をぜひご利用ください。
小児歯科のマウスピース矯正とは?種類やメリット・デメリット、気になる費用も解説!
25.05.08
カテゴリ:インビザライン
- 「マウスピース矯正」って、どんな治療?痛くない?
- 人気の「プレオルソ」と「インビザライン・ファースト」って何が違うの?
お子さんの歯並びでお悩みではありませんか?
実は、子どもには成長期だからこそできる「矯正治療」があります。
プルチーノ歯科・矯正歯科 名古屋院の小児歯科では「プレオルソ」や「インビザライン・ファースト」といったマウスピースを使った小児矯正を行っております。
取り外して歯磨きができるので、矯正治療中に心配な虫歯や歯周病のリスクをグッと減らすことが可能です。
食事のときに装置を外せるので、矯正中も、お子さんが大好きな食事の時間を笑顔で過ごせます。
今回は、当院のマウスピースを使った小児矯正について詳しく解説します。
小児歯科のマウスピース矯正とは?
小児歯科のマウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピースをお口に装着して、歯並びを整える治療法です。
ワイヤー矯正と違って目立ちにくいので、お子さんも抵抗感なく始めやすいのが特徴です。
大人の矯正で使われるマウスピース矯正は、歯を1本1本動かして歯並びを整えますが、お子さん向けのマウスピース矯正は少し違います。
小児歯科のマウスピース矯正は、成長期のお子さんの顎の骨の成長を促し、これから生えてくる永久歯が正しい場所に並ぶための土台作りを目的としている場合が多いです。
お子さん向けのマウスピース矯正には、既製品であるプレオルソと、お子さん一人ひとりの歯並びに合わせて作るオーダーメイドのインビザライン・ファーストがあります。
プルチーノ歯科・矯正歯科 名古屋院では、お子さんの歯並びの状態や、矯正の目的によって最適な矯正装置を選びます。
小児歯科のマウスピース矯正の開始時期は?
お口の中の状態はお子さんによって異なるため「何歳から」と一概には言えませんが、顎の成長が進む幼児期から矯正歯科医による定期的な経過観察を始めるのが理想的です。
7歳頃までを目安に一度、矯正歯科を受診し、パノラマX線写真による検査を受けられるのがおすすめです。
小児歯科のマウスピース矯正の種類
プルチーノ歯科・矯正歯科 名古屋院で取り扱っている、小児歯科のマウスピース矯正の種類は以下のとおりです。
- プレオルソ
- インビザライン・ファースト
プレオルソ
マウスピース矯正「プレオルソ」は、6~11歳のお子さん向けの、取り外しができる矯正装置です。
歯並びをキレイにするだけでなく、お口周りの筋肉や舌の動きを整えることで、将来の歯並びが悪くなるのを防ぐ効果が期待できます。
プレオルソは家で寝ている間と、日中の指定された時間だけ装着します。
お子さんご自身で着脱できるので、普段の生活への負担が少ないのが特徴です。
顎の成長を助け、歯並びが悪くなる原因となる口呼吸や舌の癖、口周りの筋肉のアンバランスにも働きかけます。
ポカンと開いたお口や、歯ぎしりの改善にもつながります。
インビザライン・ファースト
プルチーノ歯科・矯正歯科名古屋院では「インビザライン」を使った、お子さん向けのマウスピース矯正装置「インビザライン・ファースト」を使った小児矯正を行っています。
プレオルソとは異なり、歯を直接動かしてキレイに並べるのが得意な装置です。
従来のワイヤー矯正とは違い、透明なマウスピース型なので、矯正していることがほとんどわかりません。
お子さんご自身で取り外しができるので、お食事や歯磨きも普段通りでき、運動時も安心です。
ワイヤー矯正に比べて、痛みが少なく、治療期間も短い傾向にあります。
インビザライン・ファーストは、永久歯が生えそろう前のお子さんでも始められるマウスピース矯正です。
成長期のお子さんの顎の成長を活かしながら、無理なく歯並びを整えられます。
もちろん、すべてのお子さんにインビザライン・ファーストが最適とは限りません。
プルチーノ歯科・矯正歯科 名古屋院では、お子さん一人ひとりの歯並びや顎の状態を丁寧に診断し、最適な治療方法をご提案いたします。
場合によっては、他の装置と組み合わせて治療を行う場合もあります。
インビザライン・ファーストのメリット・デメリット
■メリット
- 見た目がほとんど気にならない
- 歯を計画通りに動かしやすい
- 食事や歯磨きのときは外せる
■デメリット
- 1日20時間以上の装着時間を守る必要がある
- 自分で管理する力が大切
小児歯科のマウスピース矯正の料金は?
