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一般歯科

AGEsって知ってますか?歯周病と糖質の関係

17.07.05

カテゴリ:一般歯科予防歯科治療

こんにちは。

管理栄養士

ではなく、歯科医師の小川です。私も独学ではありますが、食事と離乳食や食事と生活習慣病、食事と糖尿病など勉強していました。

歯科医師として食事管理がいかに重要か伝えていけたらいいなと思っております。そして私だけでは栄養管理の知識が不十分ですので、管理栄養士さんを患者さんと歯科とを、医科とを繋ぐ架け橋として一緒にお仕事していただいています。

まずはAGEsについてです。

みなさん、AGEsをご存知でしょうか?

AGEsとは終末糖化産物<Advanced Glycation End Products> といい、名前の通りタンパク質と糖が加熱されて出来た物質です。

AGEsは糖尿病合併症動脈硬化骨粗鬆症、後縦靭帯骨化症、筋萎縮、関節リウマチ、加齢黄斑変性、非アルコール性脂肪肝炎、インスリン抵抗性歯周病、アルツハイマー病、神経変性疾患、皮膚疾患、皮膚老化などの発症に強く関わっていると報告され、最近注目されている物質です。

AGEsの出来る過程ですが、体内で生成される場合と体外で生成される場合があります。

体内で血中のブドウ糖が過剰、つまり高血糖状態になると身体を作っている細胞や組織のタンパク質に糖が結びつき、体温で加熱されて糖化されます。体温で生じるなんて恐ろしいですよね。

AGEsの生成量は「AGEs量=血糖値×持続時間」で決まります。つまり高血糖状態が続けば続くほど、AGEsは生成されるのです。

ですので、糖尿病の方は勿論AGEsが増加します。AGE化したタンパク質は本来の機能を発揮しないため,免疫機能を刺激して炎症性の組織破壊を引き起こしやすいのです。また、メタボリック症候群の方でも脂肪細胞のAGE受容体とAGEが結合して脂肪細胞の悪玉化が生じます。脂肪細胞の悪玉化についてはまた後日ご紹介します。

そして体外の場合が更に恐ろしいです。タンパク質と糖が加熱されると生じるということはこちら、

クレープなんてAGEsの塊です!!!

フライドポテト、ホットケーキこれらも全てAGEsが生成されています。生成されたAGEsの一部は消化の段階で分解され、約7%は排泄されずに体内に溜まっていきます。

このAGEsですが、気をつけて頂きたいのは生活習慣病などの疾患を持った方だけではありません。AGEsは胎盤を通して母体のAGEが胎児にも移行するのです。ですのでAGEの対策は赤ちゃんの頃から、胎児の頃から行う必要があります。

そしてAGEsによる老化は、肌のくすみや、ハリが失われたりシワが増えたりなど、見た目の老化にも影響しますので女性は気をつける必要があります。「老け顔は早死にする」という話は嘘でなないということです。

次回はAGEsの予防と対策について書きたいと思います。食事方法などで対策が出来ますので、若々しく健康でいるために読んでいただけたらと思います。

そして、歯科と医科は分離されがちですが、歯周病になる原因も病気になる原因も同じところがあるので、何らかの病気とお医者さんに診断された方は歯周病も患っている可能性が高いですので、歯科を受診していただくことをお勧め致します。

 

 

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プルチーノ歯科・矯正歯科は、イオンモール新瑞橋内にあるので、 大型駐車場が完備されております。
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