小児歯科のマウスピース矯正の料金は、以下の3パターンに分かれます。
プレオルソ&部分ワイヤー治療による一期治療 | 550,000円(税抜:500,000円) (部分ワイヤー追加など追加装置代含む) [期間:1.5年制約] |
一期治療から二期治療(インビザライン)への移行 | 440,000円(税抜:400,000円) (二期治療 インビザライン に移行する場合) [期間:3.5年制約] |
インビザライン ファースト+インビザライン 二期治療 | セット料金:880,000円(税抜:800,000円) |
一期治療を行わず、二期治療から開始する場合も、費用は一期治療から移行した場合と同様に、80万円~(税込88万円~)となります。
しかし、早期に治療を開始し、一期治療のみで理想的な歯並びが実現した場合は、40万円(税込44万円)と費用を抑えることが可能です。
二期治療へ移行することになった場合でも、一期治療で得られた効果は二期治療をスムーズに進める土台となり、決して無駄にはなりません。
むしろ、一期治療を行うことで二期治療の難易度を大きく下げられ、結果としてお子様の身体的・精神的な負担を軽減し、より良い矯正治療へとつながるため、早期の治療開始をおすすめしております。
一期治療 | 主に顎の骨の成長をコントロールし、早期に悪い歯並びや噛み合わせの問題の改善を目指す治療 |
二期治療 | 永久歯が生えそろった後に、歯並びを細かく整え、噛み合わせを完成させる治療 |
小児矯正は、お子さんのやる気を持続させることがポイントです
お子さんの矯正治療は、ご本人ではなく保護者のご希望から治療をスタートするのがほとんどです。
治療開始当初は、お子さんが矯正装置に戸惑いを感じ、装着を嫌がったり、無意識に外してしまったりすることもあるかもしれません。
矯正治療をスムーズに進め、より良い結果を得るためには、保護者の方のご理解とご協力が不可欠です。
お子さんを根気強く励ましたり、装置の装着をサポートしたりするなど、 お子さんが前向きに治療に取り組めるよう、温かく見守っていただけますと幸いです。
もし、お子様の非協力的な態度が続く場合には、ご遠慮なくご相談ください。
ご家庭と歯科医院が連携し、お子さんにとって最善の方法を一緒に考えていきましょう。
当院では、お子さんに少しでも快適に治療を受けていただくために、以下の取り組みを行っています。
キッズルームを完備
受付前には、お子さんが遊べるキッズスペースをご用意しております。
遊び場があることで、歯医者さんが「怖い場所」ではなく「楽しい場所」というイメージに変わるのが大きなメリットです。
待ち時間を楽しく過ごせることで、お子さんは退屈や不安から解放されます。
治療後にガチャガチャを1回サービス
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当院では、治療をがんばったお子さんにガチャガチャを1回サービスさせていただいております。
ガチャガチャの中身は、甘味料がキシリトールのグミです。
キシリトールは、虫歯を予防する効果がある他、1週間~1ヶ月摂取すると口腔内の虫歯菌数を減少させます。
よく噛むことで唾液がたっぷり分泌され、お口の中を清潔に保つ効果も期待できます。
「当たり」の場合は、グミが2つ入っているかもしれません。
お子さんのデンタルグッズも豊富に取りそろえています
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当院では、お子さんのデンタルグッズのお取り扱いがございます。
お子さんの年齢に合った歯ブラシや歯磨き粉をお選びいただくことが可能です。
まずは「無料矯正相談」でご相談ください
プルチーノ歯科・矯正歯科 名古屋院では、矯正治療をご検討中の方向けに「無料矯正相談」を行っております。
インビザラインはもちろん、矯正歯科全般の知識・経験が豊富な「インビザライン矯正認定医」が担当させていただきますので、ご不安なことや疑問点は何なりとご相談ください。
「診察料」「カウンセリング料」「歯並びシミュレーション」のすべてが無料ですので、費用はかかりません。
歯並びシミュレーションでは、実際にお子さんが小児矯正を行った場合の最終的な歯並びを目で見てご確認いただけますので、モチベーションがアップする方が多いです。
お子さんの歯並びでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご予約はお電話または24時間Web予約にて承っております